この記事では、基礎知識から実践的な活用方法まで、わかりやすく解説します。専門用語もできるだけ噛み砕いて説明していきます。
インハウスSEOとは、企業が外部業者に依頼せずに、社内の人材と知識だけでSEO対策を行う手法です。
インハウスSEOとは何か
SEO対策を実施する際、自社で行うか専門業者に依頼するかで悩む企業は多いでしょう。インハウスSEOは、コスト面や運用面での課題を解決できる可能性がある重要な選択肢です。
アウトソーシングとの違い
インハウスSEOとは対照的に「SEOアウトソーシング」という選択肢があります。SEOアウトソーシングは、SEO対策をすべて専門業者に外注することを指します。
以下のようなケースではアウトソーシングが適しています:
- サイトのSEOに注力する期間が短い・決まっているなど、一時的なプロジェクトとしてSEO対策を進める場合
- 社内に専門の担当者を有さず、社外の専門家に全面的にアウトソースする方針の場合
セミインハウスSEOという選択肢
企業によっては、SEO対策を完全に自社内だけで行うことが困難なケースも多いです。その場合には「セミインハウスSEO」という方法がおすすめです。
セミインハウスSEO対策とは、SEO対策の一部を外部に依頼する手法です。セミインハウスSEOの体制を構築するには、まずSEOで実現したいことを明確にします。
そこからインハウスで対応する施策と、アウトソーシングする施策を切り分けて整理し、専門知識を備えた外部の支援会社と共にPDCAを回していきます。セミインハウスSEOから無理なく始めて、人材が社内で育ってくれば、インハウスSEOに移行していくことも可能です。
インハウスSEOの5つのメリット
インハウスSEOには、外部委託では得られない多くのメリットがあります。それぞれの利点を詳しく見ていきましょう。
PDCAサイクルを素早く回せる
自社ですべてSEO対策を行うということは、PDCAを迅速に回せるというメリットがあります。ビジネスではあらゆるシーンで使われるPDCAとは、Plan(計画する)、Do(実行する)、Check(効果計測する)、Action(改善策を実施する)のことで、業務改善に重要な意味を持っています。
インハウスSEOを行う際には、専門の担当者がいるとSEO対策を外部に委託・依頼するよりも、スムーズに実施できます。主に課題の発見や必要な対策の考案・実施が外注するよりも素早く行えます。
外注先からの返答を待つ必要がないので、必要な対策を絶好のタイミングで講じることもできるでしょう。
社内にSEO対策のノウハウを蓄積できる
自社でSEO対策を行うということは、施策プロセスなどを含むすべてのSEO対策に関するノウハウが自社に蓄積されます。
このノウハウは自社の「資産」にもなりうるのでとても貴重です。
SEO対策のメリットは、対策を講じて得られる結果だけでなく、結果を得るために必要な工程や方法・経験なども得難いものだからです。SEO対策をすべて外部の業者に委託すると、これらのノウハウが蓄積することはあまりありません。
自社で試行錯誤をして得た経験や知識は、すぐには結果に結び付かなくても、自社ならではの大切な資産となることでしょう。
SEOコンテンツの外注費用を抑制できる
誰もがイメージしやすいことですが、自社で完全にSEO対策を行えば、外注にかかる費用を必要としません。もしサイトの構築からコンテンツの作成まですべて自社で行わなかったとしても、指示書やフォーマット・企画を自社で作成し、コンテンツの制作のみ外注するだけでも、外注費用を抑えることもできます。
また専門の業者に執筆を依頼することで、高品質なコンテンツを多数用意することもできるので、SEO対策としても有用です。高品質なコンテンツを保有していることは、Googleに評価を得ることに繋がるので重要です。
コミュニケーションの負担が軽減される
SEO対策を外部に依頼すると、色々な立場の人が依頼に関わるので、それらの人達とのコミュニケーションが不可欠になります。しかしインハウスSEOであれば、社内の関係者だけで完結できるので、コミュニケーションの負荷が軽くなることにもつながります。
SEO対策とは担当者1人だけで行うのではなく、多くの部署と連携を取りながら継続的に施策を行っていく必要があるからです。例えば営業・エンジニア・デザイナー・商品開発部など、色々な部署の人とのやり取りが必要になります。
もし外部にSEO対策を委託している場合は、社内の関係者以外にも、専門業者からの要望や提案をまとめた上で社内の関係者たちとコミュニケーションをとらなければなりません。またSEO担当者に知見がないと、本来やってもらいたい施策とは微妙にズレた情報を社内メンバーに伝えてしまうことも少なくありません。
そのため、インハウスSEOができれば、社内の調整だけで完結できるので正確かつスピーディに対応できます。
社内ならではの効果的なSEO対策が可能
Googleなどの検索エンジンが目指すのは「ユーザーにとって価値のあるコンテンツ」が並んだSERP(検索結果画面)です。アルゴリズムもユーザー視点に合わせた方向に日々アップデートしています。
つまり、今後SEO対策を用いてマーケティングを行うなら、商品やユーザー、競合や業界のことを熟知した人がやるのが効率が良いでしょう。そのため、自社の社員だからこそできるSEO対策も多くあります。
結果的にSEO対策のインハウス化を行うことで、より高い集客効果が期待できるのです。
インハウスSEOの3つのデメリット
インハウスSEOには多くのメリットがある一方で、実施する上での課題も存在します。これらのデメリットを理解した上で導入を検討しましょう。
人材確保が困難
インハウスSEOでコンテンツの品質を担保するためには、SEOノウハウを保有しており、実際の施策に活かせる(キーワード選定やタグの知識など)人材が必要になります。即戦力人材をすぐに採用できれば問題ないのですが、要件を満たした人がなかなか見つからないという理由で、インハウスSEOの実施が実現できないケースもあります。
また、インハウスSEOの担当者を育成する場合も、「教えられる人がいない、または時間が取れない」「担当者を任せられるようになるまでに時間がかかる」などの理由で、実施の意思決定に至らないこともあります。
制作を外注するにしても、コンテンツ品質を担保できる担当者が必要なので、SEO知識のある人材の採用・育成がハードルになることも多いです。
周囲の理解を得ることが困難
インハウスSEOは、中長期目線で投資・施策を実施していくことが求められます。短期の成果が求められる場合は、予算が承認されないケースも珍しくありません。
そのため、SEO施策に注力することで得られるトラフィックやコンバージョン数の増加など、具体的な施策成果を数値シミュレーションした上で社内検討を進めると、経営陣含め社内の理解が得られやすい場合があります。
豊富な専門知識が必要
インハウスSEOを行う上でのデメリットは、SEO対策に関する専門知識が必要不可欠という点です。SEO対策は20を超える膨大な施策方法がありますが、その施策のどれをどのタイミングでどのように行うかの判断は非常に困難です。
例えば、Googleでの検索順位を上げる施策を考える上で、「ユーザーの検索意図」を考慮してコンテンツを制作することや、内部リンクの最適化などが挙げられます。しかし、どの施策を行えばいいのか・どんなふうに行うのかはやってみないと分からないことが多いです。
さらにインハウスSEOを行う担当者を育成するための手間や時間が必要になるでしょう。
インハウスSEOが向いている企業の4つの特徴
インハウスSEOを成功させるには、企業側にも一定の条件が整っている必要があります。以下の特徴に当てはまる企業は、インハウスSEOに向いていると言えるでしょう。
SEO対策の情報収集が積極的にできる
自社でSEOを行う場合、「外部からの情報収集は不可欠」です。SEOの専門会社に外注するのであれば、最新情報や他社での事例などの情報共有が行われます。
しかし、自社だけでSEOを行う場合は、情報収集も自社で動く必要が出てきます。だからこそ、外部からの情報収集を積極的に行わなくてはなりません。
SEOに関する国内外の情報をチェックしながら、関連するウェビナーには積極的に参加して交流を図ってみてもいいでしょう。
SEO担当者がいる・用意できる
SEO対策は誰でもすぐに行えて・すぐに成果が出るというものではありません。そのためSEO対策の専門性を高める・高い人材が必要になります。そこで、SEO対策の専任者がいたほうがいいのは言うまでもないでしょう。
しかし、SEO対策の専任者を用意することが困難という会社も少なくありません。その場合には、Webサイトの担当者がすでに社内にいれば、まずはその人にSEO対策を任せるのもいいでしょう。
ゆくゆくはSEO対策の専任者を用意する・専任者として教育するのがおすすめです。
SEO対策はそれだけでも膨大な作業量があるので、兼任を続けることは困難だからです。
SEO対策の目的が明確である
インハウスSEOの場合は、委託会社からの提案がないために、自分たちで戦略立案を行わなければなりません。そのため、SEOで実現したいことが明確になっている必要があります。
まずは、適した目的がなければ、SEO施策が正しいのかどうかも判断することができません。自社内でビジョンを描けるかどうかは、インハウスSEOが可能かどうかの判断基準になるでしょう。
SEO対策の重要性が社内で共有されている
インハウスSEOは思い立ってすぐにできるものではありません。SEOのノウハウをイチから社内に蓄積していくという地道な取り組みです。
コストも時間もかかることですから、SEOの重要性が社内で理解されている状態になっている必要があります。社内のさまざまな部署との連携があってこそ、SEOによって成果が生まれます。
SEOの重要性をしっかり認識してもらうことで、インハウスSEO化を目指しましょう。
インハウスSEO担当者の5つの業務内容
インハウスSEO業務を行う際には以下の5つの工程が必要です。それ以外にも、自社にとって必要な業務を増減させていくといいでしょう。
- 目標設定
- 社内コミュニケーション
- サイト改善
- コンテンツの制作
- コンバージョンの最適化
目標設定
まず最初に行うのは、SEO対策を行ってどんな目標・成果を達成したいかを明確にすることです。よくある目標設定に「検索順位のアップ」を挙げるケースがありますが、この目標はあまりおすすめしません。
それは、検索上位に自社のサイトが表示されて、ユーザーの流入が増えたとしても、それが問い合わせや売り上げといった「成果(コンバージョン)」に繋がるとは限らないからです。
ここで設定しなければならない目標とは、自社サイトに来てもらってからの行動です。ユーザーがどんな行動を起こしてほしいかを逆算して、キーワードを選ぶ・サイト構築をしましょう。正しくキーワードを設定することで、自社が狙いたいターゲット層へのアプローチに繋がります。
社内コミュニケーション
インハウスSEO対策を実施すると、外注費の削減にはつながりますが、有料ツールの使用やWeb改修の際には費用がどうしても発生します。そのため、どの程度の予算を設けるのかは事前に社内で共有しておかなければなりません。
したがって、どれくらいの期間にどれくらいの成果ができるのかをシミュレーションをして具体的な数字を出しておきましょう。
サイト改善
すでに自社サイトがある場合には、サイトの改善を行う必要があります。その場合には以下の点について事前に確認することをおすすめします。
内部リンクの設置
SEO対策の中でも比較的容易に実行できる・かつ効果的な方法に「内部リンクの設置」があります。内部リンクとは、自社サイト内のページをつなぐリンクとしての役割を持っています。
内部リンクを設置することで、検索エンジンのクローラーが巡回しやすくなるので、正しく評価を受けることが期待できます。さらにユーザーにとっても、関連しているページにすぐアクセスできるので、ユーザビリティにもつながります。
重複コンテンツを避ける
自社サイトの中に、ページのURLが異なっているけど内容としては似ている・同じものがないかは確認しておきましょう。重複コンテンツがあると、検索エンジンのクロール率が下がってしまうだけでなく、コンテンツの水増しとみなされてペナルティとしてページの評価が下がってしまうことがあります。
ページの内容を統合・削除するなどで対応しましょう。
ページスピードを改善する
サイト内のページ表示に時間がかかってしまうと、検索エンジンからネガティブな評価を受けることもあります。
- サーバーの通信回数を削減する
- 画像サイズを最適化する
- データ通信料を減らす
- スクロールせずに見える範囲のコンテンツの最適化
といった方法でページの表示速度が改善できます。さらにツールなどもあるので、最適な方法を見つけてください。なお、コンテンツの制作にWordPressを使っている場合は、あまり多くのプラグインを入れすぎないことをお勧めします。
プラグインが多すぎると、表示速度に影響を与えるからです。必要な数のプラグインに絞って、無駄なプラグインがないか・更新をしていないプラグインがないかをチェックしましょう。
スマホ向けサイトに改善する
インターネットを使っているユーザーが最も使っているデバイスは、実はパソコンではなくスマホです。そのため、自社サイトも必然的にスマホ向きにも表示しやすいサイト構築にする必要があります。
さらにGoogleは2015年のアップデートで「モバイルフレンドリーであるサイトを優遇すること」を公言しています。パソコンだけでなく、スマホからアクセスしたときにコンテンツがどのように表示されているかも確認しましょう。
コンテンツの制作
サイトの要ともなるのがコンテンツです。そのコンテンツ作りに際しても、検索エンジンに評価されるような仕組みにする必要があります。
- キーワードの選定
- ユーザーの検索意図を考慮したコンテンツ作り
- titleタグを正しくつける
- descriptionはできるだけわかりやすく
- 画像検索にも対応させる
キーワードの選定
まずコンテンツ制作の前には、何について執筆するのかの「キーワード」の選定が必要です。ユーザーがどんな検索ワードで自社サイトにたどり着いているのかを知る必要があります。
そのためには「Google Search Console」といったGoogleが提供するツールを使うことで現状が把握可能です。なおGoogle Search Consoleは無料で利用できるので、ぜひ導入すべきツールの1つです。
その他にAhrefsといったSEOツールも使って、競合サイトはどんな検索キーワードでユーザーの獲得を実現させているかの分析も必須です。自社サイトで何をすべきかは、すでに検索上位に挙がっているサイトや競合他社の状況、そして業界のトレンドなどを複合的に調査・把握する必要があるからです。
ユーザーの検索意図を考慮したコンテンツ作り
ユーザーはなぜ、そのキーワードで検索を行うのか、多角的に分析しながら、そのニーズに応えるSEO記事を作成します。ユーザーの心に刺さる内容にするためには、実際にユーザーにヒアリングしたり、SNSでキーワードにまつわるトピックスを調べたり、Yahoo!知恵袋でどんな質問があるのかを確認したりする方法があります。
ユーザーの関心を想像しながら、検索意図をとらえたコンテンツを作っていきましょう。そのほか「再検索ワード」と呼ばれる、キーワードを知ることで、検索意図を考察することにも役立ちます。
再検索ワードとはGoogleにおいてユーザーが特定のキーワードで検索した際に、検索結果ページの一番下に並んでいる「他のキーワード」のことを指します。
titleタグを正しくつける
titleタグとは、サイトやページのタイトルを指定するための「HTMLタグ」のことを指します。このtitleタグを適正にすることでページがユーザーの目に止まりやすくなります。その他検索エンジンにもコンテンツの内容を正しく伝えることができるので重要です。
まずはキーワードを含めて目を引くタイトル作りをしましょう。さらに文字数は30文字程度に収めましょう。タイトルは長すぎても、Googleの検索結果一覧に表示される際に最後の部分は省略されてしまうからです。
またキーワードはなるべく左詰め(最初)に出しておくとキーワードで検索したユーザーの目にも留まりやすいです。
例「キーワード:SEO対策」
「SEO対策とは何か|実施方法とメリット・デメリットを解説」
descriptionはできるだけわかりやすく
descriptionとは、検索結果に表示される黒文字のテキスト部分のことです。ユーザーから見て、そのページにはどんな内容が書かれているのかが分かるようにするためのものです。
ユーザーが検索結果の画面からクリックしてくれるかどうかは、このdescriptionが影響していることもあるからです。なおdescriptionの文字数は、120~140文字くらいを目安にして、検索キーワードも盛り込みつつ、もっと内容を知りたいと思わせるような内容にしましょう。
画像検索にも対応させる
画像検索から、自社サイトへの流入を促すのも、SEO施策です。SEOを意識した画像にはすべて「alt属性」を設定する必要があります。
alt属性とは、画像を説明するテキストのことです。説明はできるだけ簡潔にわかりやすいものにすることがポイントです。また、通信環境の影響で画像が表示されなかったとしても、画像の意味が分かるので、文字と同様にメッセージ性のあるものです。
コンバージョンの最適化
SEOによって自社サイトへの流入を増やすのと同時に、成果につなげるためにコンバージョンの最適化(CRO)を行う必要があります。
CRO(Conversion Rate Optimization)とは、自社サイトを訪れたユーザーが、問い合わせや商品・サービスの購入といった行動をしてくれるように、サイトの構造や導線設計を改善することを意味します。ユーザー行動を定量的・定性的に分析しながら、フォームやページ内の導線を改善して、コンバージョン率を高めていきましょう。
インハウスSEOに役立つ6つのおすすめツール
インハウスSEOを成功させるためには、適切なツールの活用が不可欠です。ここでは、特におすすめのツールを紹介します。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。有料の上位版もありますが、まずは無料版で問題ないでしょう。
「Googleアナリティクスの登録」では、アカウント名やデータ共有設定・プロパティの設定・ビジネス概要の選択・利用規約の同意が主な内容です。基本的に指示に従っていけばいいだけなので、難しいところはないでしょう。
トラッキングコードの設置では、Webサイトへの訪問者のデータを取得するために各ページに埋め込んでおくコード(プログラミング)を置く作業を指します。
サイトを登録しておくと、訪れたユーザーの人数や使用デバイス、直前の経路など、数多くのデータを抽出できます。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、サイト内部の詳細な状態を確認できるツールのことです。Googleアナリティクスと同様に、こちらでもGoogleアカウントが必要になります。
サイト登録では追加したいサイトのURLを入力します。登録する方法は2つありますが、用途に応じて異なります。
ドメイン
「www」のあり・なしや「http://」「https://」の違いに関わらず、一括での登録・集計が可能。※ページ数が1000を超えるようなサイトはこちらが推奨
URLプレフィックス
特定のディレクトリー配下のみの場合はこちらを使用がおすすめ
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Googleが用意しているキーワード調査ツールです。自社の商品・サービスに関係の深い言葉を入力すると、キーワードの候補が提案され、それぞれに検索ボリュームや競合性、Google広告での入札単価などが一覧表示されます。
無料で使えますが、Google広告に一定額以上の広告出稿をしないと、詳細なデータが得られない仕組みになっていますので注意が必要です。
Googleトレンド
Googleトレンドは、検索キーワードの検索回数を測定し、その推移を追跡するツールです。検索キーワードの変化からユーザーのトレンドの動きを読み取ることができます。
自社サイト内で対策済みのキーワードの検索ボリュームを調べて見直しを図ったり、急上昇しているキーワードに合ったコンテンツをタイムリーに用意する際にも役立ちます。
ahrefs(エイチレフス)
ahrefsは、被リンク調査ツールとして知られています。競合サイトの調査分析、SNSで話題になっているコンテンツの調査、特定キーワードによる検索ボリュームの調査など、幅広い機能を備えています。
2021年7月の時点では有料版のみですが、ライトプランが99ドル、スタンダード179ドルと、導入のハードルは高くはありません。競合サイトの分析・調査にはうってつけのツールなので、こちらも導入しておくことをおすすめします。
SEMRush(セムラッシュ)
SEMRushは、オールインワンツールで、幅広い機能がバランスよくまとめられています。専門のSEO会社であれば、特定の機能に特化したツールを使い分けることが一般的ですが、自社でSEOを行うのであれば、必要な機能が高レベルでまとめられているSEMRushひとつで十分でしょう。世界的にはスタンダードなSEOツールです。
- 競合サイトを見つける
- 競合サイトの分析
- キーワードの選定
- WebサイトのSEO監査
SEOだけでなく、広告分析やSNS分析、トラフィック分析などデジタルマーケティングに必要な機能も豊富に揃っています。
Googleのデータポータと連携することもできるので、これ1つでSEO対策やそれ以外の施策も行えるのが強みです。
よくある質問
Q. インハウスSEOとアウトソーシングはどちらがおすすめですか?
A. 企業の状況によって異なります。SEO担当者がいて中長期的に取り組める企業はインハウスSEO、専門知識がなく短期間での成果を求める企業はアウトソーシングが適しています。セミインハウスSEOから始めることも可能です。
Q. インハウスSEOに必要なスキルは何ですか?
A. キーワード選定、コンテンツ制作、内部対策、データ分析などの専門知識が必要です。また、各種ツールの活用スキルや社内コミュニケーション能力も重要になります。
Q. インハウスSEOの効果が出るまでの期間はどのくらいですか?
A. 一般的に3~6ヶ月程度で効果が見え始めますが、競合状況やキーワードの難易度によって異なります。中長期的な視点での取り組みが重要です。
Q. インハウスSEOで最も重要な業務は何ですか?
A. 目標設定とユーザーの検索意図を理解したコンテンツ制作が最も重要です。適切な目標がなければ施策の方向性が定まらず、ユーザーニーズに合わないコンテンツは検索エンジンからも評価されません。
まとめ
インハウスSEO対策について詳しく解説してきました。インハウスSEO対策は、自社でSEO対策をすべて行うことですが、企業によってはそれが困難なケースも多々あります。
コンテンツ制作などサイト制作や改善など一部を外部に委託する「セミインハウスSEO」という方法も可能です。外部に委託する程度や内容は企業によってさまざまですが、業務の効率化のためにもインハウスSEO、セミインハウスSEO・アウトソーシングのいずれかを選択しましょう。
自社の状況を正しく把握し、LLMO対策も含めた包括的なSEO戦略を構築することで、より効率よく業務改善につながり、成果も期待できます。まずは自社のリソースと目標を明確にした上で、最適なSEO実施体制を検討してみてください。
専門家からのアドバイス
情報を活用する際は、自社の状況に合わせてカスタマイズすることが重要です。そのまま真似るのではなく、本質を理解して応用しましょう。
この記事のポイント
- 最新の情報を網羅的に解説
- 実務で使える知識を提供
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