SEO対策をする際に専門の業者に依頼をしようと考えることは多いでしょう。しかし、SEO業者と一言にいっても、実力や実績も様々で、まさに玉石混交の状態です。
SEO業者に依頼をしたけど、費用だけがかかって結果・成果に結び付かないというトラブルもあるのが実情です。
SEO対策はすぐに成果が得にくい施策方法なので、どの業者にすればいいのか不安と思うことも多いでしょう。
そこで、悪質なSEO業者の特徴や実績・信頼のできるSEO業者の選び方なども詳しく紹介していきます。
悪質なSEO業者の特徴
守秘義務を理由にリンク元の開示を拒否する
もともと被リンクをつけることで上位表示をさせることを約束しているので、顧客の中にはリンク元を開示してほしいというケースもあるでしょう。
しかしその場合に、「サイトを開示すると他のクライアントのサイトがわかってしまうので、守秘義務により開示できない」といって情報を開示しない悪質な業者がいます。
理由としては「そもそもリンク元など存在しない」ため、開示できるものがないからです。
顧客も「とりあえず上位表示をしていれば問題ないか」ということでなんとなく納得してしまい、払う必要のない報酬を毎月SEO業者に支払い続けてしまうのです。
仮に「リンク元を開示してくれないのならば解約する」とクライアントが強く主張をしたとしても、悪徳SEO業者は平然と次のような回答をします。
「解約をしたらリンクを外しますので、順位が落ちてしまいますよ。それでもいいですか?」
何もしていないのに、こういったセリフでクライアントを脅すことなのです。
上位表示しなければ素直に解約に応じるケースが多い
サイトによってはそのまま永久に上位表示しないこともあります。
とりあえず上位表示さえしていれば、クライアントも月々の報酬を支払ってくれますが、まったく順位が変わらなかったり逆に下がってしまったりしたときには、クレームを受けることになります。
そのケースであれば、悪質なSEO業者は比較的素直に解約に応じることが多いです。
それもそのはずで、そもそも適切なSEO対策をしていないのだから、上位表示される可能性は限りなく低いでしょう。
時間ととともにクライアントの不満が爆発して裁判などに発展すると面倒なので、すなおに解約に応じてしまうわけです。
解約に応じたとしても、最初から何もしていなかったわけですから、損失を被ることもありません。
仮に解約に至ったとしても、それまでの期間は何もせずに報酬だけ受け取れていたので、契約できた時点で業者だけが得をするという構図になっています。
リース契約やクレジット契約をすすめる
リースやクレジットをお勧めしてくる会社も悪質な会社が多いといわれています。ただし、これらの契約がすべて悪いという意味ではありません。
しかしはじめからその支払い方法を進めてくる営業の場合は、自社の販売を最優先しているので、サービスの質が悪いことが多い傾向にあります。
さらに一度契約をしてしまうと、高額な解約金を請求してくる会社もあるので要注意です。
強引な営業をしてくる
電話営業や訪問営業をしてくる会社は避けましょう。
なぜなら、悪質なSEO会社は営業行為にとても力を入れており、さまざまなトークで契約を取ろうとするからです。
その代わりに肝心のSEOについては実力がないばかりか詐欺行為をする業者までいるのが実態です。
営業人員にかなりの費用をかけているので、一度断っても別の人がどんどん営業してくる会社などもあります。
営業トークにつられて契約したけれど、SEO効果が出ない悪質な詐欺会社だったということは良くあります。
プロのはずなのに電話営業をしてくる
何もしなくても、たまたま上位表示をしたクライアントからだけ報酬を受け取って、上位表示ができない場合には顧客から要求されればすぐに解約に応じるという対応であれば、あまり大きなトラブルに発展するケースは多くありません。
そのため、このような悪質なSEO業者は数多く存在しています。
しかし、このような悪質SEO業者の多くは「電話営業」で顧客探しをするという特徴があります。
ほぼすべてのSEO業者は、自社のサイトを持っています。SEO業者は当然SEO対策のプロなのだから、インターネット上で営業・集客ができないわけがないからです。
とはいえ、電話営業をするSEO業者=悪質というわけではありません。
しかし、電話で営業をしているSEO業者に、インターネットでの集客を強化しましょうといわれても説得力があるでしょうか?
その場合には「SEO業者なのにどうして電話で営業をするのですか?」と聞いてみるのもいいでしょう。
「絶対に上位になる」といってくる
「必ず〇位に表示させます!」
「検索順位保証!効果なければ返金します!」
このような会社も避けましょう。
順位保証型のSEO会社はよくある悪質な代表的パターンです。
よく過去の実績として「”○○ クリニック”で1位獲得!」など紹介している会社がありますが、特定の一定期間であったり、嘘であったりするので実用的なSEOとはいえないでしょう。
そもそも、検索エンジンを提供しているGoogle検索チームの社員でも検索で1位を保証することはできないとしています。
順位を決める仕組みはアルゴリズムと呼ばれ、アルゴリズムの種類は200を超えます。
その一つ一つが複雑に組み合わされた結果として表示されるのが検索結果です。
しかも毎日いくつかのアルゴリズムが更新されているので、Google検索チームの社員でもすべて把握している人はいません。
適切でないSEO対策をする
被リンク(外部リンク)を大量に増やす
「リンク数が大事ですよ」
「弊社が持っているたくさんのホームページから御社ホームページにリンクを貼ります」
リンクを大量に貼る対策はペナルティを受けてしまいますが、今でもこの方法を使うSEO会社があります。
また、被リンクはどんなに質が良かったとしても、ペナルティのリスクは常にあることを覚えておきましょう。
そのため「ドメインとIPの分散率が高い」「アンカーテキストを自然に設置できる」とアピールされても危険性は変わりません。
なお業者の中でも特に悪質な会社は、一度契約してしまうと被リンクを外すよう求めても応じず、外すには数十万円から数百万円の追加請求をするところがあります。
キーワードを詰め込む
背景と同じ色の文字で大量のキーワードを入れたり、ページの文章の中に不自然なほどキーワードを入れ込んだりします。
この方法もまったく効果がでないかペナルティの対象となります。
最近はこのケースは減ってきていますが、念のため知識があるほうが良いのでご紹介しました。
中でも「ビッグキーワード」での上位表示事例を提示してくる場合は要注意です。被リンク提供を明言していなくても、検索数の多いビッグキーワードでの上位表示事例を全面に押し出してくる場合は、被リンク利用を疑った方がいいからです。
もともとサイト自体に力がある(ドメインパワー)があればビッグキーワードでの上位表示を狙うことは十分に可能ですが、ごく一部です。
さらに上位表示ができなくて悩んでいるサイトはほとんどドメインパワーも強くないので、ビッグキーワードで狙うことを提案する業者は悪質かもしれないと疑った方が無難です。
低質なコンテンツを量産する
「コンテンツSEOの時代です!」
「弊社のプロライターが書く記事をコンテンツとして紹介しましょう」
コンテンツは大切なSEOの要素です。
SEOではユーザーに役に立つコンテンツを入れることが重要なので、そのような低品質の記事を大量にいれても意味がありません。
しかし、信頼性の低い内容ばかりの記事を書いたり、中身のない薄っぺらいコンテンツを大量に増やしたところで効果はありません。
悪質な会社は、丁寧な分析をせず、簡単な提案と共に〇〇のキーワードで記事を増やしたほうがいいですよと伝えるケースが多いようです。
「何記事で〇十万円です」とか「狙いたいキーワードと関連性のある記事を大量にサイトの中に作ればSEO対策になります。」という感じです。
しっかりしたSEOは、ホームページの目的をしっかり決め直す、現状分析、ページの見直し、キーワード選定、施策などのプロセスを経るものです。
特に2016年の終わり頃から、Googleはコンテンツの品質について厳しく対応しているので、やみくもに記事を増やすだけではあまり意味がありません。
悪質なSEO業者を見極め、良い業者を選ぶポイント
自分・自社もSEO対策に対する知識を持つこと
平常業務に追われている・SEO対策に避ける人員が確保できないといった理由はそれぞれあります。
しかし悪質なSEO業者とは、そんな企業や顧客の状況を悪用して売り込みにきます。SEO対策に対して知識がほとんどない・意識が高くない顧客はよりだましやすいからです。
そのため、たとえ業者に依頼をしたとしても、対策・管理をすべて業者に丸投げしないことです。
GoogleのSEOやホームページの品質のためにガイドラインでは、SEOスターターガイドを公表しています。中でも「SEO対策が必要なケース」の「業者の選択」の項目で以下のように推奨しています。
- SEO 業者が提案する変更の実装を真剣に検討する。SEO 業者が提案する変更を実装するには、時間と労力がかかります。変更に時間をかけるつもりがないなら、プロフェッショナルを雇う意味はありません。
- SEO 業者の候補と面談する。SEO 業者に対する効果的な質問の例を以下に示します。
- 過去の作業のサンプルと成功事例をいくつか紹介してもらえるか。
- Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に従っているか。
- オーガニック検索に役立つオンライン マーケティング サービスやアドバイスを提供しているか。
- どのような結果が期待されるかと、その日程、成果を測定する方法。
- 同業種での実績。
- 該当する国や地域での実績。
- 外国語サイトの開発経験。
- 最も重視している SEO 技術。
- 創業年数。
- 連絡方法。サイトに加えたすべての変更に関する情報、およびアドバイスの内容に関する詳しい情報とその理由を伝えてくれるかどうか。
- SEO 業者があなたの会社とビジネスに関心を持っているかどうかを確認します。関心を持っていない場合は、別の SEO 業者を探します。あなたの会社とビジネスに関心を持っている SEO 業者であれば、以下のような質問をするはずです。
- お客様のビジネスやサービスを特別で価値のあるものにしているのはどのような点ですか?
- 対象顧客はどういった方々ですか?
- お客様のビジネスはどのような方法で収益を上げていますか、また、検索結果をどのように活用していますか?
- 他にどのような広告チャネルを使用していますか?
- 競合相手はどこですか?
- SEO 業者の信用照会先を調査する。過去の顧客に対して、SEO 業者から提供されたサービスが役に立った、スムーズに連携できた、良好な成果が得られたと感じたかどうかを尋ねます。
- サイトの技術監査および検索機能の監査を依頼する。実施する必要がある作業とその理由、および期待される成果を確認します。これにはおそらく、料金がかかります。また、Search Console でサイトへの読み取り専用権限を SEO 業者に付与する必要があります(この段階では、書き込み権限は付与しないでください)。SEO 業者の候補は、改善内容について現実的に評価し、関連する作業の見積もりを提供できる必要があります。SEO 業者が「変更を行うことで、検索結果の最初のページに必ず表示されるようになります」などと言う場合は、他の SEO 業者を探してください。
- 採用するかどうかを決定する。
この中でも「3.」の「SEO 業者の信用照会先を調査する」はとても重要です。1回程度の電話や営業を受けただけで、決めてしまうことは危険ということです。
色んなキーワードで自然検索で探してみる
良いSEO業者を見つけるためには、広告や紹介ではなく自然検索で探すのが1番手っ取り早いでしょう。
実際にしっかりとしたノウハウを持っている会社であれば、自社サイトにそのノウハウを生かしているはずだからです。
ただし、Googleのガイドライン違反で一時的に上がっている場合があるため、一つのキーワードで上位表示されているからといって、良質のSEO会社であるとは限りません。
また、比較サイトで上位に表示される会社は、広告費を払っているか、そのサイト自体がその会社に関連する会社が運営しているものが多く、根拠なくおすすめされている場合があります。
- Webコンサルティング (地名)
- リスティング広告 (地名)
- Web集客 (地名)
- コンテンツマーケティング
- SEO コンサルティング
- SEO 料金
- SEO初心者
しっかりとしたSEO対策を行っている会社であれば、それぞれについて詳しく書いた自社ページが上位表示されているでしょう。
きちんと対策するSEO会社は簡単な見積もりは出さない
きちんと対策を行うSEO会社はパパっと見積もりすることができないと言われています。
今の現状を分析し、ホームページの目的をしっかり定めてどのような対策が良いか練っていくので、時間と手間がかかるためです。
SEO本来の目的は
「目的を達成するためにホームページを分析・改善し、検索エンジンにホームぺージの実力を正しく伝え、ユーザーに行動を起こしてもらうこと」
ですから、当然と言えば当然です。
逆に簡単に見積もりを出してくるSEO会社は、あなたのホームページの問題点を分析していなかったり、目的を明確に定めていなかったり、本当にSEOを成功させようとしたプランを練っていなかったりします。
具体的には、
- 検索上位ばかりに着目していない
- アクセスの増加、限られたアクセスでも成約する確率を上げる具体的な対策を提案している
- 顧客の営業目的の達成に目を向けている
という基準を満たす会社を選ぶのが良いでしょう。
SEO会社の評判を検索してみる
依頼する前にそのSEO会社について検索してみましょう。
悪質な会社として、どこかのウェブサイトで情報が共有されていたり、実際に被害に遭った方が自身の体験を公開されていたりすることがあります。
ただし、この方法で注意が必要なこともあります。
いやがらせ目的で敢えて評判を落とすようなクチコミをする人や、会社と顧客の相性があまりにも悪く、とても限られたケースなのに悪評を流す場合があるからです。
たとえば「ランキング」をまとめているサイトはどのようなデータを基に作成したランキングか不明です。
インターネットの情報には、どうしてもこのようなものも混ざってしまいます。真に受けすぎることなく、参考にする程度と割り切ることも大切です。
現在のサイトや業界について詳しくヒアリングをしてくれるかを確認する
顧客のニーズをしっかりと聞いてくれる・サイトの現状を把握してくれるかどうかは重要です。悪質なSEO業者は、営業がおいしい話ばかりをしているのに対して、良質な会社であれば、しっかりと現状把握をしたうえで可能な対策を提案します。
これはSEO業者にかかわらず、すべての業界でも同じことがいえるでしょう。顧客の話や聞かずして、しっかりとした対策・運営はできないからです。
またほとんどの場合、SEO業者はSEOの知識を持っていたとしても、あなたの会社やその業界について詳しく知っているわけではないのでヒアリングが必要です。
したがって、一方的にできるSEO対策や実績を話してくる会社ではなく、あなたの会社や業界について詳しく調べた上でSEO対策について提案する会社が良質といえます。
被リンクは自然リンクの獲得のみにフォーカス
外部リンク提供は行わず、被リンクを獲得できるようなコンテンツ構築を提案してくる会社はホワイトハット側と判断できます。
そもそも、外部リンクが評価基準となっているのは、「被リンク=他者から紹介されるほどの価値があるサイト」という論理が働いているからです。
他者からの評価を上げれば被リンクが増え、Googleからも評価されるので、他者から評価されるコンテンツを構築することが、Googleの推奨する本来の被リンク対策です。
検索順位ではなく、トラフィック量の増加を重視
外部リンク対策がメインだった時代は、特定のキーワードを選定し、そのキーワードをピンポイントに狙って上位表示させるという手法が一般的でしたが、コンテンツメインの良いSEO業者(ホワイトハットSEO)では特定のキーワードだけでの上位表示は狙いません。
主軸となるキーワードを決め、そのキーワードに関連するロングテールキーワードでの露出を増やし、トラフィックを獲得ていくことが目的となります。
事例を紹介される際、「◯◯で何位」というような内容ではなく、施策開始後の流入数の変化がわかるようなデータを開示してくるような会社であれば、施策そのものがホワイトハット寄りと判断できます。
実際に会社に訪問して雰囲気を確かめる
サイトを見て信頼できそうだと思ったら、まずは実際にそのSEO業者に訪問して、雰囲気を確かめてみることをお勧めします。
会社に訪問すれば、営業担当だけではなく技術者や社長にも会うことができ、信頼できるかどうかを判断しやすくなるからです。
万が一、営業に分からないことがあったとしても、技術者や責任者に合えばしっかり説明してもらうことも可能でしょう。
いくつかの会社を比べて契約したい場合、SEO業者の担当に来社してもらったり、電話で話したりするのが手っ取り早いように思うかもしれませんが、失敗しない為には足を運ぶことをおすすめします。
SEOの設計ができるかどうかの確認
担当者とSEO対策の具体的な話になったら、「SEOの設計ができるか」を聞いてみるのが有効です。今ではサイト全体にしっかりSEOの設計がされていないと上位表示はできなくなっているからです。
ホームページを改善する場合でも、ブログの記事のライティングを外注する場合でも、SEO設計は必要不可欠になっています。
また、具体的にどういった方法で設計を行うかまでを聞いてみましょう。
口の上手な営業マンが「SEO設計をします」と言っているだけで、実際にSEO設計という名ばかりで意味のない対策を行っていたということを避けるためです。
良質なSEO業者であれば、この質問に対しても丁寧に答えることが出来るでしょう。
SEO業者を選ぶ前に確認すること
良質なSEO業者の特徴を紹介しましたが、その前に社内で事前に確認しておいたことがいいポイントがあります。
事前に確認しておくことを怠ると、予算をかけても希望する結果が得られないこともあるからです。
サイトやSEO対策の目的(KPI)を決める
対象サイトでSEO施策を行う目的をはっきりとさせ、KPIを設定するようにしましょう。
KPIや目的は「流入を増やしたい」「売上をあげたい」といった抽象的なものではなく、「流入を現状の3倍にしたい」「月間売上を1,000万から2,000万にするためにサイトからのCVを2倍にしたい」など、できるだけ数値化・具体化しておきましょう。
同時に確保できる予算もおおよそでいいので決めておくことをおすすめします。目標が達成できた場合に、今後どの程度の利益が見込めるかで予算を組むのがおすすめです。
自社の資料を用意しておく
優良なSEO対策会社ほど「クライアントのことを、しっかり理解しよう!」と思っています。そのため下記のような会社に関する資料を準備しておくと喜ばれます。
「こんなのSEOに役立つの?」と思われる資料もピックアップしておくとGoodです。あなたにとっては当たり前の資料でも、SEO対策会社にとっては非常に良い資料になる可能性は高いからです。
- 競合の情報
- 会社資料・パンフレット
- サービス紹介・事業紹介の資料
- 営業さんが使っている営業資料・提案資料
- (ある場合)「資料請求」でユーザーに送付している資料
またGoogleアナリティクスやGoogle Search Console(サーチコンソール)などのアクセスに関する情報も共有できるようにしておきましょう。
適切な人材を配置
多くのSEOコンサルは「全てお任せ」では成立しません。
- クライアントにしか分からない情報
- クライアント側で準備するコンテンツ
などが多く含まれるため、クライアントとSEO対策会社の連携が成果に大きく影響します。そのため、社内の担当者をしっかりと定めておくことが非常に重要です。
理想は「専任」担当者。難しい場合は「兼任」でも構いませんが、ある程度の工数をSEOに割くことができる担当者を決めておきましょう。
その際、「SEO対策の知識があるか」ではなく「会社や商材の理解が深い人」を選びましょう。SEO対策会社との連携を効果的にするには、商材の強みや独自性などをしっかり理解したうえでSEO対策会社に説明できる方が望ましいです。
失敗しないSEO業者の探し方・チェックポイント
サービス内容
SEO対策には内部SEO対策、外部SEO対策、コンテンツ対策があり、会社によって対応してくれる範囲が異なります。たとえば状況を聞いてアドバイスするだけの会社もあれば、コンテンツ制作だけを請け負う会社もあります。
実施する対策は自社サイトの状況によっても異なるため、しっかりヒアリングを行ってくれる会社であるかどうかも業者選びの判断基準となるでしょう。
費用・契約期間が明確かつ適切か
SEOは対策を施してから効果が出るまでに最低3ヵ月はかかると言われています。
ビッグキーワード(単語1つでの検索)においては1年以上かかる場合もあります。
そのため、SEO会社とは必然的に長いお付き合いになるはずで、一般的には半年~1年契約を結ぶことが多いようです。契約期間が2年以上など、あまりに長い期間を提案してくる場合は注意しておきましょう。
Googleの最新アップデートに対応できる
SEOはGoogleのコアアルゴリズムアップデートやランキングシステムアップデートの影響を受けるため、最新のアップデート情報に精通している会社を選ぶ必要があります。
Googleのアップデートは、大規模なもので年に2~4回、小規模なものではほぼ毎日行われていると言われています。そうしたアップデートに的確に対応するためには、最新情報をキャッチアップしているかどうかが大切です。
もし情報についていけていない会社を選んでしまうと、一昔前のSEO対策を提案・実施されてしまうことになります。
また業者のなかには、最新情報をキャッチアップしていないどころか、リンクの売買を行うなどの「ブラックハットSEO」を提案してくる場合もあるので、注意が必要です。
知名度や実績
SEO会社とひと言で言っても、各会社が得意とするジャンルや実力が異なります。
そのため、SEO会社のWebサイトなどで、その会社の実績や業界における知名度も調査しておきましょう。
実績や知名度があれば必ず結果が出るとは言えませんが、これらを持っていない会社よりは業界事情やノウハウを多く有しているはずなので、効果が出やすいと考えられます。
SEO会社の知名度、実績を調査する際は、得意とするジャンルも確認しておきましょう。
特に自社が所属する業界が金融や医療などのYMYL(Your Money Your Life)分野である場合は、そういったジャンルに得意なSEO会社の選定が必須です。
業者によっては信頼性・専門性・権威性を高めるために、専門家の監修を付けていることもあります。
SEO効果が出なかった時の対応
SEO対策は、実績や知名度のある会社に依頼しても、効果がでないことがあります。
もし対策の結果が芳しくない場合はどういう対応になるのかについても事前に確認しておくと安心です。
たとえば、追加費用がかかるのか、もしくは最初に契約した際の金額に対応費用が含まれているのか、を見積りの段階で確認しておくと良いでしょう。
まとめ
悪質なSEO業者の特徴や見分け方、そして良質なSEO業者について解説していきました。SEO業者を選ぶ際には、業者の特徴や得意とする分野などを調べることはもちろんですが、自社の体制や目的・人員確保など事前にすべきこともあります。
良質なSEO業者を見つけて、ぜひ上位表示を狙ってください。