インスタ(Instagram)広告の費用や料金体系・使い方を完全網羅【2024年3月最新】

今や知らない人の方が少数派ともいえる大規模なSNSである「Instagram(インスタグラム)」ですが、その知名度を活かした広告出稿にも注目が集まっています。

Instagramは全世界で約10億人、日本国内だけでも約3,300万人のユーザーが居ながら今なおユーザー数が増え続けているSNSです。

うまく活用できれば広告効果は絶大であることが容易に想像できるでしょう。

今回はインスタ広告にかかる費用相場や、広告のタイプによる違い、費用対効果を上げるためのコツなどを紹介していきます。

これからweb広告を始めようと考えている人にも、わかりやすく解説していきます。

目次

インスタ広告の費用相場は?

まずInstagramの広告は1日100円から配信することが可能かつ、何日以上広告を出稿し続けなければならないなどという縛りがありません。

広告の予算や日数に関しては自由に決めることができるため、条件さえ整えば低価格でインスタ広告を出せるということを覚えておきましょう。

1日100円を1ヶ月分で考えれば、月額で3,000円という価格で出稿自体は可能というのがポイントです。

インスタ広告は「セルフサーブ型(運用型)広告」という形式の広告であり、目的に応じた設定が何より重要な広告です。

また同じ条件で表示させようとする広告が複数ある場合、オークション形式で価値の高い広告から表示されるという仕組みになっている点も考慮する必要があります。

想定しているターゲットに向けてしっかりと広告されること、一定以上の表示回数を得られることを考えた場合「1日あたり1,000~3,000円程度」を予算の目安としておくべきという意見が多いです。

自社だけでは運用が難しく、広告代理店に依頼する場合は広告費+広告費の20%前後の費用がかかります。

次の項目で詳しく解説しますが、インスタ広告には4つの課金対象(1アクションごとの広告費)があります。

課金方法によって効果は変わる可能性が高い

広告を検討する際には目的に応じた設定をすべきであり、同じ費用をかけても課金方法の選択によっては効果も大きく変わるでしょう。

広告を表示するごとに広告費が発生する方法や、広告をクリックしてもらえた場合に広告費が発生する方法などがあります。

Instagramのユーザー数がいくら多かったとしても、興味のない人に広告を流しても意味はありません。

新聞などの媒体と違って、細かな設定ができるのがインスタ広告の特徴でもありますので効果的な方法を選びましょう。

広告目的を考慮した設定が重要

例えば商品を販売する目的であれば広告を見てもらうだけでは結果に結びつきにくいです。

広告をクリックして自社サイトに移動してもらえた際に広告費が発生する方法に設定した方が売り上げに結び付く可能性が上がり、広告による売上効果が得やすくなるでしょう。

商品を売りたいのか、アプリをダウンロードして欲しいのか、会社やサービス自体の知名度を上げたいのかをはっきりさせることが重要です。

Instagramを使って広告を考えている人は普段から私的にInstagramを使って広告を見ているケースが多いと思います。

どのようなタイプの広告が出ているのか眺めてみるのも参考になるでしょう。

インスタ広告の予算相場

インスタ広告を初めて行う場合には、どれくらいの予算を設定すればいいか分からないことが普通です。

インスタ広告は「1日の予算額」または「通算予算」から設定でき、最低100円から出稿できる仕組みになっています。

しかし予算が少なすぎても競合に負けてしまうので掲載順位が落ちてしまうリスクも。

したがって1日1,000円から、月に換算して3万円程度を明安に設定してみるのがおすすめです。

月3万円で出稿すると、CPMが100円の場合は月3万回のインプレッションが、CPCが50円の場合は月600回の広告クリックが見込めると考えていいです。

この金額であれば、最初のうちは無理なく組める相場ではないでしょうか。

インスタ広告の課金形態

Instagramの広告は大きく分けて4種類の課金形態があり、広告主は自分で予算や配信期間と課金方法を選んで広告を出すことができます。

これはインスタ広告の大きなメリットの一つでもあり、同時に判断が難しいポイントです。

最適な課金形態を含め、広告の効果を最大限に引き出すためには広告の運用代理店に依頼するという方法もあります。

インスタ広告の課金はわかりやすタイプで表すと以下の通りです。

  • 表示型課金
  • クリック型課金
  • 動画視聴型課金
  • インストール型課金

それぞれの課金形態について詳しく解説していきます。

①表示型課金(CPM)

Instagram内でユーザーに広告を表示した回数ごとに課金される仕組みのことで、インプレッション課金とも呼ばれます。

略称はCPM(Cost per Mille)で、ユーザーに興味を持たれて広告がクリックされたかを問わず視覚的に伝えることを目的としている広告です。

1人に広告表示をすることを1リーチという単位で表し、広告のジャンルによって費用が変動しますが1リーチ辺りで大体0.5円から1.5円程度の費用が発生します。

先ほど紹介した広告費用相場で考えると1日辺り500回から6000回程度再生される分になります。

商品の購入に繋がるのが一番ですが、まずは新しいサービスや商品を認知してもらう必要がある場合には有効です。

広告をクリックされることがなくても費用が発生してしまう方法ですので、ユーザーの目に止まるような広告や商品ではない場合にはあまり向いていないとも言えます。

②クリック型課金(CPC)

クリック型課金は非常に明解で、ユーザーが広告を見てクリックした回数に応じて課金される方式です。

略称はCPC(Cost per Click)で、興味を持ったユーザーがクリックをした分だけの課金になる性質上具体的なサービスや商品がある場合に有効な広告です。

金額は1クリックごとに40円から100円程度で、こちらも広告のジャンルによって費用が変動します。

先ほどの広告費用相場に合わせて考えると1日辺り10回から75回の広告クリック分にあたります。

クリックしてもらうことで自社サイトや販売したい商品ページに遷移してもらうのに有効な方法です。

1クリックごとの費用は1リーチの費用に比べると高額なため、商品購入に結び付きにくい広告の場合は注意が必要です。

③動画視聴型課金(CPV)

Instagramでは動画形式の広告も可能です。動画視聴型課金は広告動画を10秒以上視聴または最後まで視聴したユーザー数などに応じて課金される方法です。

略称はCPV(Cost per View)で、とにかく広告動画を見て欲しい場合には有効な方法です。

10秒以上、またはすべて動画を再生された回数などを1再生とカウントして、1再生あたり4~7円前後の費用になります。

先ほどの広告費用相場に合わせて考えると1日辺り150再生から750再生にあたります。

費用の発生条件は再生されたとき、10秒以上再生されたときなど自分で設定も可能です。

CPMと形式は近いですが、動画を一定以上再生するかどうかで興味があるユーザーとないユーザーを分けることができるのが特徴です。

④インストール型課金(CPI)

インストール型課金はアプリの広告向けな課金方式で、ユーザーが広告のアプリをインストールした回数に応じて費用が発生します。

略称はCPI(Cost per Install)で、広告によってアプリがインストールされた回数がそのまま課金に繋がるため広告効果がわかりやすい方法です。

CPIの場合は1インストールごとに100円から150円程度の費用が発生します。

先ほどの広告費用相場に合わせて考えると、10回から30回インストールされる分に該当します。

有料アプリの場合はインストール数がそのまま売上になるため効果を得やすい方法です。

1インストールごとの費用は他の課金形態と比べて高くなることが多いため注意が必要な方法でもあります。

インスタ広告の特徴

Instagramで広告を出す際の費用面に関してはここまで解説した通りですが、広告費用の割に合う効果が見込めるかも非常に重要な問題です。

インスタ広告を出すにあたって把握しておくべきインスタ広告の特徴を紹介していきます。

ターゲティング機能が優秀

Instagramの広告はターゲティング(潜在的な顧客へのアプローチ)が優秀なことでも知られています。

広告をただ漠然と流すだけではなく、興味を持ってもらえる可能性が高いユーザーへ広告を流すことが可能です。

Instagramは企業が公式アカウントを持っていることも多く、それに反応するユーザーや広告に関するノウハウを多く持っています。

通常の広告であっても常にターゲットの層は意識することになりますが、比較的簡単な設定で効果的な広告を流すことが可能なのは大きな長所です。

公式アカウントがあれば安心感が増す

スマホアプリで見かける広告は怪しいものが多いと思っているユーザーも少なくはないでしょう。

インスタ広告に興味があって詳しく調べようと思ったユーザーからして、普段使っているInstagramに公式アカウントがある企業の広告となれば安心感が違います

広告の副次的な効果として自社アカウントをフォローしてもらえる可能性があります。

サービスや商品を購入する際に信用できる企業かどうかというのは非常に大きな要素でもあるため、プロアカウントの登録をしておくと効果的です。

企業向け広告には適さない場合がある

様々な企業がInstagramの公式アカウントを持ってはいるのですが、広告によっては日常的にタイムラインを見ている一般ユーザーにこそ響きやすいとも言えます。

自社のInstagram公式アカウントでターゲットになりうる企業アカウントをフォローしていき、地道に知名度を高めていく必要があります。

あくまで一般のユーザー向けのアピールと割り切って広告を検討しましょう。

他SNSと比較したユーザー層の違い

世界的にはInstagramのユーザー数は圧倒的ですが、日本国内ではTwitterの方がユーザー数が多いというデータが出ています。

またユーザーの男女比で見た場合、男性の方が多いTwitterと比較してInstagramは女性の方が利用率が高くなっています。

TwitterとInstagramでは男女比やユーザー数も違うので、自分が検討している広告がどの層に向けたものなのかしっかりと意識しておきましょう。

Instagramは写真や動画による投稿が主になっているため、広告を考えた際にはユーザーに響くクオリティの広告を用意する必要があります。

インスタ広告の種類

インスタ広告はいくつかの広告方法が存在します。

Instagram最大の特徴は投稿の際に写真や動画が必須なことであり、そういったコンテンツを求めて利用しているユーザーに最適な広告を届けられるよう意識する必要があります。

どのような広告方法が最適かわからない場合は予算なども含めて広告運用の代理店に相談するのも一つの手です。

インスタ広告の中でもよく目にする代表的な6種類を1つずつ解説していきます。

写真広告

インスタ広告としては最もポピュラーな広告のひとつで、1枚の画像と付随するテキストで構成される広告です。

最大の特徴はユーザーの投稿と同じ形式でタイムライン上に表示されるため、画像によってはあまり広告らしく見えないことです。

自分が見たい訳でもない広告はあまり良い印象を持たれないことが多いですが、潜在的な顧客になりうるユーザーに違和感なくアピールできるのがポイントです。

Instagramのイメージに合う広告であればより効果的にアピールすることができるでしょう。

ストーリーズ広告

フォロワーのストーリーを見ている際に自然にリストに入る広告形態で、違和感なくユーザーにアピールできるという意味では写真広告と近い形態です。

ストーリーズ広告はユーザーのストーリー投稿と同じように真四角の写真や動画である必要がないため、広告自体を全画面に表示させることができます。

全画面での広告が可能なため非常に印象に残りやすいのが特徴です。

またストーリーという24時間で消えてしまう投稿を見ようとしているユーザーへの広告であるため、期間限定のセールなどに適した広告形態です。

動画広告

写真広告と基本的には同じですが、動画という形態を活かした広告が可能な形態です。

最長で120秒までの動画を広告とすることができます。課金方法は先に説明した通り、再生された回数や10秒以上視聴された回数など設定も可能です。

写真広告と同じようにタイムライン上に表示され、画像だけで伝わりにくい動きでのアピールが可能になります。

インスタ広告としては写真広告に次いでポピュラーな広告形式です。

カルーセル広告

こちらも写真広告と非常に近いのですが、画像を複数枚設定することができるのが特徴です。

カルーセル広告もタイムライン上に表示される広告ですが、写真広告と違って画像をスワイプすることで設定されている画像を複数枚、次々と確認することができます。

興味をもってもらえる広告であれば、複数枚の画像でより多く、視覚的に魅力を伝えることが可能になります。

コレクション広告

こちらも1枚の画像や動画を中心にする広告形態ですが、カルーセル広告の場合はメインになる画像の下に小さな画像が複数表示されます。

カルーセル広告は大きな画像のままスワイプによって複数の画像を表示できるのが特徴ですが、コレクション広告は画像が小さい代わりにスワイプせずとも目に入るのが利点です。

複数の商品をおすすめしたい場合などには効果的な広告で、商品カタログのように商品が表示されるため購入に結び付きやすいと言われています。

発見タブ広告

Instagramには発見タブという機能があり、発見タブ広告はこの機能を使用した際に表示されるタイプの広告です。

Instagramならではのターゲティング機能を活かしたもので、ユーザーがフォローはしていないが興味があるだろう投稿を自動的に表示させる機能です。

発見タブを使うユーザーはいつも見ているもの以外で自分が関心を持ちそうな新しいものを探しているケースが多く、そういったユーザーに魅力的な広告でアピールすることができます。

フィード広告とそれ以外の広告の差は?

先ほど説明した広告を大きく分類するとフィード広告なのか、それ以外の広告なのかの2つに分けることが可能です。

一般的にはフィード広告の方が多く、比較的新しい機能であるストーリーズ広告や発見タブ広告は少ない傾向にあります。

どちらにもそれぞれメリットがあるため、出稿しようと考えている広告に合った形式を選びましょう。

ここではフィードに表示される広告と、それ以外の広告の差を紹介します。

フィード広告の特徴

Instagramの広告といえばこの形式がもっとも一般的で、アカウント名の下に「広告」と記載はされますが、それ以外はフォローしているユーザーの投稿と同じように表示されるのが特徴です。

先ほど紹介した中だと写真広告、動画広告、カルーセル広告、コレクション広告が該当します。

Instagramは画像に重きを置いているSNSのため、ユーザーが日常的に確認しているタイムラインの中に自然に表示されると一見すると広告とわからないというメリットがあります。

他の機能で表示される広告と違ってInstagramを利用していればまず間違いなく目に入るため、多くの人に効果がある広告といえます。

通常の投稿と同じように文章も併せて投稿することが可能で、リンクなどを設定することも可能です。

ストーリー機能などを積極的に使用しないユーザーも居るため、クリック数や表示数で考えるとフィードの広告の方が上になるケースがほとんどです。

Instagramの広告はターゲティング機能が優秀なため、しっかりとした設定をすることで最大限の広告効果を発揮ことができます。

あらかじめターゲットを明確に絞っておきましょう。

それ以外の広告の特徴

現在フィード以外のインスタ広告で頻繁に利用されているのはストーリーズ広告です。

ストーリー機能自体が比較的新しい機能で、フォローしているユーザーの投稿であっても24時間で自動的に消えてしまう限定性が特徴です。ストーリーズは画面上部に表示されます。

タイムリーな投稿や、限定性のある投稿を見たいユーザーが使用している機能であるためお得な情報になりうるような広告とはシナジーがあります。

そのような性質から商品購入に繋がりやすいというデータもあります。

ストーリーズ広告の特徴としてもう一つ重要な要素は、広告が全画面での表示になるという点です。

フィードを確認していてなんとなく眺める広告はクリックすれば詳細が表示され、そこから興味を持ってもらえるケースもあると思います。

しかしストーリーズ広告の場合はその詳細がストーリー機能基準になるためスマホの全画面で画像や動画を表示することができるのがメリットです。

インスタ広告の費用対効果を高める方法

インスタ広告の自由度はここまで紹介してきた通りで、広告の内容やターゲットによって様々な設定で出稿することが可能です。

ここでポイントになってくるのが、その自由度を活かして広告の費用効果を最大限高めるにはどうしたら良いのかというところでしょう。

費用対効果を高める主なポイントを紹介していきます。

十分な予算を確保しておく

当然ですが広告にはそれなりの費用がかかります。どのような課金形態であってもまずは認知してもらうところからになります。

その際に目安になるのは1クリックや1再生される数から、実際に売り上げに繋がった割合や売上までにかかった費用の計算です。

インスタ広告が初めての場合は複数種の広告を並列して出して、効果的な広告方法を模索する手段がよく取られます。

その為にもまず最初は十分な予算を確保しておく必要があります。

何が目的の広告なのかを明確にし、適していると思われる手段の広告を展開し、結果をフィードバックして次の広告に繋いでいくことでより効率化されていきます。

最初から費用対効果を最大限にというのは非常に難しいため、広告代理店などの利用も検討しましょう。

やはりプロに任せた方が効果が高い広告になる可能性は高いと言えます。

ターゲットを明確にする

すべての広告に言える事ですが男性向けなのか女性向けなのか、学生向けなのか社会人向けなのかなどのターゲットを明確にしておきましょう。

インスタ広告のメリットはかなり細かい部分までターゲットの設定ができることです。

詳細なターゲット設定によってはじめて最大限の費用対効果を発揮することが可能になります。

またInstagramのハッシュタグ機能も十分に活用しましょう。

Instagramのハッシュタグは他のSNSでも使用されている#○○といった形のタグで、関連性のある投稿を紐づけする機能です。

多くのユーザーがハッシュタグを利用した投稿検索を行っており、半数近くの女性ユーザーがハッシュタグからの検索や商品などの購入を行ったことがあるというデータもあります。

ハッシュタグ自体をフォローする機能もあるため、関連性のあるものと併せてユーザーの目に止まる確率も上がっていきます。

クオリティの高い広告を表示させる

Instagramのメインは画像や動画です。一般ユーザーの投稿であっても、高画質かつ目を引くような投稿が多く存在します

フォローしているユーザーが多い場合、フィードは流し見程度で飛ばしてしまうケースも多くなります。広告が表示されても一瞬で飛ばされてしまっては意味がありません。

広告には流し見しているユーザーの目にも止まるような魅力的な画像や動画が必要です。

日頃から様々な写真などを目にしているユーザーを引き込むような広告というのは非常に難しいですが、費用対効果という意味ではクリアすべき問題です。

画像はもちろんですが投稿文や文字でのアピールも重要です。画像が見せるイメージだけでなく、興味を持てるような文言でクリック数を確保できることも少なくありません。

画像自体にシンプルな文言が入っているものや、マンガ形式で続きが気になるようにするという広告もあります。

Instagramの広告数は膨大なため、実際に表示されて目に止まった広告をよく分析することも重要です。

わかりやすいCTAを意識する

CTA(Call To Action)はマーケティング用語で「行動喚起」を意味します。

自社サイトへ誘導したいのか、アプリをインストールして欲しいのかなどユーザーを誘導するためには重要な要素です。

広告内には様々なリンクを設定することになりますが、そのCTAボタンにも種類があります。

代表的なCTAボタンを一部紹介します。

  • リンクを開く
  • 詳しくはこちら
  • 購入する
  • ダウンロードする
  • アプリを利用

広告にもよりますが気になった商品の購入ページにすぐ飛べることで便利と感じるユーザーがいれば、まずは詳細を知りたいと思うユーザーも居るでしょう。

そういった要望に合ったCTAボタンを設定することでよりスムーズに誘導をすることが可能になります。

インスタ広告の活用例

インスタ広告を活用して大きく成功した企業は少なくありません。

ここでは大手企業の成功事例をいくつかピックアップして紹介します。

ウォルト・ディズニー・カンパニー

誰もが知るウォルト・ディズニー作品の一つ「ファインディング・ドリー」という映画の宣伝でインスタ広告を大々的に活用しました。

15秒程度の短いものでしたが、主人公のドリーが海を元気に泳ぎ回る躍動感のある動画は多くの人の記憶に残った広告です。

同時にカルーセル広告でドリーの仲間たちを紹介し、物語に興味をもってもらえる広告として成功しました。

ゼクシィ(リクルート)

結婚情報誌として国内で知名度を誇るゼクシィですが、ストーリー広告を利用することで従来と比較して2~3倍にもなる広告効果を上げました。

Instagramの雰囲気に馴染ませつつ、多くの女性にとって関心のあるウェディングドレスを主体にした広告でアプリインストールへの誘導に成功しています。

インスタ広告の特性を分析して、ターゲット層は23~29歳などかなり詳細な設定をした上での広告でした。

NETFLIX

動画配信サイトとして有名なNETFLIXですが、認知度を高めることを目的とした動画広告を配信して売上向上につながったという実績があります。

動画自体は非常に短いもので、その大半が「NETFLIX」のロゴを表示させるものでした。

余計なテキストなどを入れなかったことでブランド名を強く印象付けて成功したパターンです。

インスタ広告の代行費用の平均は?

冒頭でインスタ広告費用の予算は「1日あたり1,000~3,000円程度」は確保しておくべきと解説しました。

月額で言えば3~10万円程度の予算になります。

自社のみで作成から費用対効果まで考えた広告にすることができれば問題はありません。

しかし、企業の場合は代理店に依頼して広告を出すというパターンもあります。

代理店に依頼するケースも多い

広告代理店にインスタ広告を依頼する場合、もちろん会社にもよりますが広告費の20%前後が代行費用としてかかります。

広告費+代行費(広告費の20%前後)が代行費用の平均になります。

広告費予算が月10万円以上の広告を対象としているケースが多く、当然ではありますが代行の方が広告費はかさみます。

しかし広告のプロに任せることによってより効果的な広告を出稿することが可能になります。

費用対効果を考えた場合、初めて自社で手掛ける広告とプロが分析・運用する広告には大きな差があることは容易に想像がつくことでしょう。

画像、動画の作成を含めて依頼できるため自社の負担が大きく減り、スピーディーな広告展開が可能になるメリットもあります。

インフルエンサーに依頼する方法もある

Instagram内で有名なインフルエンサーに広告を依頼するという手段もあります。

インフルエンサーの投稿は多くの人に注目されているため、広告効果は抜群です。

インフルエンサーはSNS上の情報配信によって世間に大きな影響を与えることが可能な人の総称です。数万から数十万人のフォロワーを擁しているインフルエンサーも存在します。

フォロワーの多いインフルエンサーに依頼して、認知して欲しいサービスや商品のPR投稿してもらうという形式です。

影響力が大きいため効果が高い可能性は十分にありますが、どのインフルエンサーに依頼するのかなどが大きな問題になります。

費用としてはフォロワー1人あたりの単価が3~5円程度が一般的です。10万人のフォロワーがいて単価3円の場合は30万円になります。

インフルエンサーに依頼するインスタ広告も、企業を通すパターンが増えていて一般的な費用というのもあまり参考にならないことが増えています。

まとめ

今回はインスタ広告についてや、その費用相場などについて詳しく解説しました。

効果的な広告を作ること自体も難しいのですが、インスタ広告の利点でもある広告に関する詳細な設定もまた難易度が高いものです。

しかし、上手く注目を集められる広告を作ることができれば効果はてきめんです。

比較的安価で広告を出すことも可能ですが、十分な効果のある広告を出すためにはある程度の予算が必要です。またInstagramというSNSのユーザー層に合った広告であるかどうかも重要といえます。

しっかりとした分析の上で費用対効果の高い広告を目指しましょう。

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執筆者

DXマーケティングやAIを事業に落とし込んで事業成長したい企業のマーケティング担当者・広報担当者、経営者、個人事業主向けに、マーケティングの基礎、成功ノウハウの提供・成功事例を紹介する専門メディアを運営しています。

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