ChatGPTは世界中の人が使っている言語型AIの1つですが、日本語で使えるのか？日本語と英語では何か違う？と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はChatGPTを日本語で使う方法や、始め方について詳しく解説していきます。
そのほかにも、ChatGPTが得意としていること、おすすめの活用方法から、ChatGPTが苦手としていることについても詳しく紹介するので、これからChatGPTを使いたいという人はぜひ参考にしてくださいね！
そもそもChatGPTって？
ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理のための大規模な言語モデルです。
GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略であり、その目的は、与えられたテキストから次の単語やフレーズを生成することです。
また対話型のコンテキストでの使用に特化しており、ユーザーとの対話を通じて質問に答えたり、会話を行ったりすることができます。
ChatGPTは、様々なトピックや質問に対して応答するため、日常会話や情報検索、教育、エンターテイメントなど、さまざまな用途で活用されています。
日本語と英語どちらがより優秀？
結論からいえば英語のほうが優れています。なぜならこれよりも前のバージョンであるGPT-3の訓練は主に英語で行われたため、英語のサポートは比較的優れています。
そのため、英語の対話や質問応答に対して、より正確で適切な回答を提供することが期待されます。
一方で、日本語のサポートも行われており、多くの場合、日本語の対話にも対応することが可能です。ただし、英語に比べると、日本語の表現や文法の複雑さ、ニュアンスの理解には限定される場合があります。
また、正確性や適切性の点でも、英語ほど高い品質が期待されます。
GPT-3を使用する際には、英語の方がより優れていると言えますが、日本語でも多くの一般的な対話に対応できる可能性があります。
ただし、日本語の場合は、表現の限定や精度の低下が生じる場合があることを前提で使うことをおすすめします。
もし英語で使うことに抵抗がなければぜひ英語での利用も検討してみてください。
ChatGPTを日本語で使う方法
ChatGPTは質問する言語の種類に応じて返答に使う言語も同じにしているので、日本語で質問すれば自然と日本語返答してくれます。
なお日本語・英語のほかにも様々な言語に対応しており、翻訳もできるので入力した文章をほかの言語に翻訳してもらうといった使い方もできます。
サイト表示自体は英語
ChatGPTのWebサイトは英語で表示されており2023年7月時点では過去の質問が日本語表示となっていますが、ログインなどは英語表示となっているので注意しましょう。
しかしブラウザの拡張機能を使えば日本語変換することもできるのでぜひお使いのブラウザで拡張機能を検索することをおすすめします。
ただし、自動翻訳ツールなどを使用した状態でChatGPTに質問するとエラーとなり、正しい回答が得られない場合があるので注意しましょう。
ChatGPTのiPhone（iOS）向けアプリの日本対応版を2023年5月26日にリリース
ChatGPTは2023年5月18日に先んじてリリースされたアメリカ向けiOSアプリの日本対応版がiOS版アプリとしてリリースされています。
日本以外にもインドやイスラエルといった30か国以上で利用可能です。
アプリの利用自体も無料ででき、音声入力にも対応しているのがポイントです。
また2023年7月26日にもAndroid版「ChatGPT」がリリースされました。
ChatGPTを日本語で使うときのポイント
回答形式を決める
ChatGPTを日本語で使う際に回答形式を決めるポイントは以下を参考にしてみましょう。
質問の種類と目的に合わせた回答形式を選ぶことが重要です。例えば、要約が必要な場合は、情報を短くまとめることで回答します。
具体的な例を求められた場合は、具体的な事例や具体的な情報を提供します。そして手順の説明を求められた場合は、手順を順番に説明する形式を取ります。
応答の長さや詳細度は、情報量と利用状況によって決めます。要求された情報の範囲や質問の複雑さに応じて、回答の詳細度を調整します。
それだけでなく、短い回答で要点をまとめることもありますし、詳細な解説をすることもあります。
対話の文脈に基づいて適切に回答を続けることも大切です。
ユーザーの質問や前回の発言に関連した情報を提供することで、一貫性のある対話ができます。
文脈を理解し、適切な情報を織り交ぜながら回答することで、より使いやすい対話ができます。
文字数を指定する
最初に、回答の文字数の上限と下限を設定します。これは、回答の長さを制御するための基準です。
例えば、上限を300文字、下限を100文字とする場合は、その範囲内で回答を作成します。
回答の要件に合わせて、適切なアプローチを選択します。例えば、回答を要約する場合は、主要なポイントや要点に絞り込んで情報を提供します。
また、特定のセクションやパラグラフの文字数を制限することもできます。
回答の文字数を確認し、必要に応じて調整します。文字数カウントツールや関数を使用して、回答の文字数を測定します。
もし上限や下限を超えている場合は、適切な箇所を編集して文字数を調整します。
これらの手順を実践することで、回答の文字数を制御することができます。
長文のときは続きを聞く
長文の場合、”続きを聞く“という要求がある場合には、以下の手順を考慮して対応することができます。
文脈を把握する
ユーザーが「続きを聞く」と要求する際には、以前の対話や文脈を理解することが重要です。ユーザーがどの部分に関心を持っているのかを把握し、それに基づいて回答を続けることが求められます。
ユーザーの具体的な要求を確認する
「続きを聞く」という要求があった場合、ユーザーが欲している情報や質問の詳細を明確にするために、追加の質問をすることもあります。これにより、ユーザーの要求に対して適切な回答を提供できるでしょう。
文脈に即した続きを提供する
ユーザーの要求に基づいて、適切な範囲の情報を提供することが重要です。以前の対話や文脈に沿って、回答の続きを提供し、必要な情報を補完するように努めましょう。
適切な長さに調整する
長文の場合、ユーザーの興味や制約に合わせて、回答の長さを調整することが重要です。必要な情報を網羅する一方で、ユーザーの関心を引き続けるように注意しましょう。
上記の手順に従って、「続きを聞く」という要求に対応することができます。
詳しい回答が欲しいときは理由を聞く
質問に対してさらに詳しい回答が欲しい場合は「理由も説明してください」と加えるだけでOK。
シンプルな内容で回答された場合でも、これをいれるだけでより詳しく回答してくれます。
「誰にでもわかるように」や「もっと分かりやすく」といったワードでもOKです。
ChatGPTのおすすめ活用法
情報収集
なんといっても情報収集がおすすめです。ChatGPTに質問を投げることで、一般的な知識や情報を簡単に検索することができます。
ニュース、歴史、科学、文化など、様々なトピックに関する情報を迅速に入手することができます。
ただし、情報の正誤は自分で再度検索する必要があるので、そのままの文章を鵜呑みにするのはおすすめできません。
プログラミングのソースコード生成
ChatGPTに質問してみたところ、以下のようなプログラミング言語に対応しているとの事です。
- HTML
- CSS
- PHP
- JavaScript
- Python
- Java
- C++
- Ruby
- Swift
- Go
- Kotlin
- Rust
- TypeScript
- Lua など
ただし、生成されたコードの正確性やパフォーマンスは保証されていません。生成されたコードは確認と検証を経て使用する必要があります。
また、セキュリティ上の情報や機密情報を提供しないように注意してください。
ChatGPTのソースコード生成はアイデアの提供や初歩的な実装のサポートとして活用し、適切な開発プロセスに組み込むことが重要です。
プログラミング初心者が勉強する際に使うといった使い方がおすすめです。
日常会話やエンターテイメント
日常生活やエンタメにおいてChatGPTは大活躍です。たとえば以下のようなシーンで使うのもいいでしょう。
雑談相手としての利用
ChatGPTは対話型のモデルであり、日常会話の相手として利用できます。
たとえば趣味の話題、最新のニュース、エンターテイメント情報など、さまざまなトピックで会話を楽しむことができます。
クイズやトリビアの提供
ChatGPTにクイズやトリビアの質問をすることで、面白い情報や興味深い事実を提供してもらえます。
知識のテストやエンターテイメントの一環として、クイズやトリビアを楽しむことができます。
シミュレーションやストーリーテリング
ChatGPTは物語やシナリオの進行をサポートすることもできます。
ジョークや面白い応答
ChatGPTはユーモアのある応答も生成できます。ジョークやユーモアの交換、おもしろい回答の提供など、軽妙な会話や笑いを楽しむことができます。
これらの活用法を通じて、日常会話やエンターテイメントの一環として、ChatGPTとの対話を楽しむことができます。
ただし、モデルの応答は自動生成であり、完璧な結果が保証されるわけではありません。
個々の対話の結果は異なる場合がありますので、楽しみながら利用することをお勧めします。
多言語翻訳
ChatGPTは多言語翻訳をする事もできます。現在、ChatGPTが公式的に対応している言語は以下のとおりです。
- 英語
- スペイン語
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- ポルトガル語
- オランダ語
- ロシア語
- 中国語（簡体字）
これらの言語に対応しているため、日本語の文を入力として与えると、ChatGPTはそれを指定した言語に翻訳することができます。
ただし、翻訳の品質や正確性はモデルの訓練データや性能に依存するため、完璧な翻訳を保証するものではありません。
専門的な翻訳や正確性が重要な場合には、専門の翻訳サービスやツールを使うことも視野にいれましょう。
教育や学習支援
実はChatGPTは教育や学習支援場面においても活躍します。以下のようなシーンでぜひお役立てください。
コンテンツの解説や質問への回答
ChatGPTに教育的な質問を投げることで、学習内容の解説や質問への回答を受けることができます。
概念の説明、科学的原理の解明、数学の問題解決など、学習者の理解をサポートします。
補完的な情報の提供
学習中に不明な点や深掘りしたいトピックが出てきた場合、ChatGPTに相談することで追加情報を提供してもらえます。
関連する事例や参考文献の紹介、関連する概念の説明など、学習の補完に役立ちます。
練習問題やテストの支援
ChatGPTに練習問題やテストの問題を出題してもらい、解答を確認することで自己評価や学習の進捗管理を行えます。
また、誤った回答に対する解説や正しい解答の提供も期待できます。
質問の振り返りや確認
過去の質問や学習内容についての振り返りや確認にも活用できます。
文章作成
ChatGPTは以下のようなジャンルの文章作成が可能です。
- ニュース記事
- ブログ記事
- 商品の説明
- 学術論文の要約
- 創作物の生成
これらは一部の例ですが、ChatGPTは多様なジャンルの文章作成に対応しています。
特定のトピックやスタイルに関する要件を与えることで、モデルが要求に適したコンテンツを生成することができます。
ただし、生成された文章が必ずしも自然であるとは限りません。ChatGPTはあくまでもAIであり、人間が書いた文章とは異なる表現だったり間違った情報を含む場合があります。
ChatGPTで生成された文章はあくまでも参考程度にして、文章自体は自分で書いたほうがいいでしょう。
アイデアの発想やクリエイティブサポート
ChatGPTはアイデアの発想やクリエイティブサポートに役立ちます。
ユーザーが新しいアイデアやクリエイティブな解決策を求める際、ChatGPTに質問やシナリオを提供することで、異なる視点やアプローチを提案してくれます。
また、キャラクターやストーリーの設定、独自のコンセプトの開発など、創造的なサポートも可能です。
ChatGPTは無数の情報からインスピレーションを得ることができるため、アイデアの探求やクリエイティブなプロセスをサポートします。
エクセルの関数やVBAのコード生成
ChatGPTはエクセルの関数やVBAのコード生成にも利用できます。関数やVBAの知識があまりなくても、より便利にエクセルを活用する事ができるのでおすすめ。
ユーザーが特定の問題や機能に関する要件を与えると、ChatGPTは関数の使い方やVBAのコードの一部を提案します。
ただし、生成されたコードの正確性や動作保証はないため、適切なテストや検証を行う必要があります。
また、セキュリティ上の情報は提供しないように注意しましょう。自動生成のコードを利用する際には、慎重な確認と適切な修正が必要です。
ChatGPTが苦手としていること
ChatGPTは多くのタスクや応用で優れた性能を発揮しますが、いくつかの制約や苦手な点も存在します。以下にいくつかの例を挙げます。
時間や日付の正確な処理
時間や日付の正確な処理は、ChatGPTにとって苦手な領域の一つです。
ChatGPTはテキストデータから学習しているため、時間や日付の計算や処理に関する具体的な知識を持っていません。
例えば、特定の日付から一定期間を加算する、特定の日時の差を計算する、タイムゾーンの変換を行うなどの処理において、正確な結果を提供することが難しい場合があります。
また、特定の暦法や暦の変更に関しても限定的な知識しか持っていません。
そのため、時間や日付の正確な処理を行う場合には、専用のライブラリやツールを使用することをおすすめします。
例えば、PythonのdatetimeモジュールやMoment.jsなど、時間や日付の処理に特化したライブラリが利用できます。
正確な時間や日付の処理が必要な場合は、信頼性の高い専門のツールやプログラミング言語の組み込み機能を活用し、必要な処理を実装することが重要です。
ChatGPTはアイデアの提供や一般的な情報の提供に役立ちますが、具体的な時間や日付の処理においては注意が必要です。
ファクトチェックの保証
ChatGPTは大量のデータから学習していますが、生成される情報の正確性を保証することはできません。したがって、ChatGPTが提供する情報に対してはファクトチェックが必要です。
ChatGPTはインターネット上のテキストデータを学習しているため、誤った情報や古い情報、バイアスのある情報などが反映される可能性があります。
特に迅速な情報の更新や専門的な分野に関する正確な情報を必要とする場合には、信頼できる情報源や専門家の助言に頼ることが重要です。
公式の文献、専門家の発言、信頼できるニュースソースなど、情報の正確性を確認するための信頼性の高い情報源を利用しましょう。
ChatGPTを使用する際には、その生成物を受け入れる前に、情報の確認やファクトチェックを行うことを推奨します。
情報の正確性と品質を保証するためには、人間の判断と専門知識を活用する必要があります。
著作権や法的な制約
ChatGPTは大量のデータから学習しており、著作権や法的な制約に関する知識を持っていません。
そのため、著作権で保護されたコンテンツの無断利用や法的な制約に反するアクションを推奨したり提供したりすることはありません。
特に法的な助言や専門的なアドバイスを必要とする場合には、法律の専門家や関連の機関に相談することが重要です。
著作権や法的な制約に関しては、地域や国によって異なる法律や規制が存在するため、特定のケースにおいては具体的な法的アドバイスが必要となることがあります。
ChatGPTを利用する場合には、適用される法律や規制に従い、著作権や法的な制約に関する遵守義務を守ることが重要です。
著作権で保護されたコンテンツの使用や法的な行動に関しては、自身の責任で合法性を確認し、適切な許可を取得することが必要です。
倫理的な問題への適切な対応
ChatGPTは人間の対話を模倣するため、時に不適切な言葉遣いや偏見を示すことがあります。
そのため適切な言語の使用や倫理的な問題への配慮が重要になるため、使う人自身がモデルの生成物を慎重に監視する必要があります。
また倫理的な問題にはさまざまな側面があり、文化的、法的、個人的な視点によっても異なる場合があります。
そのため、倫理的な問題への適切な対応には、個別のケースや倫理的な枠組みに基づいた適切な判断が必要です。
Webなどで調べて、専門的な倫理的なガイドラインや規制を遵守すること、時には専門家や関係者の助言を求めることもケースとしては必要になってくるでしょう。
特にビジネスシーン・商用目的の場合にはより慎重になりましょう。
また、倫理的な問題に対する適切な対応は、倫理観や社会的な価値観によっても異なる場合があります。
倫理的な問題に関しては、個別の状況に応じて慎重な判断と配慮が求められます。
ChatGPTの料金プランと性能差
ChatGPT Plusは月額20ドル（約2,600円）で利用できます。2種類の大きな違いは使用モデルです。
| ChatGPT （無料版） |
ChatGPT Plus （有料版） |
|
|---|---|---|
| 月額料金 | 無料 | 20ドル （約3,000円） |
| 使用モデル | ・Legacy (GPT-3.5) | ・Legacy (GPT-3.5) ・Default (GPT-3.5)・GPT-3.5（Turbo） ・GPT-4・GPT-4 Turbo |
無料版ChatGPTで使用できるモデルは「Legacy (GPT-3.5)」のみですが、ChatGPT Plusでは上位モデル「Default (GPT-3.5)」と最新モデル「GPT-4」を選択できます。
また、GPT-4 Turboは2023年11月6日（現地時間）にOpenAIが新しいモデルとして発表したもので、GPT-4と比較して速度がアップしているだけでなく、学習データが2023年4月までと大幅に更新されています。
コンテキストウィンドウも8,192トークンから128,000トークンに拡張された結果、より複雑で長いやりとりが可能になりました。
GPT-4とは？GPT-3.5との違い
GPT-4とGPT-3.5との違いについては以下の通りです。
- 回答精度
- フィードバックの反映
- 言語の理解度
- 回答の創造性
- 回答の安全性
- 画像入力
- リクエスト数上限
GPT-3.5
一般的にChatGPTといえばこちらを指していることが多いでしょう。
メールアドレスがあればアカウントの登録が可能で、アカウントが作れれば誰でも無料で使用することができるのが最大の特徴です。
簡単な質問などに対する答えに関してはGPT-4と比較しても極端な違いはなく、AIチャットサービスとしては十分な性能をもっているといえるでしょう。
日本語版というのは存在しておらず、基本は英語ですが、トップに書いてある内容はGoogleの翻訳ででも問題なく理解できるレベルです。
しかし、公式サイト自体を自動翻訳してしまうと不自然な回答になってしまうため、自動翻訳をかけずにそのまま日本語でチャットをするようにしましょう。
回答できる範囲は多岐に渡り、簡単な質問であれば満足いく回答が返ってくる可能性は高いといえます。
一方で2021年までのデータしか持たないため、最新の情報などに関しては回答ができないか、古いデータによる回答しかできない場合があるので注意は必要です。
GPT-4
2023年3月15日にリリースされた最新型のChatGPTで、ChatGPT-3.5の完全上位ともいえる性能を誇ります。
個人レベルの一般的な質問ややり取りなどではあまり大きな違いは感じられないかもしれませんが、一般常識の幅や問題解決能力に関しては大きく向上しています。
画像認識や、画像からの文字列の取り込み、画像生成などチャットでのやり取りの枠を超えた機能も充実しており、音声への対応も始まっています。
学習モデルや使用するネットワークに関しても改善されており、よりユーザーの求める回答を出せる確率も上がっています。
多機能化しつつ高性能化しているため、両方使えるのであれば誰もがChatGPT-4を利用するレベルといえるでしょう。
無料と月額3,000円弱の差は大きく、多くの人がChatGPT-3.5を利用している状況です。
ビジネスでの利用を考えると、画像生成、音声生成や精度の高い翻訳などの機能は有効なため、ChatGPT-4でできることをよく理解しておくことが重要です。
ChatGPT-4のメリット
ChatGPT-4を使用するメリットを詳しく見ていきましょう。
ChatGPT-4のメリット
- GPT-3.5よりも高性能な問題解決能力
- 使用可能な言語が増加
- 画像からのテキスト出力
- 音声への対応も拡張
違いでも触れましたが、ほとんどの性能が向上しており、できることそのものが増えています。
特にチャットだけでなく音声や画像への対応も広がっており、特にビジネスシーンでの活躍が期待できます。
MicrosoftのBing AIにChatGPT-4が使われており、今後はMicrosoft Officeなどでの活用も期待されています。
通常の文書作成だけでなく、プログラミングの制度も上がっており、言語モデルAIの最高峰といっても過言ではありません。
ChatGPT-4デメリット
ChatGPT-4には少なからずデメリットもあります。
特にGPT-3.5と比較して有料になるという違いがありますので、デメリットもきっちり把握しておきましょう。
ChatGPT-4のデメリット
- 基本的に有料(月額20ドル)
- 3時間毎に25メッセージまでの制限
- GPT-4であっても回答がすべて正しいとはいいきれない
デメリットとして一番大きなポイントはやはり有料というところでしょう。
月額20ドルを大きな負担と感じる人もいるので、GPT-3.5のままという人も少なくはありません。
ただし、企業などでは多機能化したGPT-4を採用することも多く、メッセージのやりとりに制限をかけられているのが現状です。
また、性能は向上していても回答がすべて正しいものという訳ではなく、そういった可能性を考慮して使用する必要はあります。
高性能ではあるものの、頼りすぎてしまうと危険というのはどのAIにも言えることかもしれません。
まとめ
ChatGPTは日本語でも対応可能です。日本語で入力すれば自然と日本語で返してくれます。
設定なども必要ないので、誰でもすぐに使うことができます。
ChatGPTは日常会話や情報収集などでも大変役立ちますが、必ずしも情報が正しいというわけではないので、真偽については自分で調べる必要があります。
有料版ではありますがChatGPT Plusはより情報の精度が向上に、フィードバック内容がより反映されるといったメリットがあります。
無料版・有料版のどちらを使うのかは、その人の求めるものや頻度によっても異なります。
