マーケティング外注のメリットは?【外注先の選び方と活用方法】

自社のWebサイトのマーケティングに力をいれたいけど、何から始めていいか分からないというケースは少なくありません。それだけ、Webマーケティングサイトの外注先は数多くあるからです。

そこで今回は、Webサイトマーケティングを外注する際の業者の選び方や外注するメリット、そして費用なども紹介していきます。

もし外注するか内製するかで迷っている場合は、どういったケースがおすすめできる・できないのか見極めポイントも挙げていくのでぜひ参考にしてください。

目次

Webマーケティングとは

WebマーケティングはWeb上で顧客を増やすための活動全般のことです。特にWeb上でのマーケティングに関しては以下のようなものがあります。

SEO対策

SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略。検索エンジンにより上位に自社サイトが掲載されるようにコンテンツを最適化することを意味します。

検索エンジンの上位にサイトが表示されることで、より多くのユーザーの目に留まりやすくなるためアクセス数アップも期待できます。

コンバージョン(購入、お問い合わせ、資料請求など)や商談数を増やすことにもつながるため、非常に重要な施策です。

SNS運用

SNS運用とは、各種SNSで企業アカウントを作り自社製品やサービスの情報を発信する方法です。Facebook、Twitter、Instagram、LINEなどSNSの種類によってユーザー傾向や機能の特徴が異なるため、自社のサービスや製品とマッチするSNSを選ぶことが重要です。

また、企業や商品・サービスに合った投稿を行うとより効果が見込めます。具体的には、商品・サービスの最新情報やセール情報、キャンペーン情報、採用情報、スタッフのつぶやき、アンケートなどです。

SNSは見込み客や既存顧客とのコミュニケーションツールとして大きな役割を果たします。またプロモーションツールとしての側面もあります。

ただし、SNS運用で気をつけたいのが炎上対策です。SNS上で企業アカウントから発信した内容が原因で、クレームにつながるケースが相次いでいます。

SNS運用では、ガイドラインを作る・炎上したときのフローを決めておくなど、他部署とも連携して対策を取ることが大切です。

広告運用

広告運用には、リスティング広告(検索連動広告)・アフィリエイト広告・アドネットワーク広告・SNS広告・リターゲティング広告などがあります。

それぞれの特徴は以下の通りです。

リスティング広告

リスティング広告とは、検索連動広告のことで、ユーザーのニーズや興味に合わせた広告表示を行います。即効性のある広告効果が期待できるのが特徴です。

SEOの効果が出るまでの期間で、短期的に一定の成果を出したい時に向いています。広告色が強いため、ユーザーからはクリックされにくいことも多いです。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、Webサイトやメルマガに掲載したリンクから訪れたユーザーのコンバージョンにより報酬が発生するタイプの広告です。

基本的に広告料は掛からず、コンバージョンがあって初めて広告料が発生するため、CPAを安く抑えられます。
運用するときは不正表示や誇大広告に注意しましょう。

アドネットワーク広告

アドネットワーク広告では、複数の広告媒体を集めた広告配信ネットワークにより、一社との契約のみで複数のWebサイトで同時に広告配信が可能です。

通常は媒体ごとに個別に契約を行う必要があり、出稿形式や仕様も媒体によって異なるため料金帯にもばらつきがあります。しかし、アドネットワーク業者を利用すれば一括で任せることができ、異なる媒体で一様に掲載されるのが特徴です。

一方で、ターゲットが異なる媒体にも表示されるので無駄が生じやすい側面あります。

SNS広告

LINEやTwitter、FacebookやInstagramなどのSNSに広告を出稿するものです。ユーザーはSNSの利用に際してプロフィールを登録するため、企業はその情報に基づきターゲティングして出稿できるのが特徴です。

比較的安価でSNSに広告を出稿でき、ユーザーにより拡散される効果が期待できます。ただしSNSは若年層が大半を占めるため、中高年向けの商品やサービスはリーチしづらいです。

リターゲティング広告

リターゲティング広告は、あるWebページで表示した広告を、同じユーザーが訪れた別のWebページでも表示する仕組みで運用される広告です。閲覧者の認知度と訴求力アップが期待できます。

興味を持っているユーザーに何度もWebサイトに訪れてもらうきっかけを生み出せるのが特徴です。一度訪問したことがあるユーザーにのみ表示されるので、新規顧客の獲得が難しいというデメリットもあります。

このように、広告運用といっても様々な手段と効果があります。自社製品を宣伝する目的を見極めて活用していきましょう。

Webマーケティングとデジタルマーケティングの違い

Webマーケティングとデジタルマーケティングの違いは、扱う領域の範囲です。

前者は企業のWebサイトを軸に考えるのに対して、後者はより広い領域を包括して考えます。Webサイトだけでなく、デジタルで得られるデータ全般を活用する言葉です。

Webマーケティングはなぜ必要か

昨今はスマホを持つことが当たり前になりつつあり、それに伴いインターネットの利用も拡大しています。そのためWeb上での活動が、売り上げや問い合わせといった成果に大きな影響を与えているのは想像にたやすいものでしょう。

総務省の令和三年版情報通信白書によると、2010年から2020年にかけてスマートフォン世帯保有率は約10%から約90%まで拡大したことがわかりました。モバイル端末によるインターネット利用が急激に増え、インターネットの利用がより日常化していると言えます。

総務省データ

参考:総務省「情報通信に関する現状報告」

それに加えて2020年3月ごろから日本国内で新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、以前よりも在宅時間が増えた背景もあって、インターネットトラヒックは対前年度比150%以上増加しました。

ユーザーの全体数が増加している今だからこそ、Webマーケティングは非常に重要です。より多くの人に自社サイトを見つけてもらうために、ターゲットユーザーが何に興味を持ち、インターネット上で何を調べているのかを分析する必要があります。

Webマーケティングを外注するメリット

そもそもマーケティングとは、見込み客を含む顧客に対して自社の商品やサービスを広める活動全般のことをさします。そのため、職種・業種に関係なく、どんな企業にとってもマーケティングは必須ともいえる部分でしょう。

そしてWebマーケティングを外注化することの最大のメリットは実行スピードです。もしスピードを意識しないのであれば、リソースに余裕がある時に少しずつ進めることもできます。

経験ゼロでも始められる

自社でWebマーケティングをやった経験がなく、ノウハウを持ち合わせていなければ、外注する価値があります。
とにかくまずはやってみないと、成果を出すことはできません。

外注先はWebマーケティングの専門家なので、既にWebマーケティングを自社で始めている会社にとっても、仕事の質が一段と良くなるメリットがあります。

特にデザイン面やシステム面は専門性が求められる分野なので、外注する内容として十分に検討できるでしょう。

社内業務を削減して時間や労力を確保できる

Webマーケティングをいざ行うとなると、アウトバウンドマーケティングでは存在しなかった、さまざまな作業や工程が発生してきます。それがWebコンテンツの制作やSNSの運営です。

ブログ記事の作成をはじめ、画像や動画の制作の他、SEOの施策などその作業には多大な時間と労力が必要になります。

SNS運用なども社内で対応するのであれば、SNS運用に詳しい人材を確保する…といった形で、業務ごとに専門知識やスキルを持つ人材探さなければいけません。

Webマーケティング自体を内製化する場合は、このように社内業務が急激に増えることになり、それだけ人材の確保も必要になります。

これらをすべて外注化してしまえば、コンテンツ制作にかかる時間やSNS運用にかかる手間などを節約でき、他の仕事に人材を回すことが可能になるわけです。

自社とは違う視点や見解を持った他企業目線を得られる

企業のマーケティング担当者はWebに限らず結果が伴わないと、自分のマーケティング手法は正しいのか?今やっていることは間違ってはいないのか?といった疑念にかられることが度々あると言います。

そしてその約半数近くが誰にも相談できず、悩んでいるというデータもあります。

引用:PR TIMES

知識や経験に自信がないマーケティング担当者には特にありがちです

そこでこのようなまだ知識や経験を吸収する余地のあるマーケティング担当者がノウハウを得るために効果的なのが、他企業目線を取り入れることです。

外注に依頼することによって、自社内だけの方針や戦略とはまた違った見解に触れることができます。

こうすることでマーケティング担当者はまた違った視点から客観的に、そして多面的にマーケティングを捉えることができるようになります。

つまり「外注会社を先生として、社内のマーケティング担当者の育成が可能になる」わけです。

クオリティの高い仕事を担保できる

外注を請け負っている企業はその道のプロフェッショナル。Webマーケティングは細々としたコツや必要な知識があり、専門に行っているマーケティング会社に頼む方が安心です。

外注先の選定は慎重に行うべきですが、外注に一定のコストがかかったとしても、その対応内容や成果を見れば費用対効果が高くなることがほとんど。

上述したように社内にWebマーケティングの人材や部署をゼロからつくっても、人材確保や育成にかかる時間的コストは大きいものです。

Webマーケティングには成果が出るまで時間がかかるものもあり、スピーディーに成果につなげるには、より成功確率の高い方法を最初から実施できる方が効率的かつコストが抑えられます。

最新情報をキャッチアップしている

Webマーケティングの領域は媒体のアップデートやトレンドの移り変わりが年々早くなってきています。
また媒体の審査対策だけでなく、薬機法や景品表示法などの法律面も押さえておかなければ広告すら出すことができない状況になってきています。

実績や経験のある企業に外注すれば、そのような最新情報を取り入れているため自社だけでは対応できないところまでカバーしてもらえます。

Webマーケティングを外注する際のデメリット

一方で、外注をすることで一部分とはいえ売上に関わる部分を依頼することになるので、外注先と契約が終了した時には、自社の売上に大きな影響を及ぼすことも十分あり得ます。

自社にノウハウが溜まりづらい

Webマーケティングの施策と契約内容にもよりますが、基本的に施策は外注先で実行していくことになります。

つまり、仮説立てをして実行しながら、検証し改善していくフローを外注先が行うことからプロセス部分に自社が携わることがないため、もし外注との契約が終了したらノウハウが残らないことになります。

仮にプロセスの共有を受けたとしても、自身で実行していないので何か課題にぶつかった場合に過去の経験から応用することができません。このことも依存が強まる理由の1つです。

コミュニケーションに時間がかかる

外注先はあらかじめ依頼主と予算や成果目標を定めてから実行していくことになりますが、何か判断を要する場合には都度依頼主と協議をする必要があります。

また依頼主に安心してもらうために進捗や結果の共有を都度行い、そして次の施策をまた協議していくのが一般的な流れです。

つまり、その都度コミュニケーションが発生するので一度任せたからあとは勝手にやっておいてくれるということにはなりません。なので、外注に任せるにはある程度コミュニケーション時間がかかります

相性の良くない担当者もいる

外注先を選んでいる時は会社ごとの比較となり、実際に誰に担当してもらうかは契約してみないとわからない場合が多いです。そのため担当者によっては成果が大きく違ってくるケースも少なくありません。

例えば、広告運用において代理店を変更したら成果が変わったということがあります。しかしこれは会社が変わったというより運用者が変わったことで成果が変わったと言えるのです。

LP制作においてもデザイナーが変わるだけで、同じ商品のLPをデザインの雰囲気が変わってきます。基本的に契約時点では担当者を選ぶことができないので、致し方ない部分ではありますが、これも外注化する時のデメリットとして覚えておく必要があります。

費用がかかる

委託して取り組んでもらう上で、費用がいくら発生しているのか、費用対効果に見合っているのか、常に確認しておくことが重要です。

またSEOの法則・ルール(アルゴリズム)は定期的に変更されるため、それに沿った修正やブラッシュアップを続ける必要があります。

そのため外注する際にはその運用費として継続的にコストがかかるのが一般的です。WebサイトやLPなどの制作から依頼する場合は、その制作費もプラスでかかることになります。

自社でできることがある場合は、それ以外の業務を外注するように分担することで、コストを抑えることが可能です。

ただし大事なのは単純なコスト・金額の大きさではなく、そのコストに対してどれだけの対応をしてくるのかが重要となります。

安く済むに越したことはありませんが、安物買いの銭失いにならないように、外注会社の仕事内容や成果には常に目を配り、コストとのバランスをチェックしましょう。

Webマーケティングの外注先を選ぶ際のポイント

業務内容や費用が具体的かつ明確に提示されているか

提案される内容が具体的かどうか、これが第一に意識すべきポイントです。

提案内容が具体的であればあるほど、外注先が課題解決に対する策を持つことを示します。
また、具体的かつ明確に伝えるスキルの高さは、以後の仕事でのやり取りのしやすさにも繋がります。

委託業務の詳細がブラックボックス化していたり、こちら側から意見を出せない状態は避けるべきです。
マーケティングがうまくいかない時にこちら側から手が出せず、結果解決に時間がかかったり、挽回できなかったりするリスクがあります。

良質な記事やコンテンツをつくる体制があるか

Webマーケティングではさまざまなコンテンツを活用します。動画に画像、SNSなどデジタルコンテンツをフルに活用していきます。

実績などを確認・問い合わせをするなどして、どういったコンテンツを得意としているか、クオリティはどうかという点はチェックしておきましょう。

また見た目のデザインやクリエイティブも重要ではありますが、本質的には検索で流入が期待できるSEO対策された記事がつくれるかが中でも重要です。

良質な記事がつくれるノウハウとライティング体制があるかも確認してみてください。

自社の商品やサービス、会社のことに関心を持ってくれるか

Webマーケティングで成果を出すには、自社が提供する価値を深く理解し、それをターゲットにどのようにアプローチするかを考え抜く必要があります。

外注先は商品/サービス/会社の特徴や魅力、他社と差別化できるポイントに関心をもち、提案前に質問・資料請求する姿勢があるでしょうか。

また、どのようなターゲットに、どのようなサービスを、どのようなコンセプトで届けようとしているでしょうか。

具体的に掘り下げた上で、状況を把握し提案しているか、が重要です。

取引相手の情報をできる限り知ろうと、ヒアリングしたり質問したりしてくれるのは、それだけ真摯に自社と向き合い仕事をしてくれる証拠。そういった態度が最終的に大きな成果へと繋がります。

明確にゴールを設定してくれるか

スケジュールを共有し、ゴールを明確に提示できるか、という基準も外注先選定には有効です。

クライアントがどんな悩みをもち、最終的にどんな状態を達成したいのかを理解した上で、目指すべきゴールを示せる外注先は、信頼に足ると判断できます。

ゴールを示し、それに対してどのような取り組みを実施すればよいか、導入後のスケジュールを共有してもらえると安心です。
目指す成果に対して、具体的に意思表明できる外注先であるかは、選定の大きな基準になりますので参考にしてみてください。

Webサイトの制作以外も行ってくれるか

外注先の候補を検討する際には、その会社の対応してくれる業務内容をあらためて確認してみましょう。マーケティングにはWebサイト等のメディアだけでなく、運用が重要な点は先ほどお伝えしてきました。

外注で依頼を受けている企業の中にはWebサイトやLPなどの制作はするが、その後の運用は行っていない会社などもあります

自社で運用ができる体制があるなら良いのですが、そうではない限り、マーケティング戦略やSEO対策を考えて運用まで対応してくれる会社を選びましょう。

またWebサイトやLPは安い会社につくってもらって、運用だけ別の会社に外注するというのはあまりおすすめしません。

Webサイトなどは更新しやすい設計になっているか・戦略に沿ったUXやデザインになっているか、といった点もマーケティング戦略においては重要なため、ここがちぐはぐになってしまってはその調整に余計な時間とコストがかかってしまいます。

マーケティングの実施について自社内で対応できることを整理しつつ、できないことや依頼したいことはなるべく1社にまとめて任せる方が全体的に統一感が出るので、ユーザーがどのコンテンツから流入してきても自社に対するイメージにずれがなくなります。

Webマーケティングを外注する費用相場目安

まず外注を依頼する場合には初期費用がかかります。初期費用は無料と言うところもありますが、通常は初期費用が発生すると思っておいてよいでしょう。相場では10万円~30万円程度となっています。

またSNSを運用したい場合はこちらも別料金で請け負ってもらえます。

こちらは企業により少し開きがあり1媒体月額1万円からでOKと言うところもあれば5万円というところもあります。複数媒体の同時活用を想定すると20万円程度は見込んでおいた方がよいでしょう。

コンサルティングだけを依頼する場合の費用相場

既に自社Webサイトを保有している場合や、中々成果が出ずコンサルティングだけを頼みたい場合もあるかと思います。コンサルティングのみにもさまざまな料金プランがあります。

まずはSEO対策も含めた場合の料金相場ですが、こちらはあまり費用は高くなく1万円~2万円前後で行ってくれるところがたくさんあります。

またSEOに関しては成果報酬制を取り入れているところもあり、その場合は検索エンジンに自社サイトが上位表示されなければ料金は発生しませんので、こちら側で確認できる安心さがあります。

さらにマーケティング戦略や市場分析、アクセス解析などを含める場合は開きがありますが、3万円~10万円という企業が一般的です。この場合はサポートがついている事が多く毎月レポートを提出してくれる企業もあります。

ただしコンサルティングだけの場合、施策実行はこちら側で行わなければならないこともありますので、そのあたりはよく確認する必要があります。

費用別相場:月額10万円以下

  • オウンドメディアなど施策のための環境は自社準備
  • コンテンツの内容や本数に応じた費用体系
  • コンテンツプランニングは自社で行う、もしくは制作会社との併走

既にオウンドメディア自体の構築は済んでおり、運用方針も定まっている場合もあるでしょう。
その上で、記事制作を依頼したいという場合の相場です。

費用別相場:月額10万円〜30万円

  • WordPressの設置やSaaS型のマーケティングツールの提供
  • 運用初期のコンテンツプランニング(ペルソナ・CJM等)サービス有り
  • プラン内で決められた本数のコンテンツ制作を依頼可能

こちらの価格帯では、記事などのコンテンツ制作だけでなくCMSやマーケティングツールの設置を依頼できることが多くあります。限られた予算の中で環境整備からコンテンツ制作までを依頼したい場合に最適な相場。

メディア制作の他、CMSの初期設定とカスタマイズSEO対策支援・アクセス解析など、コンテンツマーケティングの基本的な作業内容が含まれます。

また、基本プランの他追加のオプションによってレポーティングや、施策の改善プランの提案、追加コンテンツ制作などを依頼できる場合もあります。

費用別相場:月額30万円〜50万円

  • 環境構築から制作、施策のサポートまでに対応
  • 競合調査や検索順位変動、アクセス解析など専門的な見地から支援を受けられる
  • マーケティング・コンサルティングによる戦略設計~分析支援も

コンテンツマーケティングの「戦略設計」の部分からしっかりサポートを受けたい場合はこちらの相場が最適。マーケティング会社やコンサルティング会社の支援は、この価格帯が多いです。

戦略設計や運用支援を受けられるため、コンテンツマーケティングを何から始めたら良いのかわからないといった方にも適しています。

費用別相場:月額50万円以上

  • 環境構築から制作支援、施策の改善までワンストップで依頼可能な価格帯
  • 予算確保できており新たな打ち手としてメディア運営を検討している企業に最適

50万円以上の相場では本格的なコンテンツマーケティング支援が依頼できます。制作会社であれば月間まとまった本数のコンテンツ制作を依頼が可能です。コンサルティング会社であれば戦略設計から分析、改善提案までの支援を受けられます。

そのため「新規事業などで、丸ごとメディア運営をお願いしたい」という場合に適した価格帯と言えます。

Webマーケティングを外注する際の注意点

短期的な成果で継続の判断をしない

コンテンツマーケティングは広告施策やプッシュ型のマーケティングと比べて成果を出すまでに時間を要します。コンテンツを公開するだけではユーザーの目に触れることはないからです。

また、オウンドメディアの場合、媒体にストックされているコンテンツ数があまりにも少ない場合、そもそもユーザーの認知や関心を高めることはできません。

そのため、中長期で運用し効果検証を行った上で施策の継続判断をしましょう。

動画や漫画(イラスト)、SNSなどのコンテンツ

コンテンツマーケティングと聞くと、オウンドメディアを立ち上げ記事を更新していく手法が代表的です。しかし、コンテンツとは必ずしもテキストの記事だけではありません。

例えば、SNS用の動画。スマートフォンが幅広い年齢層に浸透し、動画配信サービスが人気を集め、SNSによるバズ(大規模な拡散)が見受けられるようになりました。

それに伴い、動画やアニメーション、漫画など様々なコンテンツのアプローチを検討することが大切になってきています。

記事の量産は意味がない

かつてのコンテンツマーケティング、オウンドメディア運用は記事の網羅性や、単純な文字数によって成果を狙うといった手法がありました。
これは、検索エンジンのアルゴリズムが未熟で、量が多いほど質が高いと判断されていたため。

現在では、コンテンツの内容や信憑性までを検索エンジンが判断すると言われており、単に量産すれば成果がでる状況では無くなっています。

したがって企画の切り口やコンテンツの質、そして信頼性の担保などが現代のコンテンツマーケティングには問われているのです。

目的に合わせた成果指標に施策を当てる

コンテンツマーケティングの成果は、その企業によって様々です。
例えば、お問い合わせを目的とするのであればコンバージョン率を指標としますが、認知であればPV数、新規セッション数、読了率などの掛け合わせが必要になります。

  • コンテンツマーケティングの目的は何か?
  • どの指標の目標を達成すれば成功といえるのか?

この2点をしっかり決めた上でコンテンツマーケティングを開始するのが重要です。

まとめ

Webマーケティングを外注するメリットや費用相場、そして注意するポイントを紹介しました。Webサイトを外注or内製するのもどちらにもメリット・デメリットが存在します。

そのため、自社に不足している部分・ニーズなどをよく考慮してから、外注にするか内製するかを判断することをおすすめします。

すでにWebサイトをお持ちの場合や、施策をしているけどなかなか成果が伸びないという場合には、専門業者に相談するのもいいでしょう。

弊社でもWebマーケティングからSEO対策・SNS運用代行などを行っておりますので、お問い合わせをお待ちしております。

 

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執筆者

DXマーケティングやAIを事業に落とし込んで事業成長したい企業のマーケティング担当者・広報担当者、経営者、個人事業主向けに、マーケティングの基礎、成功ノウハウの提供・成功事例を紹介する専門メディアを運営しています。

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