被リンクとは?増やす方法やSEO対策に効果的な付け方を徹底解説

「被リンク」とは、外部サイト・ページなどから、自社・自分で運営しているサイトのリンクを貼ってもらうことをさします。被リンクをもらうことで、SEO効果が上がるので施策として大きな意味を持っています。

では、この被リンクはどのようなSEO効果が期待できるのか、そして被リンクの質や量、もらったときの対処法なども詳しく紹介していきます。

目次

被リンクとは

被リンクとは、外部のウェブサイトから対象のウェブサイト・ページに向けて設置されたリンクのことを指します。

外部リンクやバックリンクと呼ばれることもありますが、ここでは「被リンク」と表現を統一します。被リンクが設置される理由は主に以下の3つです。この目的で設置されるリンクが自然な被リンクとなります。

なぜ被リンクが重要なのか

Googleが被リンクを検索順位の評価基準として重要視している理由は、検索エンジンがコンテンツの良し悪しを完全には理解できないためです。

ユーザーから見て価値のあるコンテンツには多くのリンクが張られるという思想のもとで、被リンクはウェブコンテンツの価値を示す基準として使われています。

これは、学術論文における引用の思想と同じです。というのも、アカデミックの世界において、質の高い論文はほかの研究者に参照されることも多く、多数の論文に引用されます。そのため、被引用が多い論文は良い論文であるという評価がなされます。

Google自体ももともとは学術論文の検索サイトとして存在していた経緯があることが大きいでしょう。

ウェブにおける被リンクも同じです。質の高いサイトやページほど他のサイトに多く引用・紹介がなされ、リンクが増えます。その結果「被リンクが多いページは良いページである」という発想になり、ランキング付けの評価基準として用いられるのです。

被リンク元のページ数よりドメイン数のほうが重要

被リンクの量を検索エンジンがどう評価するのかについて詳しく説明すると、被リンク元のページ数よりも被リンク元のドメイン数をより高く評価します。

例えば、5つの被リンクを獲得しているサイトが2つあるとします。

その場合、同じドメインから5つの被リンクを獲得しているサイトよりも、5つのドメインから1つずつ被リンクを獲得しているサイトのほうが、検索エンジンから評価される傾向にあります。

もちろん、いずれの場合も被リンクが良質でなければ検索エンジンから評価されません。

質の良い被リンク

Googleが評価するのは良いリンクであり、人工リンクなどの悪いリンクは逆に評価を落としペナルティを受ける可能性があるので注意しましょう。

良いリンクとは、一言でいうと「ユーザーが自然な形で貼ったリンク」のことです。例えば、自社サイトのテキストの専門性や信頼性が高い場合、同様のテーマの別のサイトから引用という形でリンクされることがあります。Googleはこのような自然に貼られた、関連性の高いリンクを高く評価するのです。

自然発生した被リンク(ナチュラルリンク)

検索エンジンは「自然発生した被リンク」のみを評価します。

「自然発生した被リンク」とは、外部のユーザーが、無償かつ自発的に設置したリンクのことです。この自然発生したリンクを「ナチュラルリンク」といいます。たとえば、以下のような理由で設置されたリンクのことです。

  • わかりやすく専門性の高いコンテンツなので参考記事として紹介したい
  • 信頼性・権威性の高いコンテンツなのでソースとして引用したい

ユーザーが「このコンテンツは有益だ」と感じ、自ら設置したリンクのみを評価するというのは当然の話ですよね。

関連性の高いサイトからの被リンク

検索エンジンは「関連性の高いサイト」からの被リンクをより高く評価し、検索順位を向上させます。

「関連性の高いサイト」とは、リンク先のページのテーマに関連する専門的な情報を公開しているサイトのことです。

例えば自サイトで「SEOの仕組み」について書いたページがあるとします。その場合、「SEOに関するニュースを届けるメディアサイト」が関連性の高いサイトです。

関連性の高い専門的な情報を公開しているサイトから被リンクを得ているのだから、「きっとそのページの『専門性』も高いはずだ」と検索エンジンは判断し、検索順位を向上させるのです。

Googleが「専門性」が高いページを高品質なページとして評価することは、Googleの「検索品質評価ガイドライン(検索エンジンの品質を評価する方法が書かれた資料)」に以下の通り明記されています。

4.1 Characteristics of High Quality Pages

High quality pages have the following characteristics:
● High level of Expertise, Authoritativeness, and Trustworthiness (E-A-T).

訳:高品質のページには次の特性があります。
●高度な専門性、権威性、信頼性(E-A-T)

引用元:Googleの検索品質評価ガイドライン

著名なサイトからの被リンク

検索エンジンは、多数のユーザーに評価されている「著名なサイトからの被リンク」を評価すると下記の通り明言しています。

コンテンツの品質

内容の信頼性や権威があるかどうかを評価するために、同様のクエリについて多数のユーザーに評価されているサイトを見つけます。検索内容に関連する他の著名なウェブサイトがそのページにリンクしている場合は、情報の質が高いことの確かな証拠となります。

引用元:検索アルゴリズムの仕組み(Google検索)

では、多数のユーザーに評価されている「著名なサイト」とはどういったサイトなのでしょうか。

それは被リンクの質が高く、量が多いサイトです。

被リンクの質が高く量も多い著名なサイトから被リンクを得ているページは、「信頼性」「権威性」が高いはずとGoogleは判断し、検索順位を向上させます。

Googleが「信頼性」「権威性」が高いページを高品質なページとして評価することは、Googleの「検索品質評価ガイドライン」に明記されています。

質の悪い被リンク(スパムリンク)

以下のようなリンクは「質の低いリンク」としてGoogleのガイドラインに違反する場合があります。

  • 購入したリンク
  • 関連性の低いサイトからのリンク
  • ワードサラダ
  • 隠しリンク

被リンクは数が多ければよいものではありません。

Googleの検索アルゴリズムの全容は公開されていないものの、Googleの公開情報から、被リンクの質が重要であることが見て取れます。

購入したリンクに限った話ではありませんが、悪質なリンクはペナルティを課せられます。

ペンギンアップデートと呼ばれるアルゴリズムアップデートでは、スパムサイトを特定することが明言されました。スパムと判断された場合は削除され、上位表示どころか検索結果画面に表示すらされないでしょう。

購入したリンク

間違いなくペナルティの対象となるのが購入したリンクです。

他サイトからリンクを貼ってもらえるとGoogleの評価につながるのは前述したとおりですが、意図して増やせるものではありません。そこでリンクを販売する業者からリンクを購入して、見かけ上の被リンクを増やすという手段が以前は横行していたのです。

購入したリンクでもかつては意味がありましたが、現在ではGoogleのアルゴリズムが進化し、不自然なリンクは見抜かれペナルティを受けることがあります。ペナルティを受けると検索結果の上位に表示されないどころか、検索結果から消えてしまう可能性もあるので、リンクの購入は絶対にやめましょう。

関連性の低いサイトからのリンク

同じテーマを扱っている信頼性の高いサイトからのリンクは、質の高いリンクとして評価されます。

逆に関連性の低いサイトからのリンクには注意が必要です。例えば、SEO目的でリンクをただ羅列したようなサイトや、同様にリンクを並べたリンク集サイトなどからのリンクはGoogleに評価されません。現在は検索エンジンのクロール技術が進化していて、「どのような文脈でリンクしたか」まで検索エンジンが理解するからです。

ワードサラダ

ワードサラダとは、単語や文章を自動生成で並べただけのサイトです。人間の目には明らかに文章が破綻しているのですが、昔の検索エンジンはそこまで判断ができず「しっかりコンテンツがあるサイト」だとみなしていました。

そうしたサイトからリンクをもらうことでGoogleの評価を高めていたのです。しかし、この方法はもう通用せず、ペナルティを受け検索結果の対象外となっています。ワードサラダからいくらリンクを貼ってもらったとしても、SEO対策としてはまったく無意味なのです。

隠しリンク

隠しリンクとは、サイトのなかにこっそりリンクをまぎれこませる手法のことです。

例えば、背景色と同じ文字色にしてリンクを貼ったり、ほとんど目に見えないサイズまでフォントを小さくしてリンクを貼ったりと、ユーザーには見えないようにリンクを仕込むのが隠しリンクです。人間の目には見えなくてもHTMLにはリンクを示すソースが記述されているため、昔の検索エンジンは欺かれていたわけです。

現在では、こうした行為はスパムとしてチェックされます。その結果、ペナルティを受けて検索結果から除外されてしまうこともあります。隠しリンクは悪いリンクの典型ですので、行わないよう注意してください。

被リンクのSEO効果

サイト / ページ評価の向上

被リンクを獲得したページは、検索エンジンによって「外部サイトからおすすめされた質の高いサイト / ページ」と解釈されます。

Googleは、「Google が掲げる 10 の事実」において、「どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としている」と明言しています。

被リンクは外部サイトからの投票のような意味合いを持っているので、有益なページであるかの客観的な指標になっています。

そのため、良質な被リンクを多く獲得しているほど、「多くの投票を集めた有益なページである」と検索エンジンから認識されて、サイト / ページのSEO評価が向上します。

Googleが提唱しているE-A-Tは、次の3つの要素から構成されています。

  • E=Expertise(専門性)
  • A=Authoritativeness(権威性)
  • T=Trustworthiness(信頼性)

ドメインパワーが上がりやすくなる

良い被リンクを多く獲得できると、ページだけでなくウェブサイト自体も信頼性の高いウェブサイトだと認識するため、ドメインパワーが上がりやすくなります。

ドメインパワーとは、ウェブサイト自体の実績や信頼性を数値にしたものです。2022年現在、ドメインパワーが高いサイトは検索結果の上位に表示されやすい傾向にあるため、SEOを強化する上でも被リンクは重要な要素の1つといえます。

新しく立ち上げたばかりの1ページしかないサイトと、長年そのジャンルにおいて有益な情報を提供し続けてきたサイトを比べた時、後者のサイトの方が「信頼できそうだ」と思うのではないでしょうか。
検索エンジンも同様に、そのサイトが持つ実績やサイト全体の品質などを考慮し、順位評価に反映します。

ドメインパワーの判断にかかわる要素

ドメインパワーはサイトの実績として言い換えることができます。そのため「ドメインパワーを高める」という方法は存在せず、堅実にサイトを運営し、良いサイト作りを継続して行っていくことで、結果としてドメインパワーが高まっていきます。

ドメインパワーは、主に以下の様な要素を考慮し判断されていると考えられます。

  1. コンテンツの品質
  2. サイトの運営期間
  3. 被リンクの状況

被リンクの状況意外でいえば、コンテンツの質・サイト自体の運営期間が影響していると考えられます。

サイトが持つコンテンツの品質はドメインパワーに影響すると考えられます。ユーザーにとって有益なコンテンツを作成し続け、ユーザーニーズを第一に考えたサイト運営を地道に続けていくことが重要です。ユーザー目線のコンテンツは以下のような特徴があります。

  • ユーザーが必要とする情報を、適切な形で提供しているか(Needs Met)
  • ページの品質・信頼性を示す(Page Quality)
  • 知りたい情報にアクセスしやすいか(ユーザビリティ)

ドメインパワーは「そのサイトが培ってきた実績」を表します。 サイトの運営期間が長いということは、そのサイトで扱っているジャンルでの実績が多くある場合が多く、自然リンクも多く得ているケースが多いです。

そのためサイトの運営期間(ドメインエイジ)が長いと、ドメインパワーが高くなっていく傾向があります。

一方で、コンテンツの品質が低かったり、被リンクが全くない状態であれば、サイトの運営期間が長かったとしてもドメインパワーはほとんど意味がありません。

原則として、ユーザーにとって有益なサイト作りを継続してきたかどうかが重要な要素となります。

【注意】中古のドメイン

既に長くサイトを運用してきた実績のある中古ドメイン(オールドドメイン)を購入することで、そのドメインの実績を引き継いでSEOに有利な状況で新規サイトを立ち上げる、という手法が以前は多く用いられていました。

SEOで初速を出す=サイトの立ち上げ時にできるだけ速く検索エンジンから評価をされやすいようにする、と考える場合は、現在もある程度この手法は有効であると考えられます。

ただ一方で、中古ドメインは過去にそのドメインがペナルティを受けていた場合はその評価も引き継いでしまうなど、リスクも多くつきまといます。

ドメインパワーは「地道に高品質なコンテンツを提供しつづけていくこと」の結果として高まっていくものであり、最終的にはコンテンツの品質によって変わっていきます。 そのため中古ドメインを使用したとしても、コンテンツの品質が低ければ、ドメインパワーはいずれ下がっていってしまうということを留意しましょう。

クローラーが来やすくなる

被リンクを獲得することで、クローラビリティが向上します。クローラビリティとは、「クローラーがページを検出する際の見つけやすさ」のことです。

ページが評価されるためには、下記2つが実行される必要があります。

  • クロール:検索エンジンのロボット「クローラー」が世界中のページを巡回し、ページ情報を取得すること
  • インデックス:クロールによって検出したページにアクセスし、各ページの内容を分析した結果、得られた情報をデータベースに保存すること

しかしながら、クローラーはリンクを辿って日々膨大な数のページを巡回しているので、ページを見つけてもらうには時間がかかります。

被リンクを獲得すると、外部ページからクローラーが巡回しやすくなり、ページを見つけてもらいやすくなる(=クローラビリティが向上する)ので、ページが評価されるまでの時間を短縮することができます。

結果的に、早くクローラーが回ってきてインデックスのスピードも早くなることが期待できます。

クローラーの重要性

クローラーが情報収集しないとインデックス(データベースに登録)されないため、検索結果にも載りません。検索結果に載らないとユーザーが記事に辿り着きにくくなってしまうため、読んでもらう機会が減ってしまいます。

また、クローラーが巡回することで検索順位が更新される(正確には、クローラーが集めてきた情報を元にGoogleが検索順位の再判定を行う)ため、記事やウェブページを更新したタイミングで再度クロールしてもらう必要があります。

このように、検索結果に乗るためにはまずクローラーに巡回してもらい、作成したページをインデックスしてもらわなければなりません。そのため、SEOにおいてクローラーは非常に重要な役割をになっています。

SEOのためのクロール最適化のポイント

  • XMLサイトマップの作成・登録
  • パンくずリストを設定する
  • 内部リンクの最適化
  • robots.txtの設定
  • URLを見直し統一する
  • URLパラメータの設定
  • リンク切れしているページは削除する
  • ページ表示速度の改善
  • Javascriptの最適化

サイトの表示速度が高まるとユーザーの利便性が向上するだけではなく、クローラーのクロール速度も上がります。サーバーエラーやタイムアウトが多い場合はサーバー状態に問題があるとみなされ、クロールが遅くなります。

また、サーバサイドの問題だけではなく、画像ファイルやCSS、Javascriptといったリソースについてもクローラビリティに影響を及ぼします。

全てのサイトでクロールが問題になるわけではありません。数百ページほどのサイトであれば、Googleのクローラーは上手にクロールしてくれます。

しかし、サイトの立ち上げ時など、可能な限り検索エンジンフレンドリーなサイトを心がけるのと、そうでないのでは大きな違いになります。

あまりSEOに力を入れない予定のサイトほど、最初のタイミングで可能な限り対応しましょう。

良質な被リンクの獲得方法

良質な被リンクを獲得できるサイト・コンテンツの特徴

  • 初心者向けの解説記事
  • ノウハウ系の記事
  • 時事ネタや最新の情報・速報などについての記事
  • 理解しづらい概念などに関する記事

自サイトの特徴や方向性から、上記に当てはまるようなコンテンツ・サイト作りを意識しましょう。

事例記事の作成

サービスを提供している場合は、「サービス導入の事例記事」や「利用者の紹介記事」を作成するのもおすすめです。

例えば、自社でセキュリティ関連のサービスを提供している場合、相手のサイトから「〜〜〜社の〇〇セキュリティを導入しているため、セキュリティ面の対策も万全です」といったようにリンクしてもらえる可能性があります。

事例記事として相手のサイトにリンクも送れるため、自然に被リンクを獲得できるでしょう。

ユーザーがシェアしやすいコンテンツを作成

前提として、読んでくれたユーザーに「他の人にもシェアしたい」と思ってもらえるような質の高いコンテンツを企画・作成しましょう。

ユーザーに寄り添ったコンテンツを発信することで、自然とSNSやWeb上でユーザーが紹介してくれるようになります。

ほかの人にも知ってほしい」と思ってもらえるような情報やデータ、体験談をコンテンツに盛り込むことが大切です。

内容の質を上げるのはもちろんのこと、見やすいようにレイアウトを工夫したり、情報の更新体制を整備したり、常にユーザー目線に立ったコンテンツ発信を心がけましょう。

SNSなどで露出し、シェアを促す

せっかく質の良いコンテンツを作成しても、多くの人に見てもらえないと被リンクの獲得は難しいでしょう。

そこで、コンテンツを公開した後はSNSでも露出しましょう。

より多くのユーザーの目に止まるようになり、シェアを促進することができます。

シェアを促進するための豆知識として、コンテンツの下にSNSのシェアボタンを設置しておくと、内容が有益だと感じたユーザーがシェアしやすくなるため、設置をおすすめします。

SNSを運用していないのであれば、メルマガの配信やプレスリリースも被リンク獲得に有効な手段です。

プレスリリースとは、PRサイトや報道機関、マスコミなどの媒体社に対して企業の情報(新商品のリリースやアンケート結果など)を告知することです。

特にアンケートや図解といった作成にコストがかかり、かつユーザーや企業が事業に活用したくなるようなものは被リンクを獲得しやすい傾向にあります。

プレスリリースに「引用する際にはリンクを記載する」といった注意書きをしたり、nofollowの被リンクのサイト運営者にdofollowにしてもらうよう働きかけることも有効です。

専門性を強化

ウェブの情報は玉石混交なだけに、専門的な情報ほどユーザーも安心して人にすすめられます。

「この情報なら誰にも負けない」という分野を切り拓けば、自ずと被リンクは増え、検索上位になる可能性が上がるでしょう。被リンクが量から質に変わった今、専門性を磨くことは今後ますます求められます。

他のサイトでは見られない専門性を活かした深堀りができると、「信頼の投票」がなされるはずです。まだ誰も知らない有益な一次情報なら、さらに価値は高まります。

コンテンツの見せ方を工夫する

わかりやすいページほど、被リンクを獲得できる可能性が高まります。

現状のページを見直してみて、見せ方次第でより多くの人に読んでもらえないか検討してみましょう。例えば、テキストばかりになってしまうと、たとえ面白い内容が含まれていても、被リンクは獲得しにくいといえます。図解や写真などを効果的に用いることで、リンクされやすくなるでしょう。

「パッとみてわかるだけの情報量」を意識し、より効果的なコンテンツの見せ方はないかどうかを考えてみてください。

コンテンツの届け方を意識する

被リンクで重要なのは、コンテンツの内容とともに「どういう形で、ユーザーの目にふれるのか」が大切です。

「検索される」「メールで知らせる」「SNSで発信する」など、どういった経路でコンテンツを届けるのか考えておきましょう。「コンテンツの届け方」を意識することで、被リンクにつながりやすくなります。

また、「みんなが注目している記事」としてリンクしてもらうのか、「知る人ぞ知る記事」としてリンクしてもらうのか、さまざまな方法があります。逆の立場で「自分がどういうときにリンクをするのか」を考えて、ウェブコンテンツをPRしていくとよいでしょう。

もし質の悪い被リンクをもらった場合の対処法

低品質な被リンクを受けてしまうと、検索順位が下落するだけでなく、最悪の場合、手動ペナルティを受け、インデックスから削除されてしまうケースもあります。そのため、速やかに削除する必要があります。

サイト運営者に連絡する

低品質と思われる被リンクがあれば、サイト運営者に連絡し、削除してもらうように連絡しましょう。

万が一、連絡しても反応がない場合や依頼に応じてくれない場合には、Search Consoleで被リンクを否認することをおすすめします。詳しくは以下で解説しています。 

サーチコンソールでリンクを否認する方法 

 先述した通り、Google Search Consoleで被リンクの獲得状況を確認することができますが、否認も行うことも可能です。低品質と思われる被リンクをサーチコンソールの機能から「否認」しましょう。 

否認したい外部WebページのURLをテキストファイルでリストアップし、上図の「否認リストをアップロード」ボタンから、Googleに否認リストを送ります。成功するとクロールがページの処理を始めますが、完了するまでは数週間かかることもあるようです。

被リンクを獲得する際の注意点

悪質な被リンクを獲得するとペナルティが課せられる 

悪質な被リンクを獲得すると、検索順位が下がるだけでなく、ペナルティとして検索結果に表示されなくなることがあります。

そのような事態を未然に防ぐためにも、先ほど説明したような悪質な被リンクへの対策を実施しましょう。

貼り方は自社で決められない

被リンクとは、他社サイトに掲載された自社サイトのリンクを指します。当然、貼り方は他社サイトによって決められることは言うまでもありません。そのため、必ずしも望むような形で掲載されるわけではないことを留意しておきましょう。

どのようにリンクを獲得しているのかは、先述した通りSearch Consoleで確認できます。

アンカーテキストも被リンクの質に関係する

アンカーテキストも検索エンジンが被リンクの質を判断する要因になります。

アンカーテキストとは、以下の図のように、リンクを貼り付ける際に書かれるテキストのことです。

GoogleはSEOスターターガイドで、アンカーテキストの重要性について言及しおり、テキストが分かりやすければ、ユーザーや検索エンジンに役立つと述べています。

リンク先の情報とテキストの内容(キーワード)の関連性が高いかどうかが、SEO評価に直接影響するため、サーチコンソールで調べた結果、あまりにも的外れなアンカーテキストでリンクを記述されていた場合は、リンク元に連絡を取って修正依頼をすべきでしょう。

まとめ

被リンクの自然な獲得方法・メリット、そして質の悪い被リンクをもらった時の対処法などを紹介しました。被リンクは能動的に得ることが難しいSEO対策の1つです。

自社だけでは、思ったよりも被リンクを得ることが難しいことも少なくありません。

そこで、専門の会社にSEO対策を部分的に依頼するということも一つの手です。自社のSEO効果をもう一度見直すことにもつながるので、ぜひご検討ください。

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執筆者

DXマーケティングやAIを事業に落とし込んで事業成長したい企業のマーケティング担当者・広報担当者、経営者、個人事業主向けに、マーケティングの基礎、成功ノウハウの提供・成功事例を紹介する専門メディアを運営しています。

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