SEO対策の被リンク獲得方法(リンクビルディング方法)とペナルティを避けるための対策を徹底解剖【2024年12月最新】

外部サイトから、自社・自分で運営しているサイトに対して被リンクを受けることを「リンクビルディング」といいます。被リンクはSEO対策の中でも重要ですが、能動的に得ることが難しい施策でもあります。

今回は、リンクビルディングの概要から、施策方法・戦略などを詳しく解説していきます。

目次

リンクビルディングとは?獲得方法2種類

リンクビルディングとは、他のウェブサイトから自社サイトに向けて被リンクの獲得を意味する言葉です。被リンクという言葉には、リンクを受けるという意味があり、主にリンクビルディングは、大きく2種類の手法に分類できます。

  • リンクの調達
  • リンクの自然獲得

被リンクの方法としては、内部リンクと呼ばれるSEO対策もありますが、リンクビルディングが言い表している概念とは少し異なります。

内部リンクは、外部サイトへSEO対策を求めるのではなく、自サイト内で関連する記事同士でリンクを貼り、SEOの効力を上げることを意味します。そのため、内部リンク対策であれば、すべて自社内で作業が完結します。

リンクの調達

リンクの調達とは、ブログサイトや有料の相互リンクサイトに、リンクの送信を依頼する方法です。こちらからリンクを獲得するために行動するため、被リンクが早く集まります。ただし、リンクの調達は、少し慎重になったほうが良いでしょう。

なぜなら、検索エンジンは日々進化し続けており、特に日本国内の検索アルゴリズムにおいて圧倒的なシェアを持つGoogleが現在注力しているのが作為的なリンクの無効化だからです。

アウトソーシング先のSEO会社が自然なリンクを装ったとしてもいつかは見破られて無効化されてしまいます。昨今では最悪の場合、ペナルティのリスクもあります。

リンクの自然獲得

リンクの調達によるペナルティリスクを考えれば、企業として取り組むことが難しいということがあるかもしれません。また、予算や人的な面についても、しっかりと検討しなければいけません。

そのため、サイトを立ち上げたばかりの方は、まずインハウスでできる方法が有効です。

その方法こそが、リンクの自然獲得です。リンクの自然獲得とは、ブロガーやリンク業者などに、被リンク対策の依頼をすることなく、検索ユーザーの疑問を解決するようなコンテンツを作成し、他サイトから自然なリンクを得ていくことを意味する言葉です。

リンクは設置してから評価されるまで一定の時間を要しますので、すぐに眼に見える効果を実感することは難しいかもしれませんが、中長期的な視点で考えた場合には必ず価値のある投資となるはずです。

リンクビルディングとSEOの関係

人工リンクが有効だった歴史

人工リンクとは、金銭で購入された、人の手で作り出されたリンクのことで、「リンク購入型のSEO」とも呼ばれます。

かつては、人工リンクもまた検索順位を上げるうえで、有効な手段でした。しかし、今ではGoogleも対策を講じています。わざわざ費用をかけて人工リンクを行ったところで、むしろマイナスとして作用するので、注意が必要です。

また、「相互リンク集」というページで、相互リンクを募っているサイトもかつてはありましたが、今はあまり見られなくなりました。同様に、こちらがリンクを貼ると、自動的に向こうもリンクを貼るようなサイトも、なくなりつつあります。

被リンクが「量」から「質」へと移行し、もはや見当違いな被リンクはマイナスしかないことが周知されてきたからでしょう。

人工リンクを使用する大きなリスク

リンクは「純粋に他サイトを紹介したい」という動機から始まったものです。

それにもかかわらず、人工リンクがまかり通ってしまうのは、大きな問題です。たとえ質が低いサイトであっても、リンクさえ貼られていれば、上質なサイトよりも、検索で上位に出てきてしまうからです。

これでは検索サイトが成り立たなくなるので、Googleでも「人工的なリンクで構築されている」と思われるサイトには、警告メッセージを行ったり、評価を下げたりしています。

また、相互リンクについても内容が問われます。コンテンツが自動生成されたり、ページにオリジナルコンテンツがなかったりすれば、ペナルティの対象となります。

アフィリエイトサイトのなかには、他のサイトから内容をただコピーしたコンテンツや、信頼性が低い情報が多いコンテンツなどが含まれているものもあります。そうしたサイトからは、むしろ被リンクされないことが望ましいのです。

現在は、以前よりも被リンクの価値・重要性が高くなくなってきた傾向にありますが、それでも全く効果がなくなったわけではありません。

クローラーだけでは判断できない部分を、人間が行った被リンクも合わせて評価していると考えるのが現在の見方です。

良質な被リンクとは何か

良質なリンクとはどのようなものでしょうか。

大前提として「購入したリンクではない」ことが重要です購入したリンクとは、外部業者などに依頼して大量の無関係なサイトからリンクしてもらって手に入れた被リンクを指します。

かつてはSEOとして行われていたリンク購入ですが、現在は確実にスパム行為と見なされ、評価されないどころか順位を下げるなどのペナルティ対象となります。

改めて、良質なリンクとは、「関連性の高いサイトから」「引用など自然な文脈で貼られたリンク」を意味します。

自社サイトと近いテーマを扱っているウェブサイトで、健全な運用がされているサイトからリンクされるのが理想です。そのような信頼性の高いサイトからリンクされることで、自社サイトの評価も高まるのです。

オリジナルコンテンツを作る

自然で良質なリンクは意図的に増やすことができません。別のサイトが「リンクしたい」と思えるような品質の高いコンテンツを地道に増やしていくしかないのです。

では、品質の高いコンテンツとはどのようなものでしょうか。オリジナルのコンテンツであることは当然として、重要なのは専門性が高いことです。そして、サイト全体でそのテーマが一貫していることです。つまり、「専門家になることが大事なのです。

サイト全体で専門家としてのイメージを確立することができると、「このサイトに書いてあるなら」ということで、別のサイトから引用目的で被リンクをもらうことが増えてきます。同じテーマについて書かれたサイトからの引用リンクは、良質なリンクとして高く評価されるので、SEOの観点からも有効なのです。

SNSでの拡散を考える

被リンクについて、誤解されがちなのですが、TwitterやFacebookなどのSNSにURLが記載されること自体には、多くの場合直接的なSEO効果はありません。

しかし、SNSでバズを起こしたコンテンツは、検索でも上位に表示される可能性が高まります。これは、SNSでコンテンツを見た人の一部が、自身のサイトなどでコンテンツを紹介してくれるからと考えられます。

直接的な効果がないとはいえ、被リンク獲得につながる入り口の一つとして、SNSでの拡散は大いに狙っていくべきでしょう。

寄稿する

自社サイトの信頼性を高め、自然な被リンク獲得につながる有効な施策が「メディアへの寄稿」です。

自社サイトで扱っているものと同じテーマで記事を寄稿することで専門家としてのイメージを確立できるほか、自社サイトの紹介もできるので知名度向上にも役立ちます。

寄稿を実現するためにはメディアからの声がけを待つだけでなく、こちらから問い合わせてみることも有効です。寄稿を歓迎するメディアも多く、そうしたメディアには窓口となる連絡先が掲載されているはずです。

リンクビルディングがSEOで重要な理由

まず、「内部対策」とは「ユーザーにとって役に立つ情報が」「検索エンジンに分かりやすいように構成され、記述されている」という理想状態を目指していくことを指します。

しかし、ここで問題になってくるのは、検索エンジンはそれだけでうまく上位表示してくれるわけではないということです。

ページの価値を誤差なく正当に評価するのは大変難しいため、被リンクの数やコンテンツの文字量、画像の使い方などからコンテンツの価値を総合的に評価しています。たとえば、下記のように評価しています。

  • ユーザーにとって有益な情報が記載されている
  • 画像alt属性の設定がされている
  • 他サイトからの引用が多くされている

あらゆる評価基準の中でも、他サイトのからの引用、つまり被リンクの数は重要度が高いとされています。特に、アクセス数の多い企業サイトや人気ブログサイトから被リンクをもらうことができれば、強力なSEO効果が期待できます。

例えば、人間には「めちゃくちゃ面白い!」と思えるものでも、検索エンジンにはそういった感情はありませんし、人間には「すごくためになる!」と思えるものでも、検索エンジンに知的欲求があるわけでもありません。分かるのは「どんな情報がそこにあるか」ということだけです。

そこで、「結局ユーザーがこのコンテンツをどう評価してるのか?」という指標が必要になってきます。外部リンクは通常はページを実際に閲覧したユーザーが、そのコンテンツに何かしら言及するだけの価値を認めて、自分のサイトなどで言及した時に初めて付けられます。

そのため、検索エンジンがサイトやページが実際にユーザーに高く評価されているのかを判断する上で重要な指標として、Googleが最初から使っているのです。

リンクビルディングをするメリット

上位表示を獲得しやすくなる

まず挙げられるのは、上位表示が獲得しやすくなることです。

良い被リンクが多いとGoogleから「読者に有益な記事」と評価してもらえるため、検索上位に表示されやすくなります。

検索結果の上位表示ができるとトラフィック(※検索からの流入)の向上も見込めるため、さらに多くの人に記事やサービスを見てもらえます。

ドメインパワーが上がりやすくなる

良い被リンクを多く獲得できると、ページだけでなくウェブサイト自体も信頼性の高いウェブサイトだと認識するため、ドメインパワーが上がりやすくなります。

ドメインパワーとは、ウェブサイト自体の実績や信頼性を数値にしたものです。2022年現在、ドメインパワーが高いサイトは検索結果の上位に表示されやすい傾向にあるため、SEOを強化する上でも被リンクは重要な要素の1つといえます。

ドメインパワーとは

ドメインパワーとはSEO業界において通称される言葉であり、そのドメインが持つSEOの優位性のようなことを指します。Googleが公式に使っている言葉ではなく、「サイトの実績」と言い換えることも可能です。

例えば新しく立ち上げたばかりの1ページしかないサイトと、長年そのジャンルにおいて有益な情報を提供し続けてきたサイトを比べた時、後者のサイトの方が「信頼できそうだ」と思うのではないでしょうか。
検索エンジンも同様に、そのサイトが持つ実績やサイト全体の品質などを考慮し、順位評価に反映します。

検索エンジンはページ単位でコンテンツを評価しますが、そのコンテンツについてのデータが少ない場合は、サイト全体の実績を考慮し、実績があるサイトのページを評価する傾向があります。

ドメインパワーが高いことで検索エンジンに評価される「初速」が速くなり、検索結果での露出増加に繋がったり、被リンク獲得のチャンスが増えたりするなど、大きなメリットがあります。

サイトの「実績」を表す指標は、コンテンツ量やドメインの運用年数、被リンク数など様々ですが、詳細は公開されていません。

クローラーが来やすくなる

最後に挙げるメリットは、クローラーが来やすくなることです。

クローラーとは、Googleがウェブサイトを評価するためのプログラムのことです。クローラーはサイトを訪れるたびに評価をし、検索結果に反映します。したがって、クローラーが来てくれないと検索結果に反映されません。

被リンクが増えるとクローラーが巡回しやすくなり、読者にとって有益な記事と判断されやすくなります。その結果、評価が上がり検索順位が上がる可能性もあるのです。

クローラーとは

クローラーとは、コンテンツのインデックスを作成することなどを目的に、ウェブ上のデータを自動化された方法で取得するプログラムのことです。

「スパイダー」や「ボット」と呼ばれることもあり、クローラーが巡回し、データを取得することを「クロール」と呼びます。

クローラーはウェブサイトのソースを解析し、そこに書かれてあるテキストや画像、PDF、リンクなどの情報を収集するのが役割です。ウェブサイトのリンクをたどる(クローリングする)ことで、ページを見つけ、情報収集を行っています。

Googleの場合はクローラーが収集した情報をデータベースに格納し、クロールで得た情報をベースにインデックス、ランキング付けを行っています。

リンクビルディングの方法

コンテンツの見せ方を工夫する

わかりやすいページほど、被リンクを獲得できる可能性が高まります。

現状のページを見直してみて、見せ方次第でより多くの人に読んでもらえないか検討してみましょう。例えば、テキストばかりになってしまうと、たとえ面白い内容が含まれていても、被リンクは獲得しにくいといえます。図解や写真などを効果的に用いることで、リンクされやすくなるでしょう。

パッとみてわかるだけの情報量」を意識し、より効果的なコンテンツの見せ方はないかどうかを考えてみてください。

専門性を強化する

ウェブの情報は玉石混交なだけに、専門的な情報ほどユーザーも安心して人にすすめられます。

「この情報なら誰にも負けない」という分野を切り拓けば、自ずと被リンクは増え、検索上位になる可能性が上がるでしょう。被リンクが量から質に変わった今、専門性を磨くことは今後ますます求められます。

他のサイトでは見られない専門性を活かした深堀りができると、「信頼の投票」がなされるはずです。まだ誰も知らない有益な一次情報なら、さらに価値は高まります。

リンクを依頼する

知り合いのウェブサイト管理人に連絡をとって「弊社のリンクを貼ってもらえないでしょうか?」と依頼してみましょう。これは、リンクビルディングにおけるリンクの調達の代表的な方法ですが、あまりオススメはしません。

上記でもお伝えした通り、最悪の場合ペナルティリスクのある方法だからです。せっかく、順調にアクセス数が増えていても圏外へ飛んでしまう可能性があります。

もし、そうなってしまったとしたら、検索エンジンでキーワード検索しても、自社のウェブサイトが表示されなくなります。

リンクの依頼先のウェブサイトがペナルティを受けていれば、悪い影響を受けてしまうこともありますので、あくまでも自己責任で作業に取り組んでください。

自然に獲得できるリンクを多く集める

人工リンクの調達による順位向上が困難な現在、SEOで被リンクを獲得する場合は、自サイト内にリンクをしたくなるようなコンテンツを作成して、自然発生的なリンクを獲得する必要性が高まっています。

つまり真っ当な(Googleのガイドラインに沿った)SEOを実施し、良質な被リンクを獲得する必要があります。

ユーザーの課題を解決しうる、良質なコンテンツであれば、ブログやSNSを活用して拡散することによって、多くの良質な被リンクを取得すること可能です。

また、質の高いコンテンツを他のオーソリティサイトに寄稿する(ゲストポスト)、記事を配信することでリンクを得る(シンジケート)などによって、能動的なリンクビルディングを図ることも可能です。

魅力的なコンテンツを作る

ユーザーが読みたいと思うコンテンツを作ることが、被リンクを獲得する一番の近道です。

検索順位が思うように上がらないと、ついSEO対策という手段が目的になってしまい、コンテンツ作りがおろそかになることがあります。ですが、「なぜそのウェブサイトを作ろうと思ったのか」という当初の目的を見失うことなく、まずは魅力的なコンテンツ作りに注力しましょう。

ユーザーのニーズを理解する

たくさんの人に見てもらいたいならば、今のユーザーが求めている情報や、サイトの性質上で求められる情報を発信することが大事です。

ウェブサイトは「自分が発信したいもの」にこだわりがちです。独りよがりになっていないか、できるだけ厳しい目で見てみましょう。例えば、関連キーワードやサジェストキーワードから、ユーザーの検索意図を探れば、自分のウェブサイトに何が求められやすいのかが見えてくるはずです。

ユーザーがどんなことで悩みがちなのかを、SNSなどで調査をし、把握しておくのも有効でしょう。

事例記事などを作成する

サービスを提供している場合は、「サービス導入の事例記事」や「利用者の紹介記事」を作成するのもおすすめです。

例えば、自社でセキュリティ関連のサービスを提供している場合、相手のサイトから「〜〜〜社の〇〇セキュリティを導入しているため、セキュリティ面の対策も万全です」といったようにリンクしてもらえる可能性があります。

事例記事として相手のサイトにリンクも送れるため、自然に被リンクを獲得できるでしょう。

質が良くないリンクビルディングとは

関連性の低いサイトからのリンク

同じテーマを扱っている信頼性の高いサイトからのリンクは、質の高いリンクとして評価されます。

逆に関連性の低いサイトからのリンクには注意が必要です。例えば、SEO目的でリンクをただ羅列したようなサイトや、同様にリンクを並べたリンク集サイトなどからのリンクはGoogleに評価されません。現在は検索エンジンのクロール技術が進化していて、「どのような文脈でリンクしたか」まで検索エンジンが理解するからです。

購入したリンク

間違いなくペナルティの対象となるのが購入したリンクです。

他サイトからリンクを貼ってもらえるとGoogleの評価につながるのは前述したとおりですが、意図して増やせるものではありません。そこでリンクを販売する業者からリンクを購入して、見かけ上の被リンクを増やすという手段が以前は横行していたのです。

購入したリンクでもかつては意味がありましたが、現在ではGoogleのアルゴリズムが進化し、不自然なリンクは見抜かれペナルティを受けることがあります。

ペナルティを受けると検索結果の上位に表示されないどころか、検索結果から消えてしまう可能性もあるので、リンクの購入は絶対にやめましょう。

ワードサラダ

ワードサラダからのリンクも悪いリンクであり、SEO対策にはなりません。

ワードサラダとは、単語や文章を自動生成で並べただけのサイトです。人間の目には明らかに文章が破綻しているのですが、昔の検索エンジンはそこまで判断ができず「しっかりコンテンツがあるサイト」だとみなしていました。

そうしたサイトからリンクをもらうことでGoogleの評価を高めていたのです。しかし、この方法はもう通用せず、ペナルティを受け検索結果の対象外となっています。ワードサラダからいくらリンクを貼ってもらったとしても、SEO対策としてはまったく無意味なのです。

隠しリンク

隠しリンクとは、サイトのなかにこっそりリンクをまぎれこませる手法のことです。

例えば、背景色と同じ文字色にしてリンクを貼ったり、ほとんど目に見えないサイズまでフォントを小さくしてリンクを貼ったりと、ユーザーには見えないようにリンクを仕込むのが隠しリンクです。人間の目には見えなくてもHTMLにはリンクを示すソースが記述されているため、昔の検索エンジンは欺かれていたわけです。

現在では、こうした行為はスパムとしてチェックされます。その結果、ペナルティを受けて検索結果から除外されてしまうこともあります。隠しリンクは悪いリンクの典型ですので、行わないよう注意してください。

リンクビルディングで気を付けること3つ

被リンクの数が多ければ良いわけではない

被リンクは、単純に多ければ多いほど良いわけではありません。

被リンクには質の良い被リンクと悪い被リンクがあります。質を度外視して、被リンクの数だけ増やすような施策はおすすめできません。あくまで、質の良い被リンクを増やし、Googleから信頼性のあるサイトだと認識してもらうことが重要です。

また、被リンク先の関連性も非常に重要です。例えば、教育関係のメディアから建築関係のメディアに被リンクされても、関連性が低いと判断されてしまいます。

ですが、教育関係のメディアから小学校のホームページへの被リンクだったらどうでしょうか。この場合、同じ教育関連のサイトと判断され、専門性や関連性が高いサイトと認識されます。

質の悪い不自然な被リンクは増やさない

質の悪い被リンクを増やさないことも重要です。

意図的でなければ基本的に質の悪いリンクが増えたとしても、検索エンジンは無視するため評価対象としません。しかしあまりに質の悪い被リンクが増えてしまうと、評価に影響が出る可能性も考えられます。

また、当然ながら人工リンクなどは質に限らずペナルティの対象となるため、購入しないようにしましょう。

リンクの貼り方は選べない

リンクの貼り方を自分では選べないという点です。リンクには以下の3種類があります。

  • テキストリンク
  • バナーリンク
  • 画像リンク

被リンクの場合は外部のメディアがリンクの貼り方を決めるため、指定できないことがほとんどです。

また、テキストリンクの場合、テキストの内容とリンク先の関連性が被リンクの質を判断する材料になるため、非常に重要なポイントとなります。リンクの貼り方は選べませんが、テキストリンクの場合はテキストの内容も確認しておくのがおすすめです。

もし質の悪い被リンクを獲得したときは?

そもそも気にしない

Googleの検索エンジンは、悪質なスパムリンクを無視するようになっています。

リンクの購入などをしていなければ、悪質と思われるリンクがついても、基本的には無視して問題はないでしょう。仮にそれで評価が下がるのであれば、競合サイトに悪質リンクを大量に貼ることを許すことになると考えられるからです。

Google Search Consoleでリンクを否認する

「Google Search Console」でリンクを否認する方法は以下をご参照ください。

  1. Google Search Consoleを開く
  2. 「リンク」タブをクリック
  3. 「外部リンクをエクスポート」から「その他サンプルリンク」をクリックし、被リンクのリストを抽出する
  4. 抽出したリストから否認する被リンクをテキストファイルにまとめる
  5. 「リンク否認ツール」へアクセスする
  6. リンクを否認したいプロパティを選択する
  7. 作成したテキストファイルを「リンク否認ツール」にアップロードして完了

この方法は他の質の悪いリンクもまとめて削除できますが、手間も時間もかかります。また、間違えて質の良い被リンクを否認してしまう可能性も考えられるため、基本的には使用しません。

また、基本的に悪質な被リンクは無視されるため、順位に影響が出ている可能性がほかに考えられないという場合のみ、使用するくらいにとどめておきましょう。

被リンクの確認方法

Google Search Consoleを利用する

Googleが提供しているツール「Google Search Console」で確認できます。

確認方法は以下の通りです。

  1. Google Search Consoleを開く
  2. 左の列の下の方にある「リンク」をクリック
  3. 外部リンクの「詳細」をクリック
  4. “リンクを確認したいページ”をクリック

また、右上の「エクスポート」をクリックすると一覧がダウンロードできるので、被リンクの精査をしたいときにおすすめです。

リンクビルディング関連の質問

意図的なリンクを購入するとどうなる?

リンクビルディングにおいて意図的なリンクの購入は、非常にリスクの高い行為です確かに、リンクを購入すれば楽に被リンクを増やせるのかもしれません。

しかし、被リンクを増やしたからといって、検索順位が上がるとは限りません。購入先の被リンクの質が非常に悪ければ、検索順位を大きく下げる可能性が高いです。外部業者から被リンクを購入することで検索順位がアップするケースも少なからず存在するのかもしれませんが、極めてまれなケースといえるでしょう。

ある日、SEO業者が「リンクを購入しませんか?弊社のリンクを購入すれば、検索結果で1ページに表示されるようになります。」と電話勧誘をしてきたとしても信用してはいけません。そのほとんどは、ペナルティの危険性が高いです。そういった背景からも、意図的なリンクの購入は、推奨できません。

なお、リンクビルディングでは、無料の共有リンクサイトへの登録は、おすすめしません。なぜなら、これも意図的なリンクを購入する行為と変わりがないからです。

ブログなどのコメントを利用してリンクを構築しても大丈夫?

作業時間のわりに大きな効果は期待できません。

そして、相手のブログサイトの運営主の方も大変嫌な思いをします。たとえば、下記のようなコメントを残されてうれしいでしょうか?

「検索エンジンから訪問しました。もしよかったら、こちらのリンクにアクセスしてください。仲良くなりましょう。URL」

URLにアクセスしてほしいためにコメントをしただけという印象しか残らず、かえってネガティブな気持ちにしかならない可能性が高いでしょう。

まとめ

リンクビルディングについて詳しく解説していきました。被リンクは自分で購入することが禁止されているので、リンクを付けたいと思ってもらえるようなコンテンツ作りが重要になります。

以前と比較して、被リンクがSEO評価における立ち位置は低くなりつつありますが、以前として重要な施策であることに変わりありません。

また能動的に増やすことが難しい施策であるため、プロでないと分からない点も多いのが特徴です。

もしSEO対策でお悩みの方は、ぜひお問い合わせください。

その他、有料での被リンク構築に頼らない検索順位の改善施策に関しては、デジタルマーケティングカンパニー「株式会社ニュートラルワークス」が運営する、被リンクの購入はあり?増やす方法とSEO対策も解説の記事も併せて参考にしてみてください。

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執筆者

DXマーケティングやAIを事業に落とし込んで事業成長したい企業のマーケティング担当者・広報担当者、経営者、個人事業主向けに、マーケティングの基礎、成功ノウハウの提供・成功事例を紹介する専門メディアを運営しています。

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