ChatGPTを始めてみたいけどログイン方法がいまいちわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ChatGPTのログイン方法や始め方について詳しく解説していきます。
そのほかChatGPTのおすすめな使い方なども紹介するので、これからChatGPTを使ってみたいという方必見です!
ChatGPTの登録方法
Log in(ログイン)とSign up(サインアップ)の違い
ログインは、既にアカウントを作成しているユーザーが、ユーザー名やメールアドレス、パスワードなどの認証情報を入力してアカウントにアクセスするプロセスです。
ログインすることで、ユーザーは自分のアカウントに関連する情報や機能にアクセスすることができます。
一方、サインアップは、新規ユーザーがアカウントを作成するプロセスです。
通常、ユーザー名、メールアドレス、パスワードなどの必要な情報を提供し、サービスの利用規約に同意することが求められます。
サインアップ後、ユーザーは提供した認証情報を使用してログインすることができます。
したがって、ログインとサインアップは、アカウントにアクセスするために必要な操作ということになります。
ログインは既存のアカウントにアクセスするための手続きであり、サインアップは新しいアカウントを作成するための手続きです。
ChatGPTの登録に必要な情報
ChatGPTに登録(サインアップ)するには、下記の3つの情報が必要です。
- メールアドレス かGoogleアカウント か Microsoftアカウント
- フルネーム
- 電話番号
なおログインの場合は登録方法によって、「メールアドレスとパスワード」「Googleアカウント情報」「Microsoftアカウント情報」のどれかが必要になるのでログイン情報は忘れないようにしましょう。
ChatGPTのログイン手順
①ChatGPTのログインページを開く
ChatGPTのログインページを開くためには、次のURLにアクセスを行います。「https://openai.com/blog/chatgpt」
ブラウザで使う際には、厳密にはログインページというものがありません。「Try ChatGPT」を選択すると「ログイン」「サインアップ」どちらかを選べるボタンが出現します。
日本語でも利用可能なChatGPTを初めて使う方は、サインアップを選択しましょう。次にChatGPTのログインに必要なメールアドレスを登録します。
②ChatGPTのログインに必要なメールアドレスを登録する
ChatGPTのログインに必要なメールアドレスを登録するためには、入力フォームに必要項目の入力を行い、登録を行います。ログインする方法は次の3つです。
ログイン方法 | 内容(日本語) |
---|---|
Email address | 登録したアドレスを登録してログインする |
Continue with Google | グーグルアカウントでログインする |
Continue with Microsoft Account | マイクロソフトアカウントでログインする |
「Email Address」を例に挙げると、必要項目を入力すると、次のようにパスワードの入力が求められます。
パスワードの入力が終わったら、「Continue」を選択し、次の手順へと移りましょう。
「Verify your email」と表示されて、入力したメールアドレスにメールが届いているので、確認を行いましょう。
③ChatGPTのログインに必要な氏名を登録する
ChatGPTでは、氏名を登録することにより、ログインが可能です。ログインに必要な氏名を登録します。
- 名前(ファーストネーム)
- 苗字
④ChatGPTのログインに必要な携帯番号を入力する
次に、ログインに必要なスマホの携帯番号の入力ですが、電話番号の入力をすると、その番号あてにコードが送信されます。
日本の場合、携帯番号の入力は「+81」から始まっているので、携帯番号が「090-xxxx-xxxx」の場合には、「90 xxxx-xxxx」となります。
⑤ChatGPTから送信された認証コードを入力する
ChatGPTから送信された認証コードを入力します。認証コードを入力するためには、先ほどChatGPTに携帯番号を入力したので、お手元の携帯に認証コードが届いています。
認証コードを入力することによって、次の手順へと進む事ができます。
なお認証コードは時間制限があるので、コードが送られたらすぐに入力に移りましょう。
⑥ChatGPTの登録とログインの目的を選択する
ChatGPTにログインするために、登録の次は利用目的について質問が行われます。
「次へ」を選択する事によって、スキップすることもできるので、ここは任意で選びましょう。
ChatGPTの電話番号認証でログインするのは危ない?
電話番号が流出してしまうかもしれない?と思う人もいるかもしれませんが、結論からいえば危険性が高いとは言えないようです。
それどころか、電話番号を認証に使うことでセキュリティ強化につながっているということです。
つまりユーザーのアカウントに第三者が不正にアクセスすることができなくなるからです。
ChatGPTの開発企業であるOpenAIはマイクロソフトから出資を受けている経緯もあるため、組織としても大きく安心できるという点も挙げられます。
もちろん、まったくのリスクがないというわけではないですが、OpenAIはプライバシーポリシーをきちんとHPで公開していますので、過度に心配しなくても大丈夫です。
ChatGPTにログインできないケースと対処法
ログイン情報が正しくない場合
ChatGPTにログインできないときは、ログイン時に入力しているメールアドレスやパスワードに誤りがないか確認してください。
設定したパスワードを忘れてしまった場合は、ログイン画面で「Forgot password?」をクリックしてパスワードを再設定しましょう。
また、GoogleアカウントもしくはMicrosoftアカウントでChatGPTを登録している場合は、ログインのやり方が間違っていないか確認してください。
Googleアカウントの方は「Continue with Google」、Microsoftアカウントの方は「Continue with Microsoft Account」からログインしましょう。
ブラウザアプリに不具合が発生している
ブラウザアプリに何らかの不具合が発生している場合にも使えないということがあります。
この場合はブラウザアプリの再起動やバージョンが最新になっているか確認することが必要です。
もしキャッシュが蓄積されていることによる不具合の場合はキャッシュ削除で改善することもあります。
ChatGPTのサーバーが混み合っている場合
ChatGPT側のサーバーが混雑していると、一部のユーザーがアクセスを制限されることがあります。
サーバー混雑が原因の場合は、ユーザー側でできることがないので、アクセス制限が解除されるまで時間を空けましょう。
サーバーが混雑する時間帯にChatGPTを利用することが多い方は、優先的にアクセスできるChatGPT Plusへの加入を検討してみてください。
パソコンまたはスマホに不具合が発生している
使っているパソコンやスマホの不具合が原因でChatGPTが使えない場合は、一度デバイス本体を再起動すると改善されることがあります。
もし再起動しても変わらない場合は、スマホ本体やパソコンのOSやブラウザが最新に更新されていない可能性があります。
もし最新でない場合はすぐに更新しましょう。
ChatGPTに電話番号認証しないでログインするには?
方法①ChatGPT Demo
ChatGPT Demoは公式サービスではないですが、ChatGPTと同じUIなのでログインしなくても使うことができます。
ただし公式と異なるのは「広告」があることです。画面の左右に広告が表示されるので、見た目が気にならないという人であれば使うのもいいでしょう。
ただしこちらのサービスはあくまで非公式となっているので、無料提供を突然修了してしまう可能性もあります。
そのため、試しにChatGPTを使ってみたいという人に向いているサービスといえるでしょう。
方法②AIチャットくん
LINEを経由して使えるChatGPTというものも存在します。普段からLINEを使う人には向いているでしょう。
中でも株式会社Piconがリリースした「AIチャットくん」は、リリースから1ヶ月で100万人が友達登録した実績もあるので、多くの人が使っているようです。
ただしChatGPTを本家のように使えるサービスは、無料で使える回数が限られ、一定回数以上は有料となっていることが多いので注意しましょう。
なぜならChatGPTを開発元であるOpenAI社以外が利用する場合は「API使用料」というものを支払わなければいけないためです。
方法③Bing
ChatGPTとは少し異なりますが、ChatGPTと同じエンジンを使っているAIとしてBingAIを使うこともおすすめです。
BingAIはマイクロソフトが開発・提供している検索エンジンでBingアプリを入れていればだれでも使うことができます。
なお、ChatGPTは2021年9月以前の情報は表示できませんが、BingAIであればWeb上から情報を検索してくれるので、それ以前の情報を調べることもできます。
なおアカウント登録は必須なので注意しましょう。
無料版と有料版(ChatGPT Plus)との違いは?
ChatGPT Plusは月額20ドル(約2,600円)で利用できます。2種類の大きな違いは使用モデルです。
ChatGPT (無料版) |
ChatGPT Plus (有料版) |
|
---|---|---|
月額料金 | 無料 | 20ドル (約3,000円) |
使用モデル | ・Legacy (GPT-3.5) | ・Legacy (GPT-3.5) ・ Turbo(GPT-3.5) ・GPT-4 |
無料版ChatGPTで使用できるモデルは「Legacy (GPT-3.5)」のみですが、ChatGPT Plusでは上位モデル「 Turbo(GPT-3.5)」と最新モデル「GPT-4」を選択できます。
GPT-4とは?GPT-3.5との違い
GPT-4とGPT-3.5との違いについては以下の通りです。
- 回答精度
- フィードバックの反映
- 言語の理解度
- 回答の創造性
- 回答の安全性
- 画像入力
- リクエスト数上限
GPT-3.5
一般的にChatGPTといえばこちらを指していることが多いでしょう。
メールアドレスがあればアカウントの登録が可能で、アカウントが作れれば誰でも無料で使用することができるのが最大の特徴です。
簡単な質問などに対する答えに関してはGPT-4と比較しても極端な違いはなく、AIチャットサービスとしては十分な性能をもっているといえるでしょう。
日本語版というのは存在しておらず、基本は英語ですが、トップに書いてある内容はGoogleの翻訳ででも問題なく理解できるレベルです。
しかし、公式サイト自体を自動翻訳してしまうと不自然な回答になってしまうため、自動翻訳をかけずにそのまま日本語でチャットをするようにしましょう。
回答できる範囲は多岐に渡り、簡単な質問であれば満足いく回答が返ってくる可能性は高いといえます。
一方で2021年までのデータしか持たないため、最新の情報などに関しては回答ができないか、古いデータによる回答しかできない場合があるので注意は必要です。
GPT-4
2023年3月15日にリリースされた最新型のChatGPTで、ChatGPT-3.5の完全上位ともいえる性能を誇ります。
個人レベルの一般的な質問ややり取りなどではあまり大きな違いは感じられないかもしれませんが、一般常識の幅や問題解決能力に関しては大きく向上しています。
画像認識や、画像からの文字列の取り込み、画像生成などチャットでのやり取りの枠を超えた機能も充実しており、音声への対応も始まっています。
学習モデルや使用するネットワークに関しても改善されており、よりユーザーの求める回答を出せる確率も上がっています。
多機能化しつつ高性能化しているため、両方使えるのであれば誰もがChatGPT-4を利用するレベルといえるでしょう。
無料と月額3,000円弱の差は大きく、多くの人がChatGPT-3.5を利用している状況です。
ビジネスでの利用を考えると、画像生成、音声生成や精度の高い翻訳などの機能は有効なため、ChatGPT-4でできることをよく理解しておくことが重要です。
ChatGPT-4のメリット
ChatGPT-4を使用するメリットを詳しく見ていきましょう。
ChatGPT-4のメリット
- GPT-3.5よりも高性能な問題解決能力
- 使用可能な言語が増加
- 画像からのテキスト出力
- 音声への対応も拡張
違いでも触れましたが、ほとんどの性能が向上しており、できることそのものが増えています。
特にチャットだけでなく音声や画像への対応も広がっており、特にビジネスシーンでの活躍が期待できます。
MicrosoftのBing AIにChatGPT-4が使われており、今後はMicrosoft Officeなどでの活用も期待されています。
通常の文書作成だけでなく、プログラミングの制度も上がっており、言語モデルAIの最高峰といっても過言ではありません。
ChatGPT-4デメリット
ChatGPT-4には少なからずデメリットもあります。
特にGPT-3.5と比較して有料になるという違いがありますので、デメリットもきっちり把握しておきましょう。
ChatGPT-4のデメリット
- 基本的に有料(月額20ドル)
- 3時間毎に25メッセージまでの制限
- GPT-4であっても回答がすべて正しいとはいいきれない
デメリットとして一番大きなポイントはやはり有料というところでしょう。
月額20ドルを大きな負担と感じる人もいるので、GPT-3.5のままという人も少なくはありません。
ただし、企業などでは多機能化したGPT-4を採用することも多く、メッセージのやりとりに制限をかけられているのが現状です。
また、性能は向上していても回答がすべて正しいものという訳ではなく、そういった可能性を考慮して使用する必要はあります。
高性能ではあるものの、頼りすぎてしまうと危険というのはどのAIにも言えることかもしれません。
まとめ
ChatGPTのログインについて解説していきました。
ChatGPTは誰でも無料で利用できるAIですが、メールアドレスやMicrosoftアカウントもしくはGoogleアカウントといった情報が必要になります。
指示通りに進んでいけば難しい工程はないので、使いたいと思った時にすぐに始められます。
またChatGPTは有料版を契約することで、さらにパワーアップしたサービスを受けられます。
まずは無料版を試してみて、もっと本格的に使いたい場合には有料版を使ってみるのもいいでしょう。