若者を中心に人気のあるTikTokは、実は採用の方法の1つとしても採用されています。
そのため、企業の中にはTikTok採用を取り入れようと検討しているところも多いです。
しかし
「TikTokで採用活動ができる?」
「TikTokで求人募集するメリット・デメリットは?」
と気になる点も多いのではないでしょうか。
そこで今回はTikTok採用について詳しく解説していきます。
そもそもTikTokって?
TikTokとは、中国のIT企業であるByteDance(バイトダンス)が開発したアプリで、15秒の動画を撮影・編集して投稿すれば、他のユーザーと共有できるSNSです。
文章メインのX(旧X(旧Twitter))や、写真メインのInstagramと比較すると、TikTokは動画に特化したSNSであり、すでに準備されているテンプレートを使用すれば簡単に動画を編集できます。
特に10〜20代の若者の間で浸透しており、情報の検索やトレンドのチェック、友人とのメッセージなど、日常的に利用されていることが特徴です。
米国・日本をはじめ世界中の若者に人気
米国でも10代においてYouTubeの視聴時間をTikTokが超えるという統計結果がでたことも。
日本国内においてもその動きは同様で、2023年卒業予定の大学生のうち、82%が毎日TikTokを利用しているというデータもあります。
その中のおよそ3割もの人が1時間を超えてTikTokで情報を収集しているという結果も出ています。
また、TikTokを通して企業に興味を持った学生は80%以上となっており、採用活動の効果があることは間違いありません。
さらに、約66%の学生は実際に求人応募していることからも、TikTokを利用した採用の導線がしっかり機能することが分かります。
TikTokのユーザー数
4,800万 | 10代と20代の約7割が利用 | 国内ユーザーはまだまだ増加傾向 | |
X(旧X(旧Twitter)) | 5,550万 | 20代での普及率が高い | 10代~40代まで幅広い層で普及 |
4,909万 | 30代の利用者が多い | 若年層では登録者数が減少傾向 | |
TikTok | 950万 | ユーザーの50%が10代・20代 | 10代で登録者数が急上昇 |
TikTokの最新のユーザー数は、公式発表で全世界で10億人(2021年9月)、日本で950万人(2019年)となっています。
この人数は今後もさらに増加していくことが予想されます。
また2020年の総務省の調査では、日本のユーザーの57%が10代、28%が20代となっており、まずは10代を中心に支持を得たことが分かります。
10代のSNS利用ツール内訳をみてみると、FacebookよりもTikTokの方が利用率が高いです。
2021年には日本のユーザーの平均年齢が34歳という調査結果も出てきているので、ユーザー数の増加とともに、30代以上のユーザー層にまで浸透しつつあるようです。
InstagramとTikTokの違い
Instagramで活躍するインフルエンサーは、おしゃれできれいな写真を投稿する傾向があります。
一方、TikTokは自然体であったり、面白かったりと、気取らない動画を投稿しているユーザーに人気が集まる傾向です。
既存の楽曲が多数用意されていて、編集機能が優れているため動画を作りこみやすいのも人気のポイントです。
TikTokが人気のなのはなぜ?
コンテンツ制作が簡単
動画コンテンツの中でも、コンテンツ制作が簡易的な点が人気の理由になります。
動画コンテンツ市場の中で1番有名なのがYouTubeですが、YouTubeの動画撮影・編集は、数時間〜数日かかってしまいます。
対してTikTokはものの数分でコンテンツを作成することが可能となります。そのため投稿頻度を担保し、手軽に投稿できることがユーザー数獲得に至ったのだと思います。
レコメンド機能が便利
レコメンド機能は、ウェブサイトへのアクセス履歴などの膨大な情報を取集し、利用者と類似した商品やカテゴリに関心を持っている他の利用者を関連づけ、グループ化し、類似した利用者がよく見ているが、利用者がまだ見ていない商品を表示させる仕組みです。
TikTokは視聴側の趣味・嗜好をAIが分析し、おすすめ表示を勝手に表示するようになっているため、従来のように検索することなく興味・関心の高いコンテンツを表示します。
また今までは「何を見る」のかを選択しておりましたが、TikTokはスワイプ毎に勝手に表示させるため究極の受動的SNSツールになっています。
TikTok採用が注目されている理由
TikTokはエンゲージメント率が高い
TikTokは他のSNSと比べて高いエンゲージメント率を誇ります。エンゲージメント率とは「投稿に反応したユーザーの割合」のことで、マーケティングにおいて重要な指標です。
エンゲージメント率が高いということは、つまりユーザーが気軽に反応しやすいSNSと言えます。
採用活動においても、「興味を持ってくれる」「実際に採用ページにアクセスしてくれる」など、エンゲージメントが期待できるでしょう。
TikTokの企業動画は影響力がある
2020年の総務省の調査では、日本のユーザーの57%が10代、28%が20代となっており、まずは10代を中心に支持を得たことが分かります。
10代のSNS利用ツール内訳をみてみると、FacebookよりもTikTokの方が利用率が高いです。
これらの傾向からTikTokは採用活動に効果的であることがわかるでしょう。
とくに、「社員のコミュニケーションの様子」や「実際の仕事の様子」など、職場環境をイメージしやすい動画に関心が高いことがわかっており、TikTok採用は動画コンテンツの特性を生かした運用がカギとなりそうです。
動画コンテンツの利用時間は増加傾向
総務省の調査によると、10代・20代の動画コンテンツの利用時間は増え続けています。
10代 | 62.2 | 73.7 | 95.4 | 114.8 | 131.8 | 129.9 |
---|---|---|---|---|---|---|
20代 | 50.6 | 53.8 | 70.2 | 69.0 | 115.9 | 110.1 |
30代 | 15.8 | 25.5 | 33.0 | 44.1 | 58.4 | 72.8 |
出典:総務省
これからも若年層を中心に動画投稿サービスは伸び続けることが予想されています。TikTokのような動画を中心としたSNSは採用活動においてもますます有効な手段となるでしょう。
TikTokを採用活動に利用するメリット
コストを抑えて採用活動ができる
TikTok採用の最大のメリットはコスト0円で採用活動ができる点ではないでしょうか。
2020年の採用にかかるコストの平均は新卒採用には1人あたり93.6万円、中途採用には103.3万円となっており、企業においては採用コストをいかに減らすかも大きな課題と考えられています。
それが0円から可能という点だけでも、導入する価値はあるでしょう。
企画や撮影をする時間は必要ですが、基本的には社内で撮影でき、運用コストがほぼかかりません。
その上、多くの学生に認知され、興味を持ってもらえたり応募にいたったりするため、費用対効果が高いことがメリットです。
簡単に作成できる
TikTokは、スマホで撮影して簡単に投稿できることもメリットです。標準アプリで音楽やエフェクト、スタンプなども付けられます。
撮影機材などを揃えて本格的に撮影するのもありですが、スマホ1つでもスピーディに採用動画の作成が可能です。
そのためパソコンを導入したり複雑なアプリを使う必要がないのもポイント。
企業の雰囲気が伝わりやすい
給料がよくて一流企業に就職しても、結局仕事をするうえで大切なのは人です。人間関係が上手くいかなければ、仕事を継続するのは難しくなってしまいます。
TikTok上では、もちろん企業で働くすべての社員やその人間性を見せることはできません。
ユーザーと近い距離でコミュニケーションできる
TikTokのコンテンツは「気取らない」「面白い」「自然体な」動画に人気が集まる傾向があります。このカジュアルな雰囲気から、視聴者が投稿に気軽にコメントを残しやすく、投稿者も短く飾らない回答ができます。
また、TikTokには動画の投稿と視聴者とのやりとり全体が一つのコンテンツとなり、それを楽しむカルチャーがあります。
コミュニケーションによって親近感を感じてもらい、もっと興味を持ってもらえるブランディングが可能です。
そのため求人情報などを出した際には、問い合わせ等のハードルを下げることにもつながります。
TikTok + X(旧Twitter)で拡散力は大きい
TikTokには、他のSNS上にも同じ動画を投稿できる機能が備わっているため、より拡散能力が高いX(旧Twitter)などのSNSに投稿すれば、さらに認知度を高めることができます。
X(旧Twitter)の利用率は10代で78.2%、20代では69.4%となっています。ひとたびX(旧Twitter)でバズれば、その拡散力は絶大です。
TikTokは、かしこまらずにありのままの社風を伝えやすく、インバウンドでの採用が可能です。
求職者は会社についてよく知った上でアクションを起こせるため、結果として社風に合った人材が集まりやすいと考えられています。
拡散性が高くバズりやすい
TikTokは、アカウントを運用し始めたばかりのフォロワー数が2桁以下のアカウントでも、バズるという現象があります。
理由としては、独自のレコメンドシステムにより、フォロワーの多さではなく動画単位で評価されるからです。
TikTokのアルゴリズムはGoogleなどのクローラーとは異なり、独自のシステムを導入している点も大きな違いといえます。
そのため、Googleが管理するYouTubeではバズらなかった動画でも、TikTokではバズるということは起きる可能性が十分期待できます。
そのため投稿した採用動画が高い評価を得られれば、1日で驚異的な拡散につながります。
情報量を増やせる
Forrester ResearchのJames McQuivey博士によると、1分間の動画は一般的なWEBページの3600ページ分の情報量と言われています。またその動画作成も、アプリ内で簡単に行うことが可能となります。
求人広告やWebサイトに掲載することよりも、動画によってより企業や社員のリアルを伝えることができるかつ、ショートムービーのため視聴ハードルが下がるためより多くの方に視聴していただきやすくなります。
競合が少なく目につきやすい
YouTubeやFacebook、Instagramなどを運用し、採用活動を行う企業は少なくありません。
しかし、TikTokに関しては、最近まで商品やサービスの売上には直結しにくいというイメージが強く持たれていました。
そのためバズるショート動画と企業の採用を結びつけるという発想が持てずに、参入企業は他のSNSと比べるとまだ多くないのが現状です。
競合が少ない中で自社の魅力をアピールすることで、応募者数が増え、結果的に優秀な人材の獲得が期待できます。
潜在候補者層発掘も期待できる
現在、10代〜20代の新卒層・若年層へのアプローチに有効とされているTikTokですが、ユーザー平均年齢の変化とともに、30代以上の転職層へもリーチ可能です。
実際、2021年には日本のユーザーの平均年齢が34歳という調査結果も出てきているので、ユーザー数の増加とともに、30代以上のユーザー層にまで浸透しつつあるようです。
TikTok特有の「レコメンド機能」で興味関心の合うユーザーに見てもらえることから、自社のサービス・製品・社風などを動画で伝えることでまだ出会えていないユーザーにも企業や業界を知ってもらうきっかけにもなります。
また、現在TikTokは「検索不要」のアプリと言われています。「おすすめ」によって自ら検索しなくとも好みに合った動画が次々と流れるため、それを楽しむユーザーが多いようです。
したがって、投稿内容を工夫すれば、就職・転職活動をしていない潜在候補者層の掘り起こし効果もあります。
TikTokで採用活動をするデメリット
TikTokで炎上するリスク
TikTokでは、企業の事業内容の枠を超え、さまざまな企画を行うことが一般的です。プラスに取ってもらえればよいですが、やりすぎは批判を浴びるケースも少なくありません。
また、社員が不適切な言動をして取り上げられると、1日で炎上してしまうのもSNSの怖いところではないでしょうか。
ユーザーの匿名性が高い
TikTokはユーザーの匿名性が高いため、エントリーに至るためのハードルがやや高いです。特に最初から個人情報を取得するとなるとFacebookやLinkedinに比べると、コメントやフォロワー数に比例しない可能性があります。
情報収集のツールよりは娯楽として利用する人も多いため、見せ方次第になります。
長期的な運用が前提
多くの学生やターゲットに認知されるためには、単発投稿ではなく定期的にTikTokを運用していく必要があります。
そのため、数回投稿してバズらなかったからやめるのではなく、都度投稿を分析しなければなりません。
また、競合調査なども行い、改善を繰り返すなど、長期的な運用プランが必要となります。
ポジティブな面ばかりの情報提供になりがち
TikTokはプラットフォームの雰囲気全体としてエンターティメント性を帯びています。そのため、明るく、ポジティブな内容の投稿に偏りがちで、入社後ミスマッチにつながりかねません。
採用広報ということを考えると、やりがいだけでなく、個人の努力や仕事の大変さも伝えたいところですが、音楽付きの短尺動画では難しいところもあります。
そのためユーザーに届ける情報が仕事の楽しそうな所ばかりに集中しないよう、コンテンツに工夫をするか、他のメディアとの並行運用をして企業をより深く知ってもらうための工夫をする必要があります。
また、TikTokには静止コンテンツがないため、文字の多い詳細情報の発信には向いていません。
単体では採用プラットフォームにならないため、自社サイトや採用サイト等に誘導するような導線を引いておきましょう。
TikTokの採用活動の成功事例
ライソン株式会社
@lithon_corp
ライソン株式会社はアウトドア用品や家電などを販売している会社です。TikTokアカウントでは自社の商品を使って面白い動画を投稿していることでも知られます。
上部動画にもあるようにランチ前にもかかわらず、社員がデスク上にペヤングやきそばメーカーを出し、やきそばを作り始めるコンテンツなどがバズりました。
社員が続々とデスクに集まり、楽しい雰囲気が伝わってきます。
視聴回数は300万回を超え、10万回以上のいいねもつくなど、共感性にも富んでいる動画です。
コメント欄のトップに一緒に働く仲間を募集などの記載をし、採用ページを見るように促すなど工夫しています。
「こんな感じの社員がいれば仕事頑張れそう」などと、前向きなコメントが多く集まっており、採用活動にも成功している企業といえるのではないでしょうか。
株式会社iCARE
法人向けの健康管理サービスを提供している株式会社iCAREは、TikTokを利用して動画を作成し、6人の応募の中から1人の採用を決定しました。
他の動画との差別化を図るため、社員が採用していることをアピールする分かりやすくおもしろい動画を作成し、投稿した結果、全4回の動画投稿で、総再生回数は約5万回以上。うちTikTokでの再生回数は9500回ほど。
投稿を見た社外の人にも、X(旧X(旧Twitter))など他のSNSでリツイートしてもらえたことが、爆発的な拡散に成功した理由ではないでしょうか。
三陽工業株式会社
@sanyoukougyou 前に流行っあれ#にわとりダンス 🥰#ニワトリダンス になってますか?笑#おじキュン #fypシ #funnyvideos #xpyzbca #72歳の森本さん #ダンス #dance
1980年創業の製造業を営む山陽工業株式会社は、2021年2月にTikTokアカウントを開設し、9か月程度でフォロワー数44000人、最大再生数は310万回、累計動画再生数は1,200万回以上と脅威のスピードを誇ります。
社員の平均年齢は57歳と中高年が中心となっていますが、一生懸命に一見ふざけているとも思わせるようなオモシロ動画を投稿し、徐々にファンを獲得していき、フォロワー数が増えていきました。
株式会社BEEM
@beem_official 皆んなお待たせ!これからBEEMの新オフィスだよ😎👍✨#株式会社BEEM#ベンチャー企業#beemに恋してる#紹介#実況
Instagram運用やSNS動画スクールなどを行っているコンテンツマーケティングを手掛ける株式会社BEEMは、まさにTikTok採用のプロです。
そんなプロ集団は、お昼休みや帰宅風景など社員の様子がよくわかるような動画を主に配信しています。またオフィスが新しくなった際には、新オフィスも紹介しています。
株式会社NIDS
@nids__official
株式会社NIDSITコンサルティングや不動産仲介、スクール運営などさまざまな事業を展開している会社です。
平日は毎日社員の様子やドッキリ企画、ミニコントなどをTikTokで配信しています。
遅刻や欠勤の理由がおかしな社員たち、社長へのどっきりなど、人気シリーズを生み出し、ファンを獲得。
「みなさん仲がよさそう」「ここの職場楽しそう!」など、社長や社員の人柄も伝わり、サービス利用や採用にもつながる企業ブランディングに成功しています8
TikTokで採用を行う方法
目的や採用ペルソナを明確に
TikTokで採用を行うには、まずはTikTokを活用する目的や採用ペルソナを明確にしましょう。目的やペルソナを明確にすることによって、動画の内容をより具体的に決めることができます。
動画で伝えたいことは何かをTikTokの属性に合わせて投稿することをお勧めします。
ファンを獲得しているアカウントの共通点は以下の通りです。
- 登場人物が同じ
- 採用以外のコンテンツも配信
- 企画やコンセプトに沿っている
こういった点は押さえておきましょう。特にコンセプトと登場人物はファン化させるために重要な役割になります。
動画の内容を具体的にすることで、共感や注目を集めたり、視聴者により興味を持ってもらったりすることが可能になります。
企画の方向性やスケジュールを決定
動画のコンセプトが決まれば、演者や担当者を用意して企画の方向性やスケジュールを決めましょう。
採用まで繋げるためには、継続的に投稿を行って、投稿に注目してもらう必要があります。
継続して注目される投稿をしていくためにも、計画的に投稿の準備を進めることが重要です。
実際に動画投稿を行い、PDCAサイクルを回す
実際に動画を投稿したら、PDCAサイクルを回すことが重要です。動画を投稿し始めても、すぐに結果が出るわけではありません。
投稿の分析から改善、投稿までを繰り返すことで徐々に結果がでてきます。
採用に繋げるためにも、投稿を行ってから最速でPDCAサイクルを回すようにしましょう。
TikTokで採用動画を成功させるポイント
トレンドを意識
積極的にトレンド動画をチェックして、流行っている音楽を使ったり投稿を真似したりしましょう。
加えて、自社アカウントならではの要素もアピールすることが、ユーザーに覚えてもらうポイント。
トレンドと独自性を組み合わせた投稿を心がけると、多くの若者の目に留まります。
採用関連のハッシュタグをつける
ハッシュタグも有効活用することで検索による流入も期待できます。例えば以下のようなハッシュタグがおすすめです。
- #会社
- #広報担当
- #会社紹介
- #企業
- #ベンチャー企業
- #社員紹介
- #仕事
- #転職
- #採用
- #会社員の日常
なおハッシュタグを使う際は3~4個程度がおすすめです。つけすぎてしまっても動画にかぶってしまい見づらくなるので注意です。
会社のありのままの姿や社風が伝わるようにする
TikTokで採用を成功させるには、会社のありのままの姿や社風が伝わる投稿を行うことが重要です。
求職者はTikTokの動画を見て、動画内の働く姿を自分に当てはめて応募するものです。
そのため動画と実際の仕事場が明らかに違うと、採用後に「こんなはずではなかった」といったミスマッチが起こりやすく、入社してもすぐに辞めてしまう可能性が高くなります。
そういったミスマッチを防ぐためにも、会社のありのままの姿や社風が伝わる投稿を心掛けましょう。
多くの社員を巻き込む
社員一丸となって楽しい動画を作っていると、雰囲気のよさが伝わります。
若い社員からベテラン社員まで、できるだけ多くの社員を巻き込んで動画を作成しましょう。
さまざまな年齢層や個性のある社員が登場することで、より企業に対するイメージも膨らみます。
ギャップのある動画
一般的には堅いイメージの企業が「こんなことやるなんて!」という動画がバズりやすいことが特徴です。
たとえば、企業の動画では以下のような企画が伸びています。
- 真面目そうな社長の全力ダンス
- 他の社員へのお茶目ないたずら
- ユーモアのある会社ネタコント
TikTokでは、認知して興味を持ってもらうことが重要です。業務内容を説明したり、ビジョンを真面目に伝えたりするのは、導線を貼ってリンク先でも行えます。
まずは、若者に楽しんで見てもらうための企画づくりに焦点を当てましょう。
まとめ
TikTok採用のメリットやデメリット、成功事例などを紹介していきました。
TikTokは10代を中心に人気のSNSですが、最近は20代・30代にまで浸透しつつあります。
積極的に採用している企業も増えていますが、まだまだインスタグラムやX(旧X(旧Twitter))よりはユーザー数が少ないです。
しかし、その分競合も少ないため、しっかりとしたアプローチでバズることも十分期待できます。
もし自社で採用活動に導入したいという場合は、外注するのもいいでしょう。