TikTokを開くと一番最初に出てくる画面は、「レコメンド」と呼ばれています。
ただ、中には聞き馴染みのない言葉である「レコメンド」と言われても、「いったいどんな動画が掲載されているの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか?
一般的に「レコメンド」とは、ユーザーの趣味趣向に合致した商品やサービスを自動的におすすめしてくれる仕組みのことを指しています。
例えば、Amazonで買い物をすると、「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」といった形で関連商品をおすすめしてくれますよね。
こういった機能がAmazonにおける「レコメンド」機能と言えます。
では、この記事ではTikTokにおける「レコメンド」機能について紹介していきます。
TikTokのレコメンド(おすすめ)機能とは
TikTokのページの左下にレコメンドという枠があります。
ここでは個人の興味に合わせた動画がレコメンドされる機能です。
フォロワーを伸ばすにはここでレコメンドされ続けることが絶対条件になります。
では、どうすればレコメンドされるのか解説していきます。
レコメンドシステムの基本
まずレコメンドされる仕組みを説明していきます。
レコメンドシステムは各ユーザーが興味を持ちそうなコンテンツを届けるためのものです。
そのため、レコメンドされる動画はユーザーそれぞれによって変わります。
レコメンドに掲載される動画は多くの要因に基づいて決まりますが、その一例を紹介いたします。
ユーザーインタラクション
- いいね数
- シェア数
- アカウントのフォロワー数
- コメント投稿数
- 作成したコンテンツ など…
動画の情報
- キャプション
- サウンド
- ハッシュタグ など…
デバイスとアカウントの設定
言語や国の設定、デバイスの種類なども影響します。
システムのパフォーマンスの最適化するために含まれていますが、これらの要素からユーザーの嗜好を判別するのは非常に難しくなっています。
そのため、レコメンドシステム上では他の要素よりも重要度は低くなっています。
こういった様々な要素をTikTokのレコメンドシステムによって処理しており、ユーザーにとっての価値に基づいてそれぞれの重要度が決められます。
例えば、ユーザーが最後まで長い動画を見終えたかどうかといった「強い」指標は、ユーザーと動画の視聴者と制作者が同じ国にいるかどうかといった「弱い」指標よりも重要度が高く判断されます。
それぞれのコンテンツは、ユーザーがコンテンツに興味を持つ可能性を判断するためにランク付けされ、それぞれのユーザー個人に合わせたおすすめフィードに配信されることになります。
また、フォロワー数の多いアカウントが投稿した動画の方が再生回数が多くなる可能性はあるようですが、フォロワー数自体やそのアカウントが過去に人気になった動画を投稿しているかどうかも、レコメンドシステムには直接的に影響することはないとのことです。
TikTokのレコメンド(おすすめ)にのるコツ
ユーザーが欲しい情報を発信する
TikTokのレコメンドにのるコツは、ユーザーが欲しい情報を積極的に発信することです。関心を示すハッシュタグやキーワードを利用し、クリエイティブで興味を引くコンテンツを提供することが重要です。
視聴者の反応に注意し、コメントやいいねを積極的に返すことも効果的です。継続的な投稿と相互作用が、アルゴリズムによるレコメンドの向上に繋がります。
TikTokのアルゴリズムに沿った投稿を行う
トレンドに沿ったハッシュタグを選定する
TikTokのレコメンドにのるためには、トレンドに敏感なハッシュタグの選定が鍵です。人気のあるハッシュタグを活用し、関連するトレンドに合わせたクリエイティブなコンテンツを発信しましょう。
アルゴリズムは視聴者の嗜好に合致した動画をピックアップしやすくなります。ハッシュタグの活用はコンテンツの発見性を高め、視聴者とのコミュニケーションも促進します。
他のおすすめ動画を分析する
ユーザーの頭に残りやすい音楽を選定する
TikTokのレコメンドにのるコツは、ユーザーの頭に残りやすい音楽の選定です。キャッチーで印象的なメロディや歌詞が人気な傾向です。
そのため、トレンドやユーザーが共感しやすい楽曲を取り入れ、クリエイティブな使い方で視聴者を引き込むと、アルゴリズムがコンテンツを広めやすくなります。
音楽はコンテンツに特有の雰囲気を与え、視聴者の心に残る要素として重要です。
TikTokのレコメンドをリセットするには
レコメンドに興味のない動画ばかりが掲載されている場合もあるのではないでしょうか。
そういった場合に、レコメンドをリセットできれば良いのですが、現状TikTokのレコメンドを自分でリセットすることはできません。
そこで、ここではTikTokのレコメンドを調整する2つの方法について紹介します。
方法①:「興味ありません」へ設定する
レコメンド欄にて、興味のない動画が再生されたときに「興味ありません」と設定することでTikTokのアルゴリズムに自分の嗜好を示すことができます。
①:レコメンド欄で興味のない動画が再生された時に「シェアアイコン」をタップ
②:「興味ありません」をタップ
これで似たような動画に対して興味がないという設定をすることができます。
しかし、これによって関連動画が全く表示されないということはありません。
興味のある動画にはいいねやコメント、興味がない動画には「興味ありません」と設定することで、情報を蓄積させていく必要があります。
方法②:コンテンツ言語の追加を設定する
TikTokでは、コンテンツ言語の設定を行うことができます。
TikTokアプリを起動したのち、まずはマイページを開きます。
そこで、下の画像の赤い矢印で示されているボタンをタップします。
すると、設定画面に移動しますので、「コンテンツ設定」をタップしてください。
「コンテンツ設定」では「言語の追加」が設定できますので、そこから設定したい言語を選択してください。
最後に、「完了」ボタンをタップすれば終了です。
「言語の追加」画面でも説明があったように、動画における言語追加はレコメンドに表示される動画に影響があるようです。
言語設定がすぐには反映されませんが、レコメンドにおける精度は向上しますので設定しておいて損はないかと思います。
まとめ
TikTokのレコメンドに表示されている動画は、ユーザーの興味関心に合致したコンテンツだけでなく、TikTok内で人気となっている流行りコンテンツも表示されます。
TikTokにおける「トレンド」をキャッチしようとする場合でも、レコメンドは非常に参考になります。
ただ、あくまでTikTok側の最適化によって表示されているコンテンツですので、便利ではあるものの自身でコントロールすることが難しいものでもあります。
少しでも「自分に合った」レコメンドにカスタマイズされるように、いいねやコメントなどのアクションだけでなく「興味ありません」ボタンのアクションなども積極的に活用していきましょう。