SEOの外部対策の具体的なやり方を徹底解説【2024年12月最新】

Webサイトの運営でSEO対策を行うことは重要ですが、数多くの施策の中でも「外部施策」は自分から動いて行う施策とは異なるのでハードルが高い施策の1つと言われています。

そこで今回はSEO対策の中でも「外部施策」に焦点を当てて詳しく解説していきます。

目次

そもそもSEO対策の「外部施策」って?

SEOの外部対策とは、別サイトからのリンクやSNSでサイト名を引用されるなど、サイト外で行われる施策のことです。

SEOにおいて、別サイトにリンクが張られることは、そのサイトが「有益である」という意味に繋がります。

「内部対策」との大きな違いは、対策する目的やGoogleアルゴリズム要因が挙げられます。

外部対策は、被リンクの獲得を主な目的としているのに対し、内部対策は、クローラビリティの改善を目的としています。

外部施策の効果

外部施策をすることで、被リンクの獲得が促進できます。

たとえば自サイトの記事のURLを、SNSやブログで宣伝して、多くのユーザーに共有してもらうことを求めます。

その結果、色々なサイトやSNSで参照される可能性が高くなるので、被リンクの獲得も期待できます。

この方法は、自然な被リンクの獲得に繋がるのでGoogleにも評価されやすいです。

自然な被リンクは質の高い被リンクと見なされるからです。

なお、外部施策を一切しないと被リンクの獲得も得にくいので、SEO効果も見込めないでしょう。

しかしながら、外部施策をするとメリット以外「低品質な被リンク」なども増えてしまうので、かえってSEOでの評価が低くなる・ペナルティを受ける可能性もあるので注意しましょう。

外部施策のメリット①Googleの検索順位に大きく影響するページランクの向上

質の高いリンクが集まるほどに、Googleは「このサイトは信頼性が高くユーザーにとって有益な情報を与えるサイトだと評価されているサイトだ」と認識されます。

面白いサイトや役に立つと感じた情報は、他の人に教えたくなるものでしょう。

ブログやSNSなどで記事やコメントを書く際には、参照したリンクを掲載する人が多いことからGoogleも「信頼性の高さ」の担保として認識しています。

第三者に認められることがGoogleにとっても高評価に繋がると考えていいでしょう。

外部施策のメリット②クローラーに見つけてもらいやすくなり、インデックスが促進される

外部リンクが多いサイトは、少ないサイトよりもクローラーに訪問してもらえる頻度が高くなります。

その結果、クロールされる・インデックスされる頻度やスピードも高くなるので、おのずとランキングも上がりやすくなります。

なお、リンクの数だけでなくリンクの質も重要なので注意しましょう。

SEOにおける外部施策が重要な理由

Googleの検索結果上位を狙うのであれば、コンテンツや被リンク、コーディングという評価で競合サイトよりも上でなくてはなりません。

なおコンテンツやコーディングは内部施策ですが、被リンクに関しては外部施策に該当します。

大きくわけてこの3つですが、実は検索エンジンがランキングを決定している評価項目は200を超えるといわれています。

そのため、どんなに内部施策がしっかりとしていても、外部施策なしで総合的な評価を得ることが難しいというのはいうまでもないでしょう。

また内部施策は自サイトにおける対策方法なので、SEOサイトを運営しているところは、ほぼ対策をしていると思って間違いありません。

しかし、これから紹介する外部施策は自力で対策するのには限界が生じやすいです。

そのため、競合サイトとの差別化を図るのであれば内部施策よりも外部施策が大きな意味を持つことになります。

また、サイトによってはレギュレーションが厳しかったり、制作リソースがなかったりと、内部施策が実施しづらいケースもあります。

その場合に、外部施策で「被リンク」の評価を高めて上位表示を狙っていくことは有効な手段です。

SEOでの外部施策の方法

被リンクを得る

SEOにおいて、被リンク(バックリンク)を獲得することは、ウェブサイトの検索エンジンランキングを向上させるために不可欠です。

被リンクは、他のウェブサイトから自分のサイトへのリンクを指し、これによって検索エンジンはサイトの信頼性や権威性を判断します。

高品質な被リンクを得るには、まず業界関連の信頼性のあるウェブサイトと連携することが大切です。具体的な方法として、以下の手順が挙げられます。

直接リンク掲載依頼をする

被リンクを得る方法の一つは、直接リンク掲載依頼をするという方法です。

つまりは、他のウェブサイトやブログの運営者に、自サイトにリンクを貼ってもらうように頼むことです。

まず、相手のウェブサイトが関連性があり、信頼性が高いか確認しましょう。

そして、そのサイトのコンタクトフォームやメールを通じて簡潔で丁寧なリンク掲載のお願いを送ります。

興味を引く情報や相手のウェブサイトに寄せた感想を添えることで、相手がリンクを快く受け入れる可能性が高まります。

ただし、スパム的なメッセージは避け、相手の立場や興味を考慮して個別にアプローチすることを心がけましょう。

一次情報となるコンテンツを掲載する

被リンクを得るための効果的な方法の一つは、自分のウェブサイトに一次情報となる価値あるコンテンツを掲載することです。

これは、他にはない独自の情報や洞察を提供することで、他のウェブサイトがあなたのサイトにリンクを貼りやすくなります。

たとえば、独自の調査結果や業界でのトレンドに関する分析、実践的なヒントや解決策など、他の人が知りたいと思う情報を提供することが重要です。

このようなコンテンツは他者から引用やリンクをされやすく、それが被リンクの獲得に繋がります。

親しみやすい言葉や分かりやすいグラフィックを使って、読者がコンテンツに興味を持ちやすくすることもポイントです。

他のサイトとの差別化にもつながるので、質の高いコンテンツ作成は被リンクを得ることにも大きく関係しているということですね!

サイテーションの実施

SEOにおける外部施策の一環として、サイテーションの実施が重要です。

サイテーションとは、自社のサービスや商品について紹介されることを指します。

Googleでは、サイテーションされることが直接的にSEO対策に関係しているとは公表していません。

しかし、ユーザーへの認知度が評価にかかわっていることから、サイテーションの効果も十分に検索順位に関係していることが考えられます。

これによって、検索エンジンが自サイトの信頼性や関連性を理解し、ランキングを向上させる可能性があります。

まず、ローカルビジネスであれば、Google My Businessなどのローカルディレクトリに正確な事業情報を登録しましょう。

これには事業名、住所、電話番号(NAP情報)が含まれます。これらのデータが一致しているか確認し、一貫性を保つことが重要です。

また、業界関連のディレクトリや専門サイトにも登録し、企業情報やサービスに関する詳細な情報を提供します。

これによって、検索エンジンはあなたのビジネスを特定の分野で専門的と認識しやすくなります。

クチコミサイトや口コミプラットフォームでのレビューも一種のサイテーションと見なされます。

顧客の声を積極的に取り入れ、肯定的なレビューが多い場合は、検索結果での信頼性向上が期待できます。

高品質なコンテンツを作り続ける

まずは、自サイトのコンテンツが高品質であることは前提条件となります。

しかも品質が高いコンテンツを継続して作成・更新していくことが重要です。

継続的にコンテンツをアップしていくことで、自然と外部リンクもコンスタントに増えてサイト全体の評価が上がり、ドメインパワーの向上にもつながるからです

1つのページだけでなく、サイト全体の評価がアップすれば、新規コンテンツを追加した場合も、比較的早くインデックスされることが期待できます。

そうすることでさらに被リンクの獲得が効率的になるということです。

知人・友人に紹介してもらう

確実かつ最も自然な被リンクといえば、自分友人や知人に紹介してもらう方法もあります。

第三者にとって役立つ・有益だと感じてもらえるコンテンツは、自然と口コミなどで拡散されることが期待できます。

例えSNSやブログのシェアによって、自サイトのコンテンツがさらに多くの人に拡散されるというものです。

関連するサービス同士で相互に紹介コンテンツを作る

関連するサービス・サイト同士が、双方にとって利益を目的として、お互いにコンテンツを紹介しあうのはペナルティに課されません。

全くの外部の組織が運営しているAというサイトの紹介記事やPR記事を作成・公開した後に、Aからも自サイトのリンクを掲載すると言ったものです。

お互いにとって利益のある関係性になるだけでなく、コンテンツ同士の親和性が高いナチュラルリンクの獲得にも繋がっています。

この事実自体も、自サイト・Aのサイトどちらのユーザーにも拡散される情報なので、片方しか知らなかったターゲット層への認知を高めることも同時に期待できます。

さらに多くのユーザーが自サイトの流入してくれるかもしれないということです。

外部メディアへの寄稿

自サイトと同じテーマを取り扱っているサイトや、他サイトから被リンクを数多く獲得しているような規模の大きいサイトから、自サイトを紹介されると、サイト同士の関連性を担保として、Googleからの評価アップが期待できます。

サイトのドメインを強くするには、認知度が高い(人気の高い)・多くの被リンクを持っている有名なメディアサイトへの寄稿も有効な方法の1つです。

SNSで拡散しやすいサイト設計

質の高いコンテンツを作ったとしても、多くの人にそのコンテンツを認知してもらえなければ、被リンクに繋がりません。

そこでSNSの活用が有効的です。

そのためにはSNSで拡散しやすいサイト設計が求められます。

つまりは、そのコンテンツを読んだユーザーがこの記事をシェアしたい!」と感じた時に、すぐにシェアできるUIであることがポイントです。

例えば文頭や文末など、ユーザーが見つけやすい場所にソーシャルボタンを設置するのも有効でしょう。

その他、ページのスクロールに合わせてソーシャルボタンを追従させる方法もおすすめです。

リンク切れページのリプレイスを狙う

他サイトのコンテンツ内で「〇〇選」など商品やサービスを紹介する記事が作成されている場合に行こうな方法です。

商品やサービスのURLは、サイトの閉鎖やドメインの変更などでリンク切れを起こしていることも多いです。

リンク切れを起こすと、商品・サービス紹介コンテンツとして不完全な状態に陥ることがあります。

リンク先が表示されなくなると、それだけで記事の離脱率にも繋がってしまいます。

そこで、リンク切れを起こしているページの運営会社の問い合わせページなどから、特定ページのコンテンツでリンク切れを起こしている箇所を伝える文言と、自社コンテンツの商品・サービスへのリンクを設置してほしい旨を記載して送信します。

もちろん必ず返信があるわけではありませんが、中にはリプレイス出来る可能性も期待できます。

調査データをまとめた記事コンテンツを作成

作成する記事コンテンツの内容によっては「調査データ」が必要になることも。

例えば、国や自治体が調査・公開している情報であれば、記事コンテンツに活用できます。

とはいえ、自分の狙っている調査データが見つけられないことも少なくありません。

そのためそうした記事コンテンツ作成者の手間を省くメリットに目を付け、調査データを作成・発信し、被リンクの獲得を狙うのも有効です。

無料ツール・テンプレートを作成する

無料ツールやテンプレートの作成は、「おすすめ~選」といった記事コンテンツで紹介されたり、リンクを設置される可能性を高めます。

また、検索ユーザーは「無料かつすぐに使えるツール・テンプレート」を探している傾向にあるため、被リンク獲得のみならず、リード獲得の施策としても有効です。

インフォグラフィックを作成する

記事コンテンツの補強を目的とした画像選定や図の作成は、手間がかかる作業なので、おっくうに感じるライターも少なくありません。

しかし、表や画像・図といった情報は視覚的にインパクトがあるので非常に有効です。

そのため、コンテンツ作成者の代わりにインフォグラフィック(テキスト情報などを含んだ画像)を作成して、Web上に公開しておくことで、被リンク獲得が期待できるというものです。

プレスリリースを配信する

SEOの一環として、プレスリリースの配信は効果的な外部施策の一つです。

プレスリリースは、新製品やイベント、企業の重要な発表などを広く知らせる手段であり、検索エンジンでの検索結果で目立つので有効な手段です。

そのためにはまず、興味を引くタイトルと重要な情報を含んだ内容を作成します。

プレスリリースは業界関連のキーワードを適切に使用し、読者にとって価値のある情報を提供することがポイントです。

プレスリリースを配信する際には、信頼性のあるプレスリリース配信サービスを活用すると良いでしょう。

これにより、多くのメディアやニュースサイトにリリースが掲載され、被リンクが生まれやすくなります。

リリースが掲載されると、検索エンジンはこれを検知し、ウェブサイトの信頼性や重要性を高める要因として認識します。

ただし、情報は正確で魅力的であることが重要で、過度なSEO対策や虚偽の情報は避けるべきです。

プレスリリースはオンラインメディアだけでなく、伝統的なメディアや業界誌でも取り上げられる可能性があります。

自社の他サイトや提携サイトからリンクを貼る

SEOにおける外部施策の一つとして、自社の他サイトや提携サイトからリンクを貼ることは重要な手法です。これを「内部リンク」または「相互リンク」と呼びます。

内部リンクは、自社が運営する他のウェブページからリンクを張ることで、ユーザーや検索エンジンに関連するコンテンツへ誘導し、ウェブサイトの構造を強化します。

まず、自社の他のページに関連性のあるリンクを追加します。

例えば、ブログ記事内で過去の関連記事へのリンクを挿入するなどが考えられます。

これにより、ユーザーが関連する情報にアクセスしやすくなり、滞在時間の延長やページビューの増加が期待できます。

提携サイトとの相互リンクも検討対象です。同じ業界やテーマに関連するサイトと協力し、相互にリンクを張ることで、相手のサイトからのトラフィックを得るだけでなく、検索エンジンからの信頼性向上も期待できます。

ただし、内部リンクや相互リンクは自然で意味のあるものである必要があります。

過剰なリンクや無関係なページへの誘導は逆効果となる可能性があります。

SEOにおける外部施策の注意点

高品質なコンテンツ・被リンクでないとだめ

Googleの検索エンジンのアルゴリズムでは「該当のキーワードを検索するユーザーにとって最も価値があるページ」を評価し、上位に表示させています。

そのため、まずはサイトの中に質の高いコンテンツを用意することからはじめましょう。

どんなに被リンクがたくさんついて、クローラーに発見されたとしても、コンテンツの質自体が高くなければマイナスの評価を受ける可能性が高いからです。

一般的に被リンク元のページの中にあるコンテンツと、対象のキーワードとの関連性が高い・アンカーテキストにキーワードを含んだリンクがあるほどに評価が高くなる傾向にあります。

その他に以下の要因も評価が高くなるポイントです。

  • 被リンク元のページランクが高い
  • 被リンク元のサイトの発リンクが少ない
  • リンクパワーを受け渡しやすいページから発リンクされている

有効な被リンク・無効な被リンクがある

被リンクは有効な被リンク・無効な被リンクの2種類に分かれます。

無効な被リンクとは、クローラーの巡回をブロックさせ、サイトを認識されなくなってしまう特徴があるので注意しましょう。

なお、外部から送られてくるリンクには、以下に紹介するいずれかの「html要素のrel属性」が付与されていると、被リンク効果が無効になる可能性があります。

  • rel=”nofollow”
  • rel=”sponsored”
  • rel=”ugc”

たとえば競合サイトなどを引用したリンクを貼り付けた時、そのリンクに以上の属性を付与することで、被リンクに登録されなくなるというものです。

ネガティブな意味だけではなく、被リンクとして認識されたくない場合にも使えます。

ペナルティの対策となる被リンクの存在

2012年にGoogleのアップデートが行われて以降、「低品質な被リンク」を持っていたサイトはペナルティが課され、ランキングも当然順位が低くなりました。

ペナルティを受ける可能性やマイナス評価に繋がる被リンクとは以下のものがあります。

  • PageRankを転送する有料リンク
  • 不自然なリンク

PageRankを転送する有料リンクとは、広告や有料で売買されているリンクのことを指します。

こういった金銭や商品のやり取りが生じる被リンクは全てペナルティの対象となっています。

ただし”nofollow”が入っていればペナルティの対象にはならないので、リンクとして付加する場合には必ず属性に入れておきましょう。

不自然なリンクとは、リンクを貼ること自体が目的になっている、ユーザーにとって不自然で無価値なリンクのことです。

以下のようなものが無価値・不自然と見なされるリンクです。

被リンクの種類 概要
ディレクトリサービスからのリンク 現在登録していて不自然リンクのペナルティを受けている場合は、nofollowがついていることが確認できなければ除外がおすすめ
文中の不自然なアンカーテキスト サイトやblogの記事の文中などに設置された明らかにSEOを目的としたリンク
ワードサラダからのリンク 文章としての意味が破綻している自動で生成されたコンテンツらのリンク
相互リンク集 明らかにSEO目的で作られた、ジャンルに関係なくリンクだけが貼られているリンク集、無条件でリンクを受け付けているサイトからのリンク
サイトから隠すような形で埋め込まれたリンクなど
  • 背景と同色にしたアンカーテキストのリンク
  • CSS を使用して画面の外に配置されたリンク
  • JavaScriptを使用しアンカーテキストを見えないようにしたリンク
  • フォントのサイズを最大限小さくして見つけにくくしたリンク など

意図的にすることはまずないとは思いますが、うっかりと低評価に繋がるリンクが付けられてしまうことがあります。

サイト構築の際には、被リンクの種類についても確認しながら進めることが大切です。

低品質な被リンクは削除・否認する

低品質な被リンクは、ウェブサイトのSEOに悪影響を与える可能性があります。

これらのリンクがスパム的であったり信頼性が低い場合は、積極的に削除や否認を行いましょう。

Googleは品質の高いコンテンツとリンクを重視しており、低品質なリンクは逆効果となります。

Google Search Consoleを使用して、被リンクの品質をモニターし、問題があれば適切な対策を取りましょう。

否認ツールは初めての人にとっては複雑なので行う際には注意しましょう。そのため、以下のようなケースに限定して行うのが賢明です。

  • スパム行為のあるリンク
  • 人為的リンク
  • 低品質なリンク

否認リンクの方法は以下の手順で行います。

  1. Search Consoleにログインする
  2. 「Search Console」から自社の被リンクのリストを確認する
  3. 否認したい被リンクの一覧を精査しリストを作成する
  4. 作成したリストをアップロードする

SEOにおける外部施策でペナルティを受けた場合の対処法

手動対策と自動対策

SEOの外部施策でペナルティを受けた場合、手動対策と自動対策があります。手動対策はGoogleの審査者が具体的な問題を確認し、ペナルティを課すもので、Googleサーチコンソールより通知が届きます。

この通知には何がペナルティに該当したのか記載されているので、その通知に合わせて正しく修正をしてから、再審査を申請し解除を目指します。

一方、自動対策はアルゴリズムに基づき、違反が検知されると自動的にペナルティが課せられます。

そのため通知も来ないだけでなくペナルティの対象となった箇所を明確に記載されていないので要注意。

自動対策は修正後に次回のアルゴリズム更新を待つことが一般的です。どちらもガイドラインを守りながら慎重に対処する必要があります。

手動対策の場合は再審査申請ができる

SEOにおいて、外部施策が規約違反などでペナルティを受けた場合、手動アクションが行われた場合はGoogleに再審査を依頼できます。

まず、問題の特定と修正が必要です。違反しているポイントを理解し、それを解消するための具体的な対策を講じます。

修正が完了したら、Google Search Consoleにアクセスし、サイト所有権を証明する手順を踏んでください。

その後、「セキュリティと手動アクション」セクションに進み、該当する手動アクションに関する再審査をリクエストします。

再審査申請では、問題の修正内容を詳細に説明し、具体的な改善策や対策を示すことが求められます。

審査が完了すれば、ペナルティが解除され、正常な検索エンジンランキングに戻る可能性があります。

ただし、再審査は時間がかかることもありますが一般的に1日~1週間以内に結果が出て問題がなければその後順次ペナルティは解除されます。

外部施策効果を測定するツールを活用する

良質なコンテンツを作りSNSで拡散し、実際に外部リンクの獲得ができているのかどうかを定期的に確認することをおすすめします。

ここではおすすめのツールを2つ紹介します。

Google Search Console(無料)を活用する

Google Search Console(サーチコンソール)は無料で使える分析ツールです。そのため、多くのSEO対策ツールの中でも導入・活用が多いものの1つです。

サイトの検索パフォーマンスやインデックス状況、サイト内で発生している問題などを確認できます。
外部リンクについては、画面の左の「リンク」から確認できます。

自身のサイト内のどのページがリンクされているのか、外部のどのサイトからリンクされているのか、などが確認できます。

このときもし外部の不審なサイトからの外部リンクが見つかった場合、サーチコンソール上からリンクを否認することもできます。

日常的に使うツールでもあるので、ぜひ活用しましょう。

ahrefs(有料)を活用する

こちらは有料のツールですが、自サイト以外に競合サイトの外部リンクの獲得状況の分析も可能です。そのため、外部施策においてとても参考になるでしょう。

競合サイトの外部リンク数、サイトの内のどのページがリンクされているのか、外部のどのサイトからリンクされているのかなどを確認できます。

期間を指定して失った外部リンクや新たに増えた外部リンクを確認できるのも便利な活用方法です。

Majestic SEO

こちらのツールは有料なのですが、自社サイトや競合サイトの被リンクをチェックできるのでおすすめです。

Majesticでは、ウェブ上のリンク構造を分析し、サイトの権威性や信頼性を評価することができます。

ユーザーは特定のウェブサイトやドメインに関する情報を検索し、バックリンクの数や品質、参照ドメインの数、トラストフロー(信頼性)、および被リンクの履歴などを確認できます。

このツールは、競合分析やSEO戦略の立案に役立ちます。

例えば、競合サイトのバックリンクを調査し、自身のサイトのリンクプロファイルを向上させるためのアイデアを得ることができます。

Majesticの利用は、基本的な機能のほかに高度なデータ分析機能も含まれており、SEOにおいて戦略的な意思決定をサポートしてくれます。

ユーザーフレンドリーで直感的なインターフェースも特徴で、SEOの初心者からプロまで広く利用されています。

まとめ

SEOにおける外部施策について詳しく解説していきました。

外部施策は内部施策といった施策と違って能動的に行うことが少し難しい施策の1つです。

しかしコンテンツの質を上げていくことやSNSの活用、さらに他サイトへの寄稿や一次データの掲載などコンテンツ作成の工夫を経ることで被リンク獲得の可能性は高まります。

もし初めてのことで外部施策がうまくいかないという場合には、外部の専門業者に委託をするという方法もおすすめです。

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執筆者

DXマーケティングやAIを事業に落とし込んで事業成長したい企業のマーケティング担当者・広報担当者、経営者、個人事業主向けに、マーケティングの基礎、成功ノウハウの提供・成功事例を紹介する専門メディアを運営しています。

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