インスタで店舗集客するコツ!運用方針と活用方法とは?【2024年11月最新】

SNSマーケティングは今や当たり前になっていますが、その中でもインスタグラム活用でのマーケティングは、集客に繋がるコツが豊富です。

特に飲食店をはじめ、10~30代の若い世代をメインターゲット層とした店舗は、積極的にインスタグラムを活用しています。

インスタグラムを使って集客をしたいと考えてはいるものの、何から始めればいいのか・どのように運用するのか分からないというオーナーが多いのも事実です。

そこで今回はインスタグラムを使った集客方法について詳しく解説していきます。

SNS運用にお困りではありませんか?
  • 運用はしているが効果が出ない、認知・成果が上がらない
  • 時間をかけれず、分析はおろか更新 運用も手が回らない
  • SNSアカウント持ってないけど、始めてみたい

上記のようなことでお困りでしたら、私たちRadineerに相談してみませんか?

Radineerでは、Web制作やオウンドメディア運用やSEO対策、Web広告運用など各分野のスペシャリストが担当し、お客様を徹底サポート。

現在の事業課題をヒアリングした上で、貴社のマーケティング予算や要望に合わせた最適なプランをご提案します。
「こんなことも相談できるのかな?」といった些細なお困りごとでもかまいません。

プロと一緒にお困りごとを一緒に解決していきましょう。 まずはお気軽にフォームよりご相談ください。  
目次

ユーザーは店舗用アカウントにどうやってくるのか

まずは自分のアカウントを充実させることに注力しましょう。いいねやコメントで興味を持ってもらえても、肝心のアカウント内の情報が少ない・魅力的なコンテンツが少ないと、ユーザーは離れていってしまいます。

ユーザーがアカウントをフォローする決め手は、アイコン・プロフィール・ギャラリーの内容です。

まずアイコンやプロフィール設定はしっかりと行い、「自分はどんなお店なのか」を一目で分かるように紹介しましょう。

次にコンテンツの充実ですが、世界観の統一を念頭に置きましょう。

飲食店だったら、ある程度のジャンルに絞って食べ物や店舗内を投稿するのがおすすめです。

また写真はなるべく明るく編集して、色味の統一も気にしましょう。

画像編集は無料アプリでも簡単にできるので、ひと手間かけて魅力的なコンテンツ作りを目指してください。

店舗用インスタグラムで集客をするメリット

知名度アップが期待できる

インスタグラムの利用者は、日本国内だけで3,300万人以上となっています。さらに、世界シェアを含めると、10億人もの人々が積極的に利用する媒体なのです。

このように大勢に利用されているインスタグラムに、店舗情報を掲載すると、知名度の上昇が期待できます。

インスタグラムは、フォロー・フォロワーという関係性のないユーザーにも情報を掲載することができるため、チラシの配布や店頭でのマーケティング以上の知名度上昇が期待できるのです。

知名度が上がることで、すでに利用してくれているお客様に安心感を与えることにもつながるので、新規でお客さんの獲得にも期待が持てる点が魅力でしょう。

ただここで注意しなければならないのは、知名度が上がったからといって、必ず「認知度」が上がるとは限らない点です。

知名度は、店舗や社名・商品・サービスを「文字・文言として知っている」ことです。

対して認知度は「商品名・サービスとその用途や目的を理解している」ことだからです。

つまり、売上増加に必要な認知度を向上させるためには、インスタグラムをただ運用するだけでは不十分ということです。

もちろん、インスタグラムの開設、やみくもな運用だけでは、知名度も上昇しません。

店舗用インスタグラムを開設し、正しい運用を行うことにより、知名度及び認知度の上昇が期待でき、集客や売上増加に繋がるのです。

購買行動(ウィンザー効果)の促進

店舗用インスタグラムの運用により、ウィンザー効果を発生させ、購買行動を促すことができます。

ウィンザー効果とは、企業や事業者といった当事者側からの情報発信よりも、消費者や利用者など第三者側の意見が信頼されやすいという現象です。

本来、専門的知識を有し、複数の実績を持つ企業側が発信する情報の方が、信頼に値するように感じられます。

しかし、知識もなく、さらには面識もないSNS上の消費者の声が、他ユーザーにとっては信頼度が高くなりやすいのです。

インスタグラムのようなSNS媒体の普及、SNS媒体への企業参入により、ウィンザー効果の効力はさらに高まっています。

消費者は、企業側が企業として発信する情報に、信頼を持てなくなっており、第三者が寄せる口コミやレビューに大きな価値を感じているのです。

店舗用インスタグラムを運用すると、投稿1つ1つに、「いいね」や「コメント」が寄せられます。

それらは、ウィンザー効果を発動させる第三者の意見であり、ユーザーの行動に大きく影響するのです。

集まった第三者の意見は、ウィンザー効果の発動だけではなく、サービスの向上やマーケティングの改善にも役立てることができます。

それらを無償で集められるインスタグラムには、大きなメリットがあります。

初心者でも始めやすい

インスタ集客は手軽に始められることが挙げられます。その理由として、自分のタイミングで始めて更新ができるため、もっとも手軽に取り組める集客方法だからです。

多くの店舗では、1人~2人で運用している場合が多いです。

また、SNSマーケティングに明るくない人・ネットがあまり得意ではない人でもチャレンジしやすいことが挙げられます。

万が一成果が見られずに終了する場合も簡単に撤退できるので店舗経営への負担はほとんどないことが特徴です。

お客様とコミュニケーションがとれる

インスタグラムは、一方的な発信のみならずお客様が自店のサービスや商品についてインスタグラムへ投稿したり、自店アカウントの投稿にコメントすることができます。

さらに、インスタグラムはダイレクトメッセージ機能がついているため、ほかのお客様と直接メッセージのやりとりができることも大きな魅力といえるでしょう。

このようにお客様と双方のコミュニケーションが図れるのはインスタグラムの強みの一つです。

ダイレクトにお客様のニーズを知ることもできるので、商品開発やサービス案を出す際の良い参考になるでしょう。

SNS/ホームページとの連携しやすい

ほかの集客方法と連動して集客効果を高めることができるのもインスタ集客の魅力の一つです。

インスタグラムから、自店のホームページやブログへスムーズに誘導することができる上、TwitterやFacebookといった他のSNSとの連動性が高いという特徴があります。

インスタグラムの投稿では、TwitterやFacebookに自動投稿するように設定することでさらに集客効果を高めることができるでしょう。

すでにインスタグラム以外のSNSやコンテンツ・プラットフォームを使っている店舗であっても、問題なく導入できるのが魅力でしょう。

店舗用インスタグラムで集客をするデメリット

フォローされるハードルが高い

インスタグラムは他のSNSに比べてフォロワーが増加しにくい性質を持っています。

たとえばTwitterでは、短文のテキストで投稿されるSNSのため、ユーザーにとって関心度が低い投稿がされたとしても他の多くのツイートに紛れてしまいあまり目立つことはありません。

多くのTwitterのユーザーは関心が少しだけありそうな場合でもアカウントを気軽にフォローする傾向になります。

しかしインスタグラムは、写真と動画をメインとしたSNSのため、投稿された画像がスマホの画面いっぱいに表示されることになります。

そのため、ユーザーは好みのアカウントをよく厳選してフォローする傾向にあるのです。

インスタ集客を行う場合は、ユーザーにとってメリットのある投稿を心がけるようにしましょう。

宣伝やビジネス色が強いと敬遠される

インスタグラムは集客効果が高い反面、闇雲にビジネス色を強く出したり広告臭がする投稿などは、とくに若い世代から敬遠される傾向にあります。

自店のブログにしつこく誘導する投稿や、事務的なセールストークを連投するのは控えましょう。

店舗用インスタグラムを使いこなす方法

スポット検索

スポット検索は、位置情報をもとに画像を検索する機能です。

例えば「東京スカイツリー」で検索をして一覧に表示された写真をタップするとスカイツリー関係の投稿が表示されます。

そのスポットを知らないユーザーが自分の場所を見て興味を持ってくれるきっかけ作りとしても便利です。

ただしInstagramの地図検索で自分のスポットを表示させるためには「位置情報」の登録が必要です。

施設の名称をタップすると、Googleマップと人気の投稿が表示されます。

ある投稿に紐づけられたスポット情報をタップすることで検索できます。

位置情報は投稿画面のアカウント名の下に表示されます。

Googleで位置情報にもとづいた検索を行う場合と同様”場所”に関連する検索であるため、スポット検索に最適化すれば、周辺地域にいるユーザーにアプローチできます

ハッシュタグ検索

ハッシュタグとは、投稿の際に「#(ハッシュ)+キーワード」で投稿に関連したキーワードをタグ付けするものです。

検索フォーム下の「タグ」マークをタップしてキーワードを入力するか、ある投稿に付けられたハッシュタグをタップすることで検索できます。

アカウント検索

アカウント検索は、Instagramを利用しているアカウントを検索する機能です。

検索フォーム下の「アカウント」マークをタップしてキーワードを入力するか、ある投稿に紐づけられたアカウント情報をタップすることで検索できます。

店舗用インスタグラムを運用するコツ

フォトジェニックな写真や動画を使う

インスタグラムといえば、他のSNSとの大きな違いに写真や動画のクオリティが挙げられます。

そのため、店舗型のインスタグラムで集客を目指すのであれば、クオリティの高い写真・動画を使うことが大前提となります。

いくら店のサービスが良くても、クオリティの低い写真が投稿されていてはユーザーには伝わりません。

加えて、ユーザーに親切な情報も発信していきましょう。

  • 店舗へのアクセス
  • 商品の価格
  • 商品のおすすめの使い方
  • 空いている時間帯
  • 営業日・営業時間

など、消費者が知っておいて得する情報を積極的に発信することで「親切な店舗だな」と感じてもらいやすくなり、親密度も増していきます。

継続的な投稿をする

いくらクオリティの高い写真や動画だったとしても、継続的に投稿できていないと意味がありません。

インスタグラムを使うユーザーは、高いクオリティのコンテンツを継続的に楽しむ傾向にあるからです。

とはいえ、クオリティの低い写真・動画を投稿し続けていてもフォロワーが増えることはないでしょう。

そのため、投稿のクオリティと投稿頻度のバランスは非常に難しい部分ですが、クオリティは高く保ちつつも、ある程度の頻度の高さもキープした投稿を続けることが大切です。

店舗内にインスタグラムのアカウントやQRコード・nameタグを掲載する

インスタグラムの運用によって店舗を知ってもらうことは大切ですが、お店に実際に来てくれたお客さんにもインスタグラムの存在を知ってもらうことも大切です。

そのためにはまず店舗に来てくれたお客さんがインスタグラムアカウントの存在をすぐに認識できるようにしておきましょう。

例えば飲食店であれば、各テーブルに「アカウントのQRコードやネームタグを置いたり、ファッション系の店舗であれば、会計の時にクーポンも定期的に配布してますのでフォローお願いします」といった宣伝がいいでしょう。

まず自分のアカウントのQRコード取得をしておきましょう。

タップすると自分のアカウントのQRコードが表示されます。

もし興味を持ってくれたお客さんがいれば、アカウントをフォローしてくれるので、インスタグラムから店舗の新着情報を受け取れるので、リピーターも期待できます。

店舗専用のハッシュタグを用意しておく

GoogleやYahoo!といった検索エンジンではなく、インスタグラムのハッシュタグ検索を利用して気に入った商品を見つけるユーザーが増えています。

そのため、ハッシュタグ経由で自分の店舗の写真や動画投稿を見てもらうことも重要な戦略となります。

このとき、オリジナルのハッシュタグを作っておくことで、ユーザーの検索性が上がり、店舗のインスタグラムアカウントを見つけてもらいやすくなります。

オリジナルハッシュタグの作り方ですが、店舗名、地域名、看板商品名、などを組合せてハッシュタグ化するのがよいでしょう。

たとえば、店舗名+地域名なら「#●●カフェ渋谷」「#●●ショップ京都店」のようにハッシュタグ一つで店舗を特定できるとユーザーにとっても親切です。

店に来てくれたお客さんにそのハッシュタグをつけてインスタグラムに投稿するように促すことで2次拡散も狙うことができます。

ただし、あまり長くて難しいハッシュタグを作っても、検索性が悪くなったり、投稿に付けるのが面倒になり好まれないケースもあります。シンプルにわかりやすいオリジナルハッシュタグを作るようにしましょう。

ハッシュタグの選び方

インスタグラムでは、検索内容に関連した投稿の中から、話題のある写真や動画が表示される仕組みになっています。

そのため、TOP画面に表示されれれば、自分のフォロワー以外の人にも目に入る頻度が増えます。

ハッシュタグを選ぶ際には以下の3つのポイントをおさえましょう。

  • 今の人気の投稿を分析
  • ビッグキーワード以外にミドル・スモールのキーボードも組み合わせる
  • ハッシュタグ最大数は30を超えないように

特にキャンペーンなどを開催する際には、ブランド・店名のほかに、キャンペーンも入れておくといいでしょう。

さらに英語のハッシュタグも入れると、海外ユーザーが多い・インバウンドの外国人旅行者にもアプローチできます。

またワードの選定として、「#カフェ」は人気のハッシュタグではありますが、その分競争も激しいです。

しかし「#カフェ巡り」「#カフェ好き」のといったミドルワードは、「#カフェ」よりも競合が少ないので、上位表示も十分狙え、上位になった後も比較的長期間残りやすいです。

人気投稿の広告効果
=「人気投稿のハッシュタグの1日あたりの検索数」×「人気投稿の継続日数」

ですので、ハッシュタグを選ぶときは一瞬の爆発力をとるか、長期表示をとるか、バランスの見極めが大事になってきます。

ビッグキーワードとミドル・スモールキーワードのハッシュタグを両方含めておくと幅広くカバーできるのでおすすめです。

フォトスポットをつくる

お店のロゴ看板・ネオン色・大きなデザインなど色々ユニークなアピール方法がありますが、やはりインスタグラムを活用するなら、お客さんが写真を撮りたくなるようなスポットを用意するのが効果的です。

お店のサービス・商品を目的として訪れる人だけでなく、かわいい・かっこいい雰囲気のお店で買い物をするという「体験」を目的として訪れる人も多いです。

そしてフォトスポットで写真を撮ってくれた人には試作品をプレゼントするといったサービスも盛り込むことで、お客さんにとっても写真を撮るメリットが生まれます。

そのため、話題性のアップにもつながるという狙いがあります。

店舗のオリジナルハッシュタグと合わせて写真をインスタグラムにアップする人が増えるので、拡散されやすくなるでしょう。

キャンペーンの実施やその告知をする

インスタグラムのアカウントをフォローしてもらっても、ユーザーにとって何かメリットがなければ、ユーザーはフォローを外してしまい情報を見てくれない可能性があります。

写真・動画の最大のメリットは、おしゃれ・カワイイ・面白いなどです。

最も簡単・効果的な宣伝方法は「キャンペーンの実施」や「イベントの告知」です。

定期的にお得な情報などをユーザー向けに配信し、興味や関心を引き出しつつ集客に結び付けていきましょう。

お客さんとのコミュニケーションを大切に

インスタグラムの投稿にお客さんがコメントをくれた場合は、当たり前ですが丁寧に対応しましょう。

コメントは店頭での質問と同じことが多いので、丁寧に対応するとお客さんの満足感にもつながります。

店舗でのやり取りと異なる点は、他のお客さんもそのやり取りを見られることです。

コメントをくれるお客さんは、最も集客に結び付きやすい大切な存在です。

なお、クレームといったネガティブなコメントに対しても、真摯に向き合って回答することで、顧客満足度を高めることに繋がります。

クレームは店舗のサービス向上にも関係するので、上から目線・強気ではなく、あくまで改善姿勢で対応することが必要です。

写真の世界観を統一する

飲食店の投稿を見ているユーザーは食べ物の写真を見たいと思っている可能性が高いです。

しかし、アカウントのオーナーの趣味でスポーツの写真が多く含まれていると、ユーザーに「スポーツじゃなくて食べ物の写真が見たいのに・・・」と期待外れだと思われてしまう可能性があります。

その結果ユーザーが離れてしまう事もあるでしょう。

そのため、自分の店舗を知ってもらいたいのか自分の趣味を見てもらいたいアカウントなのか、目的(世界観)をはっきりさせることが大切です。

インスタグラムは複数アカウントを作成してもOKなので、趣味用のアカウントを持ちたい場合は、店舗用のアカウントとは別にしておくことをおすすめします。

ただし、お店のコンセプトに趣味が含まれている場合は、一緒に投稿しても問題ないでしょう。

飲食店だから食べ物以外は投稿してはいけないわけではありませんが、世界観の統一を常に意識しましょう。

インフルエンサーに店舗を宣伝してもらう

最近注目の「インフルエンサーマーケティング」を活用するのも店舗の集客に役立ちます。

若い女性だけでなく全国的にも高い知名度と人気を誇る渡辺直美さんとセサミストリート、ジェラートピケのコラボの投稿です。

インフルエンサーマーケティングとは、インスタグラムのフォロワーが数万人~数十万人といった有名な人気インスタグラマーを店舗に招待し、写真や動画投稿を通してお店のPRをしてもらう手法です。

テレビCMや新聞広告といった従来のマス広告に比べて、

  • 狙ったターゲットに情報が届きやすい
  • 顔が分かる人が発信するので訴求力が高い
  • 口コミで広く話題になりやすい

といったメリットがあります。

インスタグラマー以外にもYouTubeで人気のユーチューバーを招待するなど、様々なSNSで活躍するインフルエンサーを店舗に招いてみましょう。

店舗用インスタグラムを分析する

店舗用インスタグラムを運用していて、本当に効果があったか気になるものでしょう。ここでは、運用した成果を見るための方法を紹介します。

インスタグラムのインサイトを見る

インスタグラムの分析では「インサイト機能」を使うことで簡単できます。

  • Instagram投稿の分析:各投稿のパフォーマンスを確認
  • Instagramアカウントの分析:自社アカウント全体の状況を確認

を見ながらアカウントの状態を見ていきます。投稿画面の「インサイトを見る」をタップすればOKです。

アカウント全体のインサイトは、プロフィール画面の「インサイト」をタップすれば可能です。

まずはプロアカウントへの切り替え方法を紹介します。

まずプロフィール画面の右上にある「≡」→「設定とプライバシー」をタップします。

次にアカウントの種類とツールをタップして、「プロアカウントに切り替える」をタップするだけです。

これでインサイト機能が使えるようになりました。

インサイト機能の見方

まずはインサイト機能の見方を説明します。

まずプロフィール画面の右上にある「≡」マークをタップして「インサイト」をタップするだけです。

なおインサイトの概要で見られる期間は最長で過去90日間しか見られないので注意しましょう。

インスタグラム投稿の分析

インスタグラムのインサイトでは3つのKPIを算出します。

【投稿リーチ数】
=「リーチ」
=78,471

【プロフィール遷移率】
=「プロフィールへのアクセス」/「リーチ」×100
=3,397 / 78,471 × 100
=4.3%

【フォロー完了率】
=「フォロー」/「プロフィールへのアクセス」×100
=51 / 3,397
=1.5%

これらの数字を見つつ今回の投稿と過去の投稿を比較し、良い点や改善点の分析を進めていきましょう。

ちなみに「投稿保存数」は重要な指標となりますので、あわせてチェックしておきましょう。

というのも、保存数はユーザーが「またあとで見たい」という意思の表れであり、

保存数が多い
=ユーザーの興味関心が高い
=良質なコンテンツ
と判断することができるためです。

さらに、インスタラボのインフルエンサーマーケティング施策の実データでは、投稿の保存数に比例して商品の購買数も増えたという結果が出ています。

保存数は、ユーザーの関心が高く、購買にもつながりやすい投稿か否かを判断する重要な指標となります。

投稿前後で重要な3つの指標を例に挙げてみていきます。

  • 投稿のリーチ数 〇
    915人 ⇒ 3036人
  • プロフィールへの遷移率 ×
    3.7% ⇒ 3.0%
  • フォロー完了率 ×
    2.9% ⇒ 1.0%
  • その他の気づき
    リーチ増加率に対していいね増加率が低い

という結果となりました。

この結果から

  • 投稿が多くの人に見られるようになったのは良いが、プロフィールを訪問してくれる人の割合が減ってしまった。
    ⇒投稿からプロフィールへの導線づくりが上手くできていないのでは?
  • プロフィールを訪問してくれる人の数は増えてはいるが、フォローしてくれる人は前回と同じく1人のみだった。
    ⇒アカウントプロフィールに魅力がなく(フォローするメリットを感じず)離脱してしまうのでは?

のような仮説をたてることができます。

こうした仮説をふまえて次回ののアクションとして

  • プロフィールへの導線を増やす
    「プロフィールもチェック!」のようにメンションで誘導する、自社アカウントのタグ付けでプロフィールへの入り口を増やす
  • 投稿コンテンツの品質を高める(=プロフィールを洗練させていく)
    過去反応のよかったコンテンツの要素を真似た投稿を増やす、ユーザーにストーリーズでアンケートをとりニーズを伺う

といった施策アイデアを検討することができるようになります。

このように投稿の分析を繰り返し行い、良い反応が得られる要素=ユーザーが有益と感じてくれた要素は何かを考え、仮説検証を繰り返し、重要な3つの指標を最大化させていきましょう。

インスタグラムアカウント全体を分析する

インスタグラムでは、投稿ごとのインサイトもチェックできますが、アカウント全体を分析する方法もあります。

インスタグラムアカウントのインサイト(アクティビティ)

「アクティビティ」の項目ではInstagramアカウントへの流入やユーザーの動きを知ることができます。

  • リーチ数:投稿を見たユーザーの数
  • インプレッション数:投稿が表示された回数
  • インタラクション数:ユーザーが行った操作の合計
  • プロフィールへのアクセス:プロフィールが見られた数
  • ウェブサイトクリック:プロフィールに記載されたURLがクリックされた回数
  • その他:その他位置情報などを登録していると操作履歴が表示されます

フォロワー数を増やすことを目的としているのであれば、先の分析と同様に「リーチ数」「プロフィールへのアクセス」に注目してデータを見ていきます。

ちなみに、ECサイトでの売上につなげるといった場合はさらに「ウェブサイトクリック数」にも着目し、目的のWEBサイトへの誘導が上手くできているかも確認すると、導線づくりも改善できるようになります。

投稿とあわせてInstagramアカウント全体の数字も確認し、施策の効果を測定しましょう。

インスタグラムアカウント全体のインサイト(オーディエンス)

「オーディエンス」の項目では、自身のインスタグラムアカウントをフォローしてくれている「フォロワー属性」を確認することができます。

 

フォロワー属性とは、フォロワーにどのような人がいるのかを表した指標のことです。

品質の高いコンテンツとフォローされるまでの導線を丁寧につくり集客を進める中で、インスタグラムアカウントのフォロワー属性も定期的に確認が必要です。

ただしフォロワー数が100人以上でないとこの機能は確認できないので注意しましょう。

上手く集客を行いフォロワーが増えても、自社のターゲットが集まらなくてはビジネスの売上・成長につながりにくいためです。

インスタグラムインサイトでは、以下のフォロワー属性を確認できます。

  • フォロワーの増減の推移
  • フォロワーがInstagramを見ている地域
  • フォロワーの年齢層
  • フォロワーの男女比
  • フォロワーのアクティブな時間帯・曜日

どうすればターゲット層からフォローされるか、言葉遣いや動画像の雰囲気(カジュアル/ラグジュアリー/エレガント/スタイリッシュ/シンプルなど)、提供している情報、ハッシュタグなど様々な角度から検討しましょう。

インスタグラムに投稿するタイミングを習慣化させることでユーザーへの露出がより増え、ユーザーが拡散することでさらに多くの人にも見てもらえるチャンスにつながります。

フォロワーのアクティブな時間帯は必ずチェックしておきましょう。

アクティブな時間帯が分からない場合、まずは曜日・時間帯を少しずつずらし、どのタイミングでアクティビティが増減するかをこまめに確認するといいです。

最初は地道な施策が必要となりますが、決まればコンスタントに投稿するだけです。

インスタグラムの店舗集客におすすめのツール

Autolikes

Autolikesは、自動的に投稿やコンテンツに「いいね!」を付けるためのツールです。

特定の条件やユーザーをターゲットに設定でき、スケジュールや設定のカスタマイズが可能です。

そのほか、いいねやフォローをしたくない相手を指定できるので競合他社へのいいねやフォローを避けることも可能。

aim@

aim@は自動でフォローなどを行う自動アクションツールですが、自動アクション機能のほかに集客や売上につながるために必要な機能も搭載されています。

基本的な自動アクションはフォローとアンフォローだけですがフォロー数・フォロワー数のバランスをアンフォロー機能で調整できるので信頼性の高いアカウントとして運用できるのがメリット。

また株式会社originalは元々Instagram運用代行会社としてもしられ、アカウント作りや投稿作成などInstagram運用に関するにものってくれます。

その場合には個別相談やサポート付きプランを契約しましょう。

インスタグラムで集客に成功したら

ここまで紹介した内容を実践し、集客に成功したら、次に取り入れてみてほしいのが、「CASHIER」のサービスです。

人手不足が嘆かれている今、CASHIERのPOSレジ、セルフレジ、券売機、テーブルオーダー、スマホオーダー、自動釣銭機などが役に立つはずです。

POSレジとは、お客様に商品を販売した際に生じる金銭のやりとりなどの情報を、販売した時点で記録・集計するシステムを完備したレジのことです。
1日のおわりに集計をしなくても売り上げなどが管理され、データ収集もしてくれます。
また、集計に留まらず、そのデータから分析や統合することも可能なため、各店舗の売り上げを一元管理することもできます。

せっかく集客ができたのなら、そこから売り上げも伸ばしていく工夫もしていきましょう。
詳しいことはこちら(CASHIER)を参考にしてください。

まとめ

店舗用インスタグラムの運用・集客方法などを紹介しました。
インスタグラムに限らずさまざまな情報があふれる中、ユーザーはとりいれる情報を「フォロー」で取捨選択し、無駄なものを排除する時代になっています。

店舗用インスタグラムは、ちょっとした工夫を重ねるだけで今までになかった集客性を期待できます。

誰でも使えるSNSだからこそ、ぜひビジネス用として有効活用してください。

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執筆者

DXマーケティングやAIを事業に落とし込んで事業成長したい企業のマーケティング担当者・広報担当者、経営者、個人事業主向けに、マーケティングの基礎、成功ノウハウの提供・成功事例を紹介する専門メディアを運営しています。

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