AIこのページの要点

  • 1システム開発・プログラミング業務は原則として源泉徴収の対象外
  • 2源泉徴収されなくても所得税の納税義務はある(確定申告で納付)
  • 3デザイン業務は源泉徴収の対象、プログラミングは対象外
  • 4源泉徴収税率は100万円以下で10.21%、100万円超で20.42%
  • 5源泉徴収額が所得税額を上回る場合は確定申告で還付を受けられる
対象: 資金・経営について知りたいフリーランスエンジニア更新: 2026/3/6出典: FreelanceDB
Radineer編集部監修
税金ガイド

フリーランスで源泉徴収されない
場合の対処法

エンジニアは源泉徴収の対象外?確定申告での処理方法を解説

最終更新: 2025年1月

「フリーランスで働いているけど、報酬から源泉徴収されていない...これって大丈夫?」 と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。 結論から言うと、エンジニアの報酬は原則として源泉徴収の対象外です。 このガイドでは、源泉徴収の仕組みと、確定申告での正しい処理方法を解説します。

結論: エンジニアの報酬は源泉徴収されないのが普通

システム開発・プログラミング業務の報酬は、所得税法で定める「源泉徴収の対象となる報酬」に含まれていません。 そのため、源泉徴収されなくても問題ありません。 ただし、確定申告で所得税を納める必要があります。

源泉徴収の対象となる報酬・ならない報酬

所得税法では、源泉徴収が必要な報酬が限定されています。 自分の業務が対象かどうか確認しましょう。

業務内容説明源泉徴収
原稿料・講演料ライター、講師など対象
弁護士・税理士等の報酬士業への報酬対象
デザイン料Webデザイン、グラフィックなど対象
プログラミング・システム開発エンジニア、開発者対象外
コンサルティング経営・IT等のコンサル対象外
動画編集・映像制作YouTubeなどの編集対象外
注意: 上記は一般的な分類です。企業によっては社内ルールで一律源泉徴収するケースもあります。 契約時に取引先に確認することをおすすめします。

源泉徴収税額の計算方法

源泉徴収税率
報酬額が100万円以下の場合
10.21%
計算例: 80万円 × 10.21% = 81,680円
報酬額が100万円超の場合
20.42%
(超過分に適用) + 100万円×10.21%
計算例: 報酬80万円の場合
請求金額(税抜)800,000円
源泉徴収税額(10.21%)-81,680円
実際の入金額718,320円

※消費税は源泉徴収の計算に含めないのが一般的(税抜金額に対して計算)

源泉徴収の有無を確認する方法

1

契約内容を確認

契約書や発注書に源泉徴収の有無が記載されているか確認

契約書の「報酬」「支払条件」の項目をチェック
2

取引先の経理に確認

企業によっては一律で源泉徴収するポリシーの場合も

経理担当者に「源泉徴収の有無」を直接確認
3

請求書の記載を確認

源泉徴収される場合は請求書に税額を記載

過去の請求書と入金額を照合してみる

取引先への確認メール例

契約前に確認する場合
お世話になっております。
契約条件について確認させてください。

報酬のお支払いについて、源泉徴収税の控除はございますでしょうか?
システム開発業務は原則として源泉徴収の対象外と認識しておりますが、
御社の処理方針を確認させていただければ幸いです。

ご回答のほどよろしくお願いいたします。
入金後に確認する場合
お世話になっております。
先日お支払いいただいた報酬について確認させてください。

入金額が請求額と異なっておりましたが、
源泉徴収税の控除がございましたでしょうか?

確定申告の処理に必要となりますので、
源泉徴収票の発行をお願いできますでしょうか。

お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

確定申告での処理方法

源泉徴収の有無に関わらず確定申告は必要

フリーランスは、源泉徴収されていてもいなくても確定申告が必要です。 源泉徴収されている場合は、確定申告で精算(還付または追加納付)されます。

1

売上として全額計上

源泉徴収の有無に関わらず、報酬の総額を売上として計上します

2

源泉徴収税額を集計

1年間で源泉徴収された税額を合計します(支払調書で確認)

3

確定申告書に記入

「源泉徴収税額」欄に集計した金額を記入

4

納付または還付

所得税額から源泉徴収税額を差し引いた金額を納付(マイナスなら還付)

還付を受けられるケース

源泉徴収税額が確定した所得税額より多い場合、差額が還付されます。 経費が多い年や、複数の取引先から源泉徴収されている場合に還付になりやすいです。 還付申告は確定申告期間(2/16〜3/15)を待たず、1月1日から可能です。

よくある質問

エンジニアの報酬は源泉徴収されないのが普通?

はい、システム開発やプログラミング業務は、所得税法で定められた「源泉徴収の対象となる報酬」に含まれていません。そのため、原則として源泉徴収されません。ただし、企業によっては社内ルールで一律源泉徴収するケースもあるため、契約時に確認しましょう。

源泉徴収されないと税金を払わなくていい?

いいえ、源泉徴収されなくても所得税の納税義務はあります。確定申告で1年間の所得を申告し、計算された所得税を納付する必要があります。源泉徴収は「前払い」のようなもので、されない場合は確定申告時にまとめて納税します。

源泉徴収されていたら確定申告でどう処理する?

源泉徴収された税額は、確定申告書の「源泉徴収税額」欄に記入します。計算された所得税額からこの金額を差し引いた額が実際の納付額になります。源泉徴収額が所得税額を上回る場合は、還付を受けられます。

支払調書がもらえない場合はどうする?

支払調書は発行義務がありますが、受け取れないこともあります。その場合は、入金明細や通帳の記録から源泉徴収額を計算します。請求額と入金額の差額が源泉徴収額(通常10.21%)です。記録はしっかり保管しておきましょう。

デザインとプログラミングを両方やっている場合は?

業務内容によって源泉徴収の対象・非対象が分かれます。デザイン業務は源泉徴収の対象、プログラミングは対象外です。請求書を分けるか、契約書で業務内容を明確にして、取引先と処理方法を確認しましょう。

源泉徴収されると手取りが減る?

一時的には手取りが減りますが、最終的な税負担は変わりません。源泉徴収は所得税の前払いなので、確定申告で精算されます。むしろ、源泉徴収されていると確定申告時の納税額が少なく(または還付に)なります。

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この記事を書いた人

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Radineer編集部執筆者

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