この記事では、実践的なノウハウと具体的な手順を解説します。初心者の方でも理解しやすいよう、ステップバイステップで説明していきます。
Amazon特選タイムセールとは、Amazonが定期的に開催するタイムセールの一種で、出品者がエントリーシートで申請し、Amazonの審査を通過した商品だけが限定時間お得な価格で掲載される特別な販売イベントです。
Amazon特選タイムセールなど含め、Amazonでは様々なセールを行っています。Amazon出品者からすると、多くの人がセールを利用するタイミングに参加したいと思うでしょう。その中でも「Amazon特選タイムセール」に関して詳しく解説していきます。他のセールなども紹介していくので、Amazonで出品を考えている人はぜひ参考にしてください。
なお、Amazon内での集客はあくまで販売チャネルの1つです。自社ECサイトでの集客や検索流入の強化を並行して進めたい場合は、ShopifyのSEO対策入門やShopifyで商品が売れない原因と効果的な施策もあわせて確認しておくと、Amazonに依存しない販路設計の参考になります。
Amazon特選タイムセールとは
Amazon特選タイムセールは、Amazonが定期的に開催する特別なセールイベントであり、通常は限られた時間内に特定の商品がお得な価格で購入できる販売イベントです。出品者側が参加できるセールには以下の4種類があります。
| セールの種類 | 主催・開催の特徴 | 主なポイント |
|---|---|---|
| ①自社セール | 出品者が任意のタイミングで開催 | 審査不要で自由度が高い |
| ②タイムセール(数量限定/7日間/特選) | Amazonが日程を設定 | 特選は審査・招待が必要 |
| ③在庫処分セール | FBA長期在庫が対象 | 大口出品者・星3.5以上が条件 |
| ④プライム会員限定セール | プライム会員のみ対象 | 参加手数料なし・ハードルが低い |
種類①自社セール
まずAmazonの「自社セール」は、Amazon側が主催となって開催するイベントではなく出品者側が好きなタイミングで開催できるセールです。出品している商品に限ってセールができるので、自由度が高いです。自社セールでは、Amazon自体が取り扱う多岐にわたる商品カテゴリーで様々なアイテムが割引や特別価格で提供されます。自社セールは、消費者に対して魅力的な価格で商品を提供するだけでなく、Amazonのプライム会員向けに特別な特典やプロモーションも含まれることがあります。これにより、プライム会員は会員特典を活用しながら、よりお得にショッピングを楽しむことができます。
セールの内容や期間は様々であり、季節や節目に合わせたテーマ性があることが一般的です。またAmazon側による審査が必要なく、任意で開催できるためハードルが高くないセールの1つといえるでしょう。例えば、年末セールやプライムデーなどが挙げられます。
また、自社セールはAmazonのプロモーション戦略の一環として位置づけられ、新製品のプロモーションや既存商品のクリアランスセールといった様々な形態が展開されます。
種類②タイムセール
数量限定タイムセール
名前の通り、数量限定タイムセールは出品数が決まっているセールのことです。出品者は限られた時間および数量内で商品を特別価格で提供し、購買意欲を高めることを狙います。頻度としてはほとんど毎日開催されているセールで、12時間ほどの猶予があります。TOPページやセールページなどに残り時間やカードに入ったパーセンテージが表示されているので、数量限定の要素がセールに加わることで、消費者には「今しか手に入らない」「数量が限られている」といった緊急感が生まれ、商品への注目度が増します。この戦略を通じて、商品に付加価値を与え、競争力を向上させることが期待されます。
開催日や開始時期はAmazon側が設定し、出品者はセールが開催される◯日〜◯日までの週しか選べない点があります。
もし大型のセールに参加できなかった場合は、カスタマーが少ない深夜枠に入ってしまう可能性があります。なお数量限定タイムセールは、ある一定の期間を空けることで、再度参加できるので1度外れても再度チャンスしていくことが大切です。出品者にとっては、数量限定タイムセールが在庫を効果的に回転させ、売上を増加させる手段となります。タイムセールページの下部に商品が表示されるため、タイムセールページからの流入やアクセス数のアップも見込めるので、出品者側にとっても色々な情報が得られるセールでもあります。セールを通じて新規の顧客獲得やリピーターの囲い込みが可能であり、商品ラインナップを広く知ってもらう機会となります。数量限定タイムセールは、Amazonプライム対象の商品であれば一定の条件をクリアすることで参加できます。
ただし、手数料が1回につき4,000円~発生し値段も時期によって変更されることもあるので注意しましょう。
7日間のタイムセール
7日間のタイムセールは、特選タイムセールや数量限定タイムセールと比べると開催日数が長いのが特徴です。数量限定タイムセールと同様に手数料が発生しますが、Amazonプライム対象商品を出品するのであれば、それ以外の条件を含めてクリアしやすいセールです。期間内なら出品している商品が「タイムセール特別ページ」に表示されるので、タイムセールを目的としているユーザーの流入が期待できます。1週間という長い期間を使って、自然検索結果や商品ページのところにタイムセールのタブがつくので、アクセスアップだけでなく注文件数の割合アップ(アクセス転換率)も十分狙えます。
ただし1週間の間はセールをやりきることが条件になるので、ほかのセールと比較するとセラー側の負担が大きいかもしれません。セールの残り時間も表示されないため、購入をせかせるような部分がないという点にも留意しましょう。数量限定タイムセールと同じように、以下の条件を満たす必要があります。
- 大口出品者である事
- 1か月あたり5件以上の出品者評価を取得している事
- 出品者評価全体で星の数を4.0以上獲得している事
- Amazonストアで販売履歴があり、評価で星の数を3つ以上獲得している事
- できるだけ多くのバリエーションが組み込まれている事
- 出品禁止商品、不快感や嫌悪感を与える商品、不適切な商品ではない事
- すべての地域でAmazonプライムの対象である事
- 新品のコンディションである事
- 購入者の商品レビューポリシーに準拠している事
- 価格設定に関するポリシーに準拠している事
- タイムセールの頻度に関するポリシーに準拠している事
- プロモーション価格は参考価格の設定についてを含むAmazonのポリシーを遵守している必要があり、かつ、有効な参考価格が必要
※Amazonセラーセントラル ヘルプページ:タイムセールの概要と申請資格
特選タイムセール
Amazon特選タイムセールは、タイムセールの中に含まれるイベントで、Amazon側から共有されるエントリーシートに出品を希望する商品を記載し、審査が通った商品だけが出品されるという特殊なタイムセールです。Amazon担当者がついていることが申し込み条件だったり、審査に通過が必須ということなど、誰でも出品できるわけではない点がほかのセールとは違うところです。
ただし、その分参加ができるとアクセス数アップや転換率アップが狙えるので、出品者は積極的に参加することをおすすめします。
種類③在庫処分セール
Amazonの在庫処分セールは、FBA(Fulfillment by Amazon)に長期保管されている商品を対象とした特別な販売イベントです。FBAとは、出品者が商品をAmazonの倉庫に送り、Amazonが在庫管理から出荷までの一連のプロセスを担当するサービスです。長期保管セールは、FBA在庫が長期間にわたって倉庫に滞留している商品に焦点を当て、これらの商品を効果的に処分することを目的としています。このセールでは、在庫が適切な回転をしていない商品が特別価格で提供されます。出品者は割引価格を設定し、これらの商品をセールを通じて販売することで在庫をスムーズに処分し、同時に収益を上げることが期待されます。
ただし、大口の出品者であることと、出品者評価が星の数3.5以上である事が参加条件となっているので注意しましょう。
それ以外にも、出品商品は以下の条件を満たす必要があります。
- Amazonフルフィルメントセンターに在庫が90日間以上ある事
- 10点以上の手持ち在庫がある事
- 販売履歴がある事
- 新品である事
- 商品の評価が星3つ以上であるか、レビューがない事
- 現在、Amazon定期おトク便に登録されていない事
- 現在、数量限定タイムセールなどの別のセールのプロモーションに登録されていない事
- 過去60日間に在庫処分タイムセールに掲載されていない事
- Amazonのカスタマーレビューポリシーおよび価格設定に関するポリシーを遵守している事
※Amazonセラーセントラル ヘルプページ:Amazon在庫処分セール
このセールはお得な価格で商品を手に入れるチャンスとして消費者にとっても魅力的であり、出品者にとっては在庫の最適な管理と販売促進の手段となります。
種類④プライム会員限定セール
プライム会員限定セールは、名前の通りAmazonプライム会員にのみ適用されるセールのことです。通常、プライム会員限定セールでは様々な商品が割引価格や特別プロモーションで提供されます。Amazonプライム会員が対象の商品ページを見たときに通常の価格に取り消し線がついて割引価格が表示されているのでわかりやすいです。なお出品者側は参加手数料が発生せずに参加でき、タイムセールの特集ページにも掲載されるのでハードルが低いセールの1つでしょう。ただし以下の参加条件を満たす必要があります。
- 割引を提供する商品は、国内のすべての地域においてプライム配送の対象となっている事 (Amazonプライム会員限定割引は現在、FBAのASINのみで利用できます)
- 割引を提供する商品は、新品である事
- 割引を提供する商品は、星の数が3つ以上あるか、未評価であること。 (この基準は、プライムデー、ブラックフライデーなど、特別なイベントの割引では変更される場合があります)
- プライム会員以外に対する非プロモーション価格(価格またはセール価格のいずれか低い方)から10%以上割引する事 (この基準は、プライムデー、ブラックフライデーなど、特別なイベントの割引では変更される場合があります)
- 出品禁止商品、不快感や嫌悪感を与える商品、不適切な商品ではない事
- 割引を提供する商品は、購入者の商品レビューポリシーに準拠している事
- 割引を提供する商品は、価格に関するポリシーに準拠している事
- マケプレプライムのASINは、このプログラムの対象外です。
- Amazonプライム会員限定割引価格は、参考価格(定価または過去価格)より低い価格に設定する事
※Amazonセラーセントラル ヘルプページ:Amazonプライム会員限定割引の利用資格
Amazon特選タイムセールへの参加条件
Amazon特選タイムセールへの参加条件を詳しく解説していきましょう。まず、Amazonの特選タイムセールへ参加するには「Amazonからの招待」を得ることです。招待への基準は非公開となっていますが以下のような2点を満たすことが招待されやすさに関係しているといわれています。
- Amazon内での売上が多い
- アカウント評価が高い
また、特選タイムセールに参加しても出品中の商品全てを「特選タイムセール商品」にできるとは限らないでの、以下の条件をクリアしている必要があります。
- タイムセールの申請をするときに在庫がある
- カートを獲得している
- 画像ルールを守った商品ページ
- レビューが0もしくは3.5以上ある
それ以外にも、販売価格から「25%」は値引きをして販売しなければいけないので、商品の利益率を計算して赤字にならないように設定しましょう。
Amazon特選タイムセールの参加方法・手順
Amazonの特選タイムセールは参加条件のハードルがほかのセールよりも厳しい一方、参加方法は難しくありません。メールでの参加の場合は、「提出シート」をメールに添付する形でOK。返信の際には宛先に「全員返信」を行えば完了です。エントリーシステムから参加する場合は、Amazonから送られてきたメールの中にある「エントリーシート申込受付フォーム」をクリック。次に以下を入力してログインしましょう。
- 出品者トークン
- ログインメールアドレス
- パスワード
これらの情報はAmazonから送られてきたメールの中に記載されているのでそれに従って記入すればOKです。問題なくアップロード・提出が完了すればエントリー完了メールが来ます。そのメールは無視せず必ず確認しましょう。
なおアップロード後は時間をおき、エントリーシステム内ステータスが「完了」になっているかも忘れずにチェックしましょう。
Amazon特選タイムセールに参加する際に注意すること
エントリーした商品がすべて参加できるとは限らない
Amazon特選タイムセールに参加する際に注意すべき重要なポイントの一つは、エントリーした商品が必ずしもすべてセールに参加できるとは限らないということです。
審査結果は後日メールで「当選結果のご報告」として送られてくるので、当選結果の確認は必ずしましょう。
特選タイムセールは時間的に制限がある上、一部の商品のみが対象とされることがよくあります。まず第一に、セールに参加する商品はセラーが指定した条件を満たさなければなりません。これには特定の割引率やセール期間内の在庫数、あるいは特定の商品カテゴリーに属していることなどが含まれます。そのため、出品者は注意深く規定を確認し、条件をクリアする商品のみがセール対象となるよう準備する必要があります。また、特選タイムセールの開催時期や周期も留意するべきです。セラーは事前に予告されたセール期間内に商品をセールにエントリーさせる必要があります。
期限を逃すと、商品がセールに参加できない可能性が高まります。
価格変更は原則禁止
Amazon特選タイムセールに参加する際に特に留意すべきなのは、価格変更に関する原則です。
Amazonは、特選タイムセールに参加する商品において、原則として価格変更を禁止しています。
特選タイムセールの提出シートには、「販売価格」と「セール価格」の両方を入力します。そのため、エントリーをした後に価格変更を行ってしまうとセール価格が正しく反映されないことも。これは出品者が特選セールにおいて一定の割引を提供し、消費者にとって魅力的な価格で商品を提供することを期待しているためです。価格変更の禁止は、セール参加商品において公正な競争を促進し、信頼性を維持するための方針の一環です。セラーはセール開始前に特別価格を設定し、セール中はその価格を変更しないようにする必要があります。
正しい価格表示で始めることは、告知された価格で商品を期待でき、不正確な価格情報に混乱することがなくなります。
バリエーションの組み直しは原則禁止
Amazon特選タイムセールに参加する出品者にとって重要な留意点の一つは、バリエーションの組み直しに関する原則です。Amazonは通常、特選タイムセールにおいて、バリエーション(異なる仕様や色などを含む関連する商品群)の組み直しを原則として禁止しています。このポリシーの背後には、消費者に対して一貫性と透明性を提供するための意図があります。バリエーションの組み直しを禁止することで、セール参加商品の特典が明確で混乱が生じないようになります。消費者は特選セールの対象商品が予め通知されたものであることを期待しており、バリエーションの組み直しによって異なる商品構成が生まれることは避けるべきです。出品者は特選セールに参加する前に、対象商品のバリエーション構成を確認し、それを守るように心がける必要があります。
もしバリエーションの変更が必要な時は、エントリーの前に変更をするか、期間中に提出シートの再提出が必要になります。
ポイント併用不可
Amazon特選タイムセールに参加する際の重要な留意事項の一つは、「ポイント併用不可」の方針です。特選タイムセールにおいては、通常のショッピングと異なり、ポイントやクーポンなどの割引とセール特典を同時に利用することができません。なおポイントを設定していても商品ページ上に反映されないので、宣伝の際にはポイントが使えないことを明記しておくといいいでしょう。このポリシーは、セールが提供する割引が既に十分なものであるため、それとは別にポイントやクーポンの併用が制限されています。
これにより、消費者はセールの対象商品を通常価格よりも割引された価格で手に入れることができ、セールの特典を最大限に享受できるようになります。
Amazonのセールの種類
ここでは、ユーザー側(買い手側)にとって時期的に分けたセールの種類を紹介しましょう。セラー側からしても、出品したい商品を選ぶ際に参考になります。年間のセールカレンダーを俯瞰すると、どの時期にどの商品をエントリーすべきか戦略を立てやすくなります。
| 時期 | セール名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1月 | 初売りセール | 福袋・高額家電が目玉 |
| 3月 | 新生活セール | 引越し・新生活の必需品 |
| 7月 | Amazonプライムデー | プライム会員向け大規模セール |
| 11月・12月 | ブラックフライデーウィーク | 年末商戦の主役 |
| 11月末〜12月初 | サイバーマンデー | 電子機器・オンライン特化 |
| 12月 | 年末セール(ホリデーセール) | クリスマス・年末ギフト |
初売りセール(1月)
Amazonの初売りセールは、新年を迎えるにあたり特に注目される販売イベントの一つです。通常、年明け早々に開催され、新しい年の始まりを祝してさまざまな商品がお得な価格で提供されます。このセールでは、消費者が新年の目標や計画に向けて検討している商品を手頃な価格で入手できるチャンスがあります。特にAmazonにとっても大々的に実施しているセールなので、普段高額で手が届きにくい生活家電やIT関連機器なども、大幅なセール価格となっていることも。それ以外にも初売りならではの「Amazon福袋」も目玉商品として扱われます。
さらに、初売りセールは消費者にとっては新年を気持ちよくスタートさせるためのショッピングイベントであり、出品者にとっては新商品のプロモーションや在庫の効果的な処分といった面で重要なセールイベントと言えます。
新生活セール(3月)
新生活セールは3月に開催される特別な販売イベントで、新しい生活を始める人々に向けて様々な商品がお得な価格で提供されるセールです。通常は春先に行われ、学生や社会人、引越しを検討している人々が新しい環境やライフスタイルに合わせて必要なアイテムを手に入れる絶好の機会となります。
このセールでは、家庭用品、家具、キッチン用品、寝具、衣類など、新しい生活を彩る幅広い商品がセール対象となります。
特に引越しや新生活を迎える方々にとっては、必需品や生活雑貨をお得に入手できることから、多くの消費者が注目します。Amazonの新生活セールは、オンラインプラットフォームを活かして全国のユーザーが参加できるため、豊富な商品ラインナップと利便性が魅力です。また、出品者も新商品のプロモーションや在庫のクリアランスに活用し、顧客との継続的な関係を築く一助となります。このセールは新たな一歩を踏み出す人々にとって、必要なアイテムを手頃な価格で手に入れる絶好の機会となります。
新しい生活を始める際に、様々な商品をお得に入手できるこのセールは、多くの消費者にとって待ち遠しいイベントとなっています。
Amazonプライムデー(7月)
Amazonプライムデーは、Amazonが年に一度、プライム会員を対象に行う大規模なセールイベントです。通常は7月に開催され、数日間にわたり世界中で様々な商品が特別価格で提供されます。
このセールはプライム会員向けに特典が充実しており、会員特有のサービスや特典を最大限に利用できることが魅力です。
Amazonプライムデーでは、数十万もの商品が割引や限定特典で提供され、電化製品、ファッション、家庭用品などの多岐にわたる商品が対象となります。また、新商品の発表やAmazonデバイス(Kindle、Echo、Fire TVなど)のセールも行われ、注目を集めます。特にプライム会員は、通常のセール以上に早期アクセスや特別な割引が提供され、Amazonの各種サービス(Prime Video、Prime Musicなど)も利用しやすくなります。これにより、会員は年間費を取ることで様々な特典を享受でき、プライムデーでのお得なショッピングを楽しむことができます。
Amazonブラックフライデーウィーク(11月・12月)
Amazonブラックフライデーウィークは、11月の第4金曜日から12月初旬にかけて開催されるセールです。ブラックフライデーは、アメリカのサンクスギビングデー(感謝祭)の翌日には様々なお店で黒字(儲かる)になるところから呼ばれるようになった言葉です。名前の通り黒色/ブラックカラーの商品が値下げ対象になることも。この期間中、Amazonは様々な商品カテゴリーにおいて驚きのディールや特別プロモーションを展開し、消費者に年末年始のギフトや日常生活に必要なアイテムをお得に手に入れる機会を提供します。特に電化製品、家庭用品、ファッションアイテムが注目を集め、大幅な割引率が用意されることが一般的です。Amazonブラックフライデーウィークでは、日々新しいセールが開始され、一日限りの特別セールやライトニングディール(短時間限定の特価商品)も用意されるため、消費者は日々のアクセスを通じて最新のセール情報を得ることが求められます。
日本でも2019年から開始され、毎年の恒例行事にもなりつつあります。Amazon以外の様々なECサイトなどもこのブラックフライデーセールを開催しています。
Amazonサイバーマンデー
Amazonサイバーマンデーは、年末のショッピングイベントとして11月末から12月初めにかけて行われる、Amazonの大規模なオンラインセールです。通常はブラックフライデーウィークの後に位置づけられ、オンラインショッピングがピークを迎えるこの時期に、数々の商品が特別価格で提供されます。サイバーマンデーは名前の通り、主に電子機器、パソコン関連商品、ファッションアイテム、家庭用品などがセール対象となり、多くの場合、ブラックフライデーと同様かそれ以上の割引率が提供されることもあります。特にオンラインショッピングに特化したセールとして、顧客は自宅から快適にお買い物を楽しむことができます。Amazonサイバーマンデーは限られた時間内に行われ、数時間ごとに新しいセールが登場することも特徴的です。ライトニングディールやデイリーディールなど、一定時間内の数量限定でのお得なセールも目白押しで、消費者は期間中に継続的にサイトをチェックし、最新のセール情報をキャッチすることが求められます。
出品者にとっては、サイバーマンデーは年末商戦の締めくくりとして、在庫処分や新商品のプロモーションに活用されることが一般的です。
年末セール(12月)
年末セールは、Amazonが12月に開催する大規模な販売イベントで、年末年始のシーズンに向けて様々な商品が特別な価格で提供されます。2021年と2022年は、「年末の贈り物セール」としては開催されず、ブラックフライデーの後は「ホリデーセール」という名前で開催されました。このセールは、クリスマスや年末のギフトショッピングや、新年を迎える準備に備えて多くの消費者にとって魅力的な機会となります。
年末セールでは、家庭用品、電子機器、ファッション、おもちゃなど、さまざまな商品カテゴリーがセール対象となります。
特にクリスマスプレゼントや新年を迎えるための必需品を探す顧客にとっては重要なセール期間です。商品の種類も豊富で、年末の特別な雰囲気に合わせて様々な商品が割引価格で提供されます。このセールは年の瀬に近づくにつれて注目を集め、特に12月中旬から年末にかけてがピークとなります。Amazonはライトニングディールやデイリーディールといった一定時間や数量限定のセールを展開し、消費者にとっては臨場感あふれるお得なショッピング体験が提供されます。出品者にとっても、年末セールは在庫処分や新商品のアピールに最適な時期となります。クリスマス商戦の締めくくりとして、出品者はセール参加商品を戦略的に選定し、年末の売り上げを最大化することが期待されます。
Amazonのタイムセールで売れるポイント
タイムセールに当選しても、それだけで自動的に売れるわけではありません。露出・商品ページ・配送・クーポンの4つの観点で日頃から準備しておくことが、セール時の成果を大きく左右します。
広告で露出を強化
Amazonのタイムセールで売れるポイントは、商品の露出を強化する広告戦略です。有料広告を活用して商品を目立たせ、特別価格や限定特典を強調し、消費者の注目を引くことが鍵です。とくに数週間前から広告で露出を強化しておくことがポイント。
広告による露出増加はセール期間中の売上向上につながり、競争激化する中で成功を収める要素となります。
Amazon内の広告だけでなく、外部からの集客も組み合わせるとより効果的です。検索エンジンやリスティング広告からの流入を増やしたい場合は、Google広告の出し方・配信方法の完全ガイドや、店舗・地域系商材であればMEO対策のやり方入門もあわせて参考にしてください。
商品ページを改善
Amazonのセールで大切なのは、商品ページを良くすること。商品の説明を分かりやすくし、良い写真を使って価格も明確に表示すると、買い物しやすくなります。商品情報自体が少ないと、いくら宣伝を熱心にしてもユーザーがページを閲覧した際にすぐに離脱してしまうからです。
普段の売上を底上げすることで、定期開催されたイベントへの流入もしやすくなります。
配送品質を向上
普段の売上を増やすためには、顧客のニーズを理解し、ターゲット広告やソーシャルメディアを活用して効果的にアプローチすることが必要です。タイムセールが終わった後は多くの出品者が広告費用を抑えていくでしょう。
そこでFBA(フルフィルメント by Amazon)の利用がおすすめです。
イベントが終わってもユーザーは普段からAmazonを使っているので、通常時でも配送がしっかりとしているところを信用して継続して使っていきます。イベント以外に注力する方法としてぜひ検討してください。
クーポンを発行
Amazonではクーポンコードを発行することができます。商品を購入する時に割引が適用されるもので、タイムセールに出品予定のものがあれば通常時にも利用できるクーポンを用意しておくといいでしょう。
よくある質問
Q. Amazon特選タイムセールは誰でも参加できますか?
A. いいえ、誰でも参加できるわけではありません。特選タイムセールは「Amazonからの招待」を得ることが前提で、Amazon担当者がついていることが申し込み条件だったり、エントリーシートでの審査通過が必須です。招待基準は非公開ですが、Amazon内での売上が多いこと・アカウント評価が高いことが招待されやすさに関係するといわれています。
Q. 特選タイムセールでは何%割引が必要ですか?
A. 販売価格から「25%」は値引きをして販売する必要があります。そのため商品の利益率を計算し、赤字にならないように価格を設定することが重要です。なお、エントリー後の価格変更は原則禁止されているため、セール価格は開始前に確定させておきましょう。
Q. エントリーした商品はすべてセールに掲載されますか?
A. いいえ、エントリーした商品が必ずしもすべて掲載されるとは限りません。審査結果は後日「当選結果のご報告」としてメールで送られてきます。在庫がある・カートを獲得している・画像ルールを守っている・レビューが0もしくは3.5以上ある、といった条件を満たした商品のみが対象となります。
Q. 数量限定タイムセールと7日間のタイムセールの違いは?
A. 数量限定タイムセールはほぼ毎日開催され、12時間ほどの猶予で残り時間やカート投入率が表示され緊急感を演出できます。一方7日間のタイムセールは開催日数が長く、1週間にわたり「タイムセール特別ページ」に掲載されますが、残り時間は表示されません。長期間やりきる必要があるためセラー側の負担は大きめです。
Q. 特選タイムセールでポイントやクーポンは併用できますか?
A. 併用できません。特選タイムセールでは通常のショッピングと異なり、ポイントやクーポンとセール特典を同時に利用することができません。ポイントを設定していても商品ページ上に反映されないため、宣伝時にはポイントが使えないことを明記しておくとよいでしょう。
まとめ
Amazonの特選タイムセールについて解説しました。Amazonは定期・不定期にさまざまなセールイベントを開催しています。そのイベントごとに参加条件や商品のジャンルなどが異なるので、自分の出品したい商品によって参加するイベントを見極めましょう。特に特選タイムセールは、Amazonの審査を通過しないと出品できないイベントなので、普段からユーザー評価をアップさせる・広告に力を入れるといった施策が必要です。あわせて、Amazonに依存しない自社EC・検索流入の強化を進めたい場合は、Shopifyで越境ECを作る具体的な手順もチェックしておくと、販路全体を底上げする戦略づくりに役立ちます。
専門家からのアドバイス
実践する際は、まず小規模にテストしてから本格的に展開することをおすすめします。PDCAサイクルを回しながら、継続的に改善していきましょう。
この記事のポイント
- 基礎から応用まで体系的に学べる
- 実践的なステップで即座に活用可能
- よくある失敗パターンと対策を解説





