AIこのページの要点

  • 1開業届の提出期限は開業日から1ヶ月以内(期限過ぎても罰則なし)
  • 2青色申告承認申請書を同時提出で最大65万円控除の節税メリット
  • 3開業freee・マネーフォワードで無料作成、質問に答えるだけで完成
  • 4提出方法は税務署窓口・郵送・e-Taxの3種類、控えは必ず保管
  • 5開業届を出すと失業手当(雇用保険)が受け取れなくなる点に注意
読了時間
15分
対象: 税務・法務について知りたいフリーランスエンジニア更新: 2026/3/6出典: FreelanceDB
Radineer編集部監修
開業手続きガイド

フリーランスの開業届の書き方
【完全ガイド】記入例付き

開業届と青色申告承認申請書を同時提出して節税スタート

最終更新: 2025年1月

フリーランスとして独立する際、最初に行う手続きが開業届の提出です。 開業届を出すことで青色申告ができるようになり、最大65万円の控除など大きな節税メリットを受けられます。 このガイドでは、開業届の書き方から提出方法、 同時に提出すべき書類まで、フリーランスエンジニア向けに徹底解説します。

目次

  1. 1. 開業届とは?
  2. 2. 開業届の記入方法(記入例付き)
  3. 3. 提出方法と期限
  4. 4. 同時に提出すべき書類
  5. 5. 便利な作成ツール
  6. 6. よくある質問(FAQ)

1. 開業届とは?

開業届(正式名称: 個人事業の開業・廃業等届出書)は、 個人事業主として事業を開始したことを税務署に届け出る書類です。

開業届を出すメリット
  • 青色申告で最大65万円の控除が受けられる
  • 赤字を3年間繰り越せる
  • 屋号で銀行口座を開設できる
  • 小規模企業共済に加入できる
  • 社会的な信用が得られる
注意点
  • 失業手当(雇用保険)が受け取れなくなる
  • 扶養から外れる可能性がある(収入次第)
  • 会社の副業禁止規定に注意
ポイント: フリーランスエンジニアとして活動するなら、 開業届の提出は必須と考えましょう。青色申告による節税効果は非常に大きいです。

2. 開業届の記入方法(記入例付き)

開業届の各項目について、フリーランスエンジニア向けの記入例とともに解説します。

1
提出先必須

納税地を管轄する税務署名を記入(例: 渋谷税務署長)

記入例: 渋谷税務署長
2
提出日必須

開業届を提出する日付を記入

記入例: 令和7年1月15日
3
納税地必須

自宅住所または事務所の住所を記入。「住所地」にチェック

記入例: 東京都渋谷区〇〇1-2-3
4
氏名・フリガナ必須

本名を記入。印鑑は任意(認印可)

記入例: 山田太郎(ヤマダタロウ)
5
生年月日必須

和暦で記入

記入例: 平成2年5月10日
6
個人番号(マイナンバー)必須

12桁のマイナンバーを記入

記入例: 1234 5678 9012
7
職業必須

業種を簡潔に記入

記入例: システムエンジニア / プログラマー / ITコンサルタント
8
屋号任意

任意。決まっていなければ空欄でOK

記入例: 〇〇システムズ / 空欄
9
届出の区分必須

「開業」にチェック。新規開業の場合、他は空欄

記入例: 開業(新規)
10
開業日必須

実際に事業を開始した日。フリーランスとして初めて報酬を得た日など

記入例: 令和7年1月1日
11
事業の概要必須

事業内容を具体的に記入

記入例: Webシステムの設計・開発・運用保守 / アプリケーション開発
12
給与等の支払いの状況必須

従業員を雇わない場合は「無」にチェック

記入例:
開業届のダウンロード: 国税庁のウェブサイトから「個人事業の開業・廃業等届出書」をダウンロードできます。

3. 提出方法と期限

提出期限

開業日から1ヶ月以内が原則です。 ただし、期限を過ぎても罰則はなく、受理されます。 青色申告承認申請書の期限(開業から2ヶ月以内)に間に合うよう、 なるべく早めに提出しましょう。

税務署窓口

最寄りの税務署に直接持参

約15分
メリット
  • その場で控えがもらえる
  • 不明点を質問できる
デメリット
  • 平日のみ対応
  • 混雑時は待ち時間あり

郵送

税務署宛に郵送(切手を貼った返信用封筒を同封)

1-2週間
メリット
  • いつでも送付可能
  • 税務署に行く必要なし
デメリット
  • 控えの返送に1-2週間かかる
  • 書類不備があると再提出

e-Tax(電子申請)

国税庁のe-Taxシステムでオンライン提出

約30分(初期設定含む)
メリット
  • 24時間提出可能
  • 即座に受理確認
  • ペーパーレス
デメリット
  • マイナンバーカードが必要
  • 初期設定がやや複雑
おすすめ: 初めての方は「開業freee」などの無料サービスで書類を作成し、 税務署窓口に持参するのがおすすめです。不明点をその場で質問できます。

4. 同時に提出すべき書類

開業届と一緒に提出すると便利な書類を紹介します。 特に青色申告承認申請書は必ず同時に提出しましょう。

青色申告承認申請書

重要

最大65万円の特別控除を受けられる

期限: 開業から2ヶ月以内

給与支払事務所等の開設届出書

従業員を雇う場合に必要

期限: 給与支払開始から1ヶ月以内

源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書

源泉税を年2回にまとめて納付可能

期限: 適用開始月の前月末
重要: 青色申告承認申請書を同時に提出すると、 青色申告特別控除(最大65万円)、赤字の繰り越し(3年間)、 30万円未満の資産の一括経費化など、大きな節税メリットを受けられます。

5. 便利な作成ツール

開業届を簡単に作成できる無料ツールを紹介します。

freee

開業freee

質問に答えるだけで、開業届と青色申告承認申請書を自動作成。 e-Taxでの電子申請にも対応。

  • 完全無料
  • 所要時間5分
  • 記入ミスを防止
開業freeeを使う
MF

マネーフォワード クラウド開業届

マネーフォワードの開業届作成サービス。 会計ソフトとの連携もスムーズ。

  • 完全無料
  • スマホ対応
  • MFクラウドと連携
MF開業届を使う

6. よくある質問(FAQ)

開業届を出さないとどうなる?

法律上、開業届の提出は義務ですが、罰則はありません。ただし、提出しないと青色申告ができず、最大65万円の控除を受けられません。また、確定申告書の作成や銀行口座開設、小規模企業共済への加入にも支障が出る場合があります。

開業届の提出期限は?

開業日から1ヶ月以内が原則です。ただし、期限を過ぎても罰則はなく、受理されます。青色申告の申請は開業から2ヶ月以内なので、同時に提出するのがおすすめです。

屋号は必要?後から変更できる?

屋号は任意なので、空欄でも問題ありません。後から屋号を追加・変更する場合は、再度開業届を提出すれば変更可能です。屋号があると請求書や名刺に使えて便利です。

開業日はいつにすればいい?

フリーランスとして初めて報酬を得た日、または本格的に事業を開始した日が一般的です。会社員を退職してフリーランスになる場合は、退職日の翌日を開業日とすることが多いです。

副業の場合も開業届は必要?

副業でも継続的に収入を得る場合は開業届を提出すべきです。青色申告で節税メリットを受けられます。ただし、副業禁止の会社にいる場合は注意が必要です。

開業freeeなどのサービスを使うべき?

開業freeeなどの無料サービスを使えば、質問に答えるだけで開業届と青色申告承認申請書を自動作成できます。記入ミスを防げるため、初めての方にはおすすめです。

開業届を出すと失業手当は受け取れなくなる?

はい、開業届を出すと「自営業者」扱いになり、失業手当(雇用保険の基本手当)を受給できなくなります。会社を退職後、失業手当を受給してから開業届を出す人も多いです。

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この記事を書いた人

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Radineer編集部執筆者

FreelanceDB運営チーム

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