トラブル対応

パワハラを受けた時の
対処法

一人で抱え込まず、適切に対処するために

フリーランスだからといって、ハラスメントを我慢する必要はありません。 2024年11月施行のフリーランス新法により、発注者にはハラスメント対策が義務付けられました。 このページでは、パワハラの具体例、対処法、相談先、そして予防策を解説します。 一人で抱え込まず、専門家に相談しましょう。

パワハラの種類と具体例

威圧的な言動

深刻

大声で怒鳴る、人格否定、「使えない」「帰れ」等の暴言、机を叩くなど威嚇行為

過大な要求

深刻

契約範囲外の業務強要、明らかに不可能な納期設定、休日出勤の強制

過小な要求

注意

能力に見合わない簡単な仕事のみ、仕事を与えない、情報共有からの排除

人間関係からの切り離し

注意

会議に呼ばない、挨拶を無視、一人だけ別室に隔離

個の侵害

注意

プライベートへの過度な干渉、SNS監視、私生活への口出し

対処の流れ

1

証拠を残す

日時、場所、発言内容、目撃者を記録。メールやチャットはスクショ保存。録音は法的にグレーだが、自己防衛として有効。

対応: 日記形式で詳細を記録。「〇月〇日〇時、〇〇さんから『〇〇』と言われた」と具体的に。
2

エージェントに相談

エージェント経由の場合はまずエージェントに相談。現場への働きかけや、別案件への変更を検討してもらえる。

対応: 状況を詳しく説明し、対応を依頼。エージェントが動いてくれるケースが多い。
3

クライアントの窓口に相談

大企業の場合、ハラスメント相談窓口がある。外部の人間でも利用できる場合がある。

対応: 人事部やコンプライアンス窓口に相談。フリーランスでも対応してもらえるか確認。
4

外部の相談窓口を利用

社内で解決しない場合は、外部の相談窓口を利用。専門家のアドバイスを受けられる。

対応: フリーランス・トラブル110番、弁護士などに相談。
5

契約解除を検討

改善が見込めない場合は自分の健康を優先。契約解除して次の案件に移ることも選択肢。

対応: 契約書の解除条項を確認。予告期間を守って正式に通知。

フリーランスを守る法律

フリーランス新法(2024年11月施行)

発注者に対し、フリーランスへのハラスメント対策を義務付け。相談窓口の設置や、不利益取扱いの禁止が規定されている。

民法上の不法行為

ハラスメントは民法709条の不法行為に該当する可能性。損害賠償請求が可能な場合がある。

刑法上の犯罪

暴行・脅迫・名誉毀損に該当する場合は刑事告訴も可能。証拠が重要。

注意: 法的な問題については、必ず弁護士などの専門家に相談してください。 このページの情報は一般的な参考情報です。

パワハラを防ぐ方法

契約前に現場の雰囲気を確認

面談時に現場の雰囲気やコミュニケーション方法を確認。違和感があれば避ける。

エージェント経由で参画

エージェント経由なら、問題発生時に間に入ってもらえる。直契約より安心。

契約範囲を明確に

契約書で業務範囲を明確に。曖昧だと「何でもやれ」と言われやすい。

最初から毅然と対応

最初に理不尽な要求に応じると、エスカレートしやすい。無理なことは無理と伝える。

相談窓口

フリーランス・トラブル110番

厚生労働省委託事業。フリーランスの労働トラブル全般の無料相談窓口。

0120-532-110

総合労働相談コーナー

各都道府県労働局内に設置。ハラスメント相談に対応。

各都道府県労働局

法テラス

経済的に余裕がない方向けの無料法律相談。

0570-078374

よりそいホットライン

24時間対応の相談窓口。精神的なサポートも。

0120-279-338

よくある質問

フリーランスでもパワハラは認められる?

はい。2024年11月施行のフリーランス新法により、発注者にはフリーランスへのハラスメント対策が義務付けられています。労働者と同様の保護ではありませんが、法的な根拠を持って対処できるようになりました。

パワハラで契約を解除したい場合は?

契約書の解除条項を確認してください。正当な理由があれば、予告期間を経て解除できます。ハラスメントは正当な理由になりえます。エージェントに相談し、円満な形での終了を目指しましょう。

損害賠償は請求できる?

ハラスメントの程度や証拠によっては可能です。精神的苦痛に対する慰謝料、通院費などが対象になります。弁護士に相談し、請求が現実的か判断してもらいましょう。

録音は証拠として使える?

自分が参加している会話の録音は、相手の同意なしでも違法ではありません(盗聴は別)。ただし、裁判での証拠能力は状況次第です。録音できなくても、日記などの記録は証拠として有効です。

うつ病になったら?

すぐに医療機関を受診してください。診断書は証拠になります。健康を最優先し、必要なら契約解除して休養しましょう。労災保険には加入できませんが、民間の所得補償保険があれば活用できます。

心身の健康を最優先に

ハラスメントで心身に不調を感じたら、すぐに医療機関を受診してください。 仕事より健康が大切です。契約は解除できますが、健康は取り戻すのに時間がかかります。 一人で抱え込まず、周囲の人や専門家に相談しましょう。

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