トラブル対応

未払いに遭った時の
対処法

報酬を確実に回収するための具体的手順

フリーランスにとって未払いは深刻な問題です。特に直契約の場合、 未払いリスクは常に存在します。このページでは、未払いが発生した時の 具体的な対処法から、法的手段の活用方法、そして予防策まで詳しく解説します。 泣き寝入りせず、正当な報酬を回収しましょう。

未払い発生からの対応タイムライン

支払期日
確認

まず請求書の送付漏れや振込先間違いなど単純ミスを排除。経理担当者に直接確認。

1週間後
催促

メールで丁寧に催促。「お支払いの確認ですが...」とソフトに。証拠を残すためメールで。

2週間後
警告

電話+メールで再度催促。「〇日までにお支払いいただけない場合は...」と期限を設定。

1ヶ月後
内容証明

内容証明郵便で正式に請求。弁護士名で送ると効果的。法的措置の前段階。

2ヶ月後
法的措置

少額訴訟(60万円以下)または支払督促を検討。弁護士に相談して判断。

法的手段の選択肢

内容証明郵便

法的措置の前段階として有効。「期限までに支払いがない場合は法的措置を取る」と明記。弁護士名で送ると効果が高い。

費用

数千円(弁護士に依頼する場合は別途費用)

期間

1〜2週間で届く

効果

高い

少額訴訟

60万円以下の金銭請求に利用可能。1回の審理で判決が出る簡易な手続き。弁護士なしでも可能。

費用

訴額の1%の印紙代 + 切手代数千円

期間

申立てから1〜2ヶ月

効果

非常に高い

支払督促

裁判所を通じた支払い請求。相手が異議を申し立てなければ、強制執行が可能。

費用

訴額の0.5%の印紙代

期間

申立てから2〜4週間

効果

高い

民事調停

裁判所で話し合いによる解決を目指す。相手が応じれば和解成立。

費用

訴額の0.5%程度

期間

申立てから1〜3ヶ月

効果

中程度

注意: 法的手段を取る前に、必ず弁護士などの専門家に相談してください。 費用対効果を考慮し、最適な方法を選択することが重要です。

未払いを防ぐ方法

契約書を必ず交わす

口約束は絶対にNG。支払い条件、期日、遅延時の対応を明記。電子契約でもOK。

支払いサイトを確認

「月末締め翌々月末払い」など長すぎるサイトは避ける。可能なら「翌月末」を交渉。

前払いや着手金を交渉

特に新規クライアントには着手金や中間支払いを交渉。リスク分散に有効。

エージェント経由を検討

エージェント経由なら未払いリスクが大幅に低下。立て替え払いしてくれることも。

クライアントの信用調査

直契約の場合は相手の信用を確認。帝国データバンクなどで調査可能。

分割請求を検討

長期プロジェクトは月次や中間で請求。一括後払いはリスクが高い。

相談窓口

フリーランス・トラブル110番

厚生労働省委託事業。フリーランスの労働トラブル全般の無料相談窓口。

0120-532-110

法テラス

経済的に余裕がない方向けの無料法律相談。弁護士費用の立替制度あり。

0570-078374

弁護士ドットコム

オンラインで弁護士に相談可能。初回無料相談を実施している弁護士も多数。

下請かけこみ寺

中小企業庁の相談窓口。取引上のトラブル全般に対応。

0120-418-618

よくある質問

未払いの時効は何年?

2020年4月以降に発生した債権は5年(改正民法)。ただし、時効は中断させることができます。内容証明郵便を送る、訴訟を起こすなどで時効を中断できます。

少額訴訟は弁護士なしでできる?

はい、弁護士なしで本人訴訟として行えます。裁判所の窓口で書き方を教えてもらえます。ただし、相手が通常訴訟に移行を希望した場合は、弁護士への依頼を検討してください。

相手の会社が倒産したら?

倒産手続き(破産、民事再生など)が開始されると、個別の回収は難しくなります。破産管財人に債権届出をして、配当を待つことになります。配当率は低いことが多いです。

エージェント経由でも未払いはある?

リスクは大幅に低下しますが、ゼロではありません。エージェント会社が倒産するケースもあります。ただし、大手エージェントであれば未払いリスクは非常に低いです。

内容証明郵便の効果は?

法的な強制力はありませんが、「法的措置を取る意思がある」という意思表示として有効です。弁護士名で送ると、相手が支払いに応じるケースが多いです。

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