AIこのページの要点

  • 1マイクロ法人で社会保険料を年間30〜65万円削減可能
  • 2役員報酬月5.5万円で健保・厚生年金に最低限加入
  • 3個人事業主の青色申告65万円控除も併用できる「二刀流」
  • 4年収700万円以上からメリットが出やすい
  • 5維持コストは年間45〜60万円程度(税理士費用含む)
対象: 資金・経営について知りたいフリーランスエンジニア更新: 2026/3/6出典: FreelanceDB
節税ガイド

マイクロ法人 x フリーランス
二刀流で節税

社会保険料を年間30〜65万円削減する方法

マイクロ法人とは、従業員を雇わない一人だけの小さな会社のこと。 フリーランス(個人事業主)と組み合わせることで、社会保険料を大幅に削減できる節税手法として注目されています。 このページでは、マイクロ法人の仕組みとメリット・デメリットを詳しく解説します。

マイクロ法人とは?

  • 従業員を雇わない一人会社
  • 事業規模を最小限に抑える
  • 主な目的は社会保険料の最適化
  • フリーランス(個人事業)と併用するのが一般的

二刀流の仕組み

マイクロ法人(合同会社推奨)

役割
社会保険の受け皿
収入
役員報酬 月5.5万円(年66万円)
社会保険
健保・厚生年金に加入
事業内容
不動産投資、コンサル顧問料など(少額でOK)

個人事業主(フリーランス)

役割
メインの収入源
収入
エンジニア案件の報酬
社会保険
マイクロ法人の社保でカバー
事業内容
システム開発、技術コンサルなど

ポイント: マイクロ法人で最低限の社会保険に加入し、メインの稼ぎは個人事業で得る。 法人の社保に入っているため、個人事業では国保・国民年金に入る必要がなくなる。

マイクロ法人のメリット

社会保険料を大幅削減

年間30〜50万円の削減効果

法人から最低限の役員報酬(月額5.5万円程度)を払い、社会保険料を最小化。個人事業では国保に入らなくてよくなる。

厚生年金に加入できる

配偶者の年金保険料が0円に

国民年金より将来もらえる年金額が増える。配偶者がいれば扶養に入れられる(第3号被保険者)。

個人事業の青色申告控除も使える

青色申告控除65万円を維持

メイン収入は個人事業で得て、青色申告特別控除65万円を活用。法人と個人の「いいとこ取り」ができる。

法人としての信用も得られる

法人カード・法人口座が作れる

法人名義でクレジットカードを作ったり、契約を結んだりできる。経費の幅も広がる。

社会保険料の比較

年収マイクロ法人個人事業のみ(国保)削減額
年収1000万円の場合約25万円/年約90万円/年約65万円
年収800万円の場合約25万円/年約75万円/年約50万円
年収600万円の場合約25万円/年約55万円/年約30万円

※概算です。自治体や加入する健保によって異なります。

マイクロ法人の作り方

1

合同会社を設立

設立費用約6万円。事業目的は「コンサルティング」「不動産賃貸」など幅広く設定。

  • 定款作成
  • 法務局で登記
  • 税務署へ届出
2

役員報酬を設定

社会保険料を最小化するため、月額5.5万円程度に設定。

  • 社会保険の下限額を確認
  • 議事録を作成
  • 給与計算の準備
3

社会保険に加入

年金事務所で健康保険・厚生年金の加入手続き。

  • 被保険者資格取得届
  • 被扶養者届(配偶者がいる場合)
  • 口座振替の設定
4

個人事業と分離

エンジニア案件の収入は個人事業で受け取る。法人と個人の取引を明確に分ける。

  • 個人事業の国保を脱退
  • 確定申告の準備
  • 記帳を分ける

維持にかかるコスト

項目金額頻度
設立費用(合同会社)約6万円初回のみ
法人住民税(均等割)年間7万円毎年
社会保険料(役員報酬5.5万円の場合)年間約25万円毎年
税理士顧問料年間10〜20万円毎年
法人の決算申告費用約5〜10万円毎年

合計: 初年度約55万円、2年目以降約45〜60万円程度。 社会保険料の削減効果(30〜65万円)と比較して検討してください。

注意点・リスク

法人に実態が必要

社会保険のためだけの「ペーパーカンパニー」は税務署に否認されるリスクがある。少額でも実際の事業活動が必要。

年金事務所の調査リスク

役員報酬が低すぎると「適正ではない」と指摘される可能性。月5.5万円は下限ギリギリなので注意。

維持コストがかかる

年間40〜60万円程度のコストがかかる。節税効果と比較して検討が必要。年収600万円未満だとメリットが薄い。

手間が増える

法人の決算申告、社会保険の手続きなど、やることが増える。税理士への依頼がほぼ必須。

よくある質問

マイクロ法人で何の事業をすればいい?

エンジニア業務と別の事業が理想です。よくある選択肢は:(1)不動産投資(区分マンション1室など)、(2)コンサルティング顧問契約、(3)アフィリエイト・広告収入、(4)せどり・物販。少額でも実態があれば問題ありません。エンジニア業務と同じ「システム開発」を法人でやると、個人事業との切り分けが難しくなります。

役員報酬はいくらに設定すべき?

社会保険料を最小化するなら月額5.5万円程度が目安です。これは健康保険・厚生年金の最低等級に近い金額です。ただし、役員報酬が不当に低いと税務署や年金事務所から指摘を受けるリスクがあります。法人の売上規模に応じた妥当な金額を設定しましょう。

配偶者を扶養に入れられる?

はい、マイクロ法人で厚生年金に加入すると、配偶者を「第3号被保険者」として扶養に入れられます。配偶者の年金保険料が0円になり、将来の年金ももらえるという大きなメリットがあります。健康保険の扶養にも入れられるので、国保の保険料も不要になります。

マイクロ法人はバレる?違法じゃない?

違法ではありません。法人を設立し、適切に社会保険に加入し、税金を納めていれば問題ありません。ただし、「実態のないペーパーカンパニー」や「社会保険逃れ目的だけの法人」は否認されるリスクがあります。少額でも実際の事業活動を行い、適切に記帳・申告することが重要です。

年収いくらからマイクロ法人が得?

一般的に年収600万円以上が目安です。年収600万円で約30万円、年収1000万円で約65万円の社会保険料削減効果があります。ただし、維持コスト(年間40〜60万円)を差し引くと、年収700万円以上からメリットが出やすいです。税理士にシミュレーションしてもらうことをおすすめします。

マイクロ法人が向いている人

  • 年収700万円以上のフリーランスエンジニア
  • 国保・国民年金の負担が重いと感じている
  • 配偶者を扶養に入れたい
  • 不動産投資など別の収入源がある(または作れる)
  • 税理士に依頼する余裕がある

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