飲食店の数字しらべ飲食店の事業承継・M&Aと開業の費用

飲食店の数字しらべ / 消費税

食料品の消費税1%で、飲食店の手元はどう変わるか

「飲食店の納税額が増える」と言われますが、増えるのは一般課税の納税額で、仕入れの支払いは同じだけ減ります。課税方式で結果は分かれます。仕入れ先が税抜の値段を上げれば、どの方式でもその分の負担が増え、簡易課税と免税の店では減税で増えた手元の分が削られます。

2026年11月3日時点の情報です。法案は2026年10月に国会へ提出され審議中で、成立は確認できていません。内容が変わる場合があります。

結果(年間・店内飲食だけの店の場合)

食材はすべて8%から1%に、その他の経費は変わらないと仮定した計算です。お酒の仕入れや持ち帰りの売上は入れていません。納税は後からまとめて払うので、一般課税の店は毎月の支払いが減った分を取り分けておかないと、納税の時期に資金が足りなくなることがあります。客が持ち帰りに移る影響は計算に入っていません。

よくある質問

Q. 食料品の消費税が1%になると、飲食店の納税額は増えますか

A. 一般課税の店では、仕入れにかかる消費税が減るぶん控除が減り、納税額は増えます。ただし仕入れの支払いも同じだけ減るので、税抜の仕入れ値が変わらなければ手元のお金は変わりません。

Q. 簡易課税の店はどうなりますか

A. 簡易課税の納税額は売上の消費税とみなし仕入率で決まり、実際の仕入れの税額を使いません。店内飲食だけで税抜の仕入れ値が変わらなければ、納税額は変わらず、仕入れの支払いが減るぶん手元に残る計算です。法案の経過措置は確認中で、実際の適用は税理士に確かめてください。

Q. 店内飲食は下がらないのですか

A. 法案の内容では、持ち帰りと宅配は1%の対象で、店内飲食と酒類は10%のままです。同じ料理でも持ち帰りとの差が9ポイントになります。

参考

上の資料を加工して作成しています。