兵庫県西宮市の地価はいくらか|110地点の中央値と前年比
西宮市110地点の全体像
西宮市の地価公示データを確認し、規定の事実カードのみを使って本文を書きます。
2026年の地価公示で、西宮市の調査地点は110地点ある。価格の中央値は328,000円/m²、平均は325,073円/m²。中央値と平均がほぼ近い水準にあることから、極端に突出した地点に引っ張られる形ではなく、110地点全体がまとまった価格帯に収まっていることが読み取れる。
兵庫県内の47市区町村で比べると、西宮市の中央値は高い方から5番目にあたる。県内でも上位に位置する水準だが、これは市内110地点の中央値を集計した結果であり、地点ごとの実際の価格には幅がある。
なお、この数値は今年1月1日時点の標準地における公示価格であり、実際の売買で成立する成約価格とは別のものである。同じ西宮市内でも、土地の形状や道路への接し方、用途地域によって価格は変わるため、この章の数値だけで個々の土地の価値を判断することはできない。
前年比4.39%と10年で22.6%
西宮市の前年比は4.39%。110地点をまとめた地価公示の変動率としては、比較的大きな上昇幅にあたる。10年単位で見ると変化率は22.6%となっている。前年比4.39%を単純に10年分積み重ねた数字ではないが、この10年の間、西宮市の地価は継続して上昇してきたことを示している。
直近1年の4.39%という上昇率と、10年間の22.6%という上昇率を並べると、短期の伸びと長期の伸びのペースに違いがあることが分かる。ただし、この2つの数値だけでは、10年間のどの時期に上昇が集中していたか、毎年一定のペースで上がってきたのか、それとも特定の年に大きく動いたのかは判断できない。年ごとの推移の内訳は、ここに示した前年比と10年変化率という2つの数字からは読み取れない。
また、この上昇率は市内110地点の全体的な傾向を示すものであり、すべての地点が同じ幅で値上がりしたことを意味するわけではない。用途地域や駅からの距離、土地の形状によって、個々の地点の変動幅は異なる。市全体の数値と、自分が住む、あるいは所有する土地の実際の評価がどう対応しているかは、この前年比・10年変化率だけでは分からない。
価格が最も高い地点
西宮市で最も価格が高いのは、西宮市高松町541番外の地点で、1平方メートルあたり1,400,000円。市内110地点の平均が325,073円であることを踏まえると、この地点の水準がどれだけ突出しているかがわかる。最寄り駅は西宮北口で、駅別の平均価格でも西宮北口駅周辺は500,200円と市内の駅別平均の中で最も高い。最高値の地点がこの駅の圏内にあることと、駅全体の平均が押し上げられていることは、無関係な現象ではなさそうに見える。
ただし、この1,400,000円という数字は、あくまで公示地点として選ばれた特定の土地1筆についての、2026年1月1日時点の標準地価格である。同じ高松町や西宮北口駅周辺であっても、他の土地がこの価格に近い水準にあるとは限らない。地価公示の対象地点は市内110地点に限られており、それ以外の土地の価格はここには含まれていない。
また、この価格は実際の取引価格ではない。土地の形状、接道の状況、用途地域といった条件によって、個別の評価は変わる。最高値の地点が示すのは市内における価格の上限の目安であり、周辺一帯の土地すべてがこの水準にあることを意味するものではない。
用途別にみる価格差
用途別にみる価格差を見ると、地点数と平均価格の両方に開きがある。市内110地点のうち、住宅は93地点で平均293,484円/m²。地点数の大半を占めるが、平均価格は市全体の325,073円/m²を下回る。住宅は最低13,000円/m²から最高525,000円/m²まで幅があり、この開きが平均を押し下げている面がある。
店舗は3地点のみで平均408,333円/m²、最低313,000円/m²、最高527,000円/m²。住宅,店舗は同じく3地点で平均465,000円/m²、最低369,000円/m²、最高596,000円/m²となっており、3つの用途区分の中では最も高い。店舗系の用途は住宅より平均価格が高いが、地点数がそれぞれ3地点にとどまるため、住宅93地点の平均と単純に並べて比較できる規模ではない。
この用途別の平均は、あくまで公示地点として選ばれた土地の集計であり、市内の同じ用途の土地すべてを網羅したものではない。住宅93地点の中にも13,000円/m²から525,000円/m²まで大きな幅があるように、同じ用途区分でも個々の土地の評価は立地や接道の状況によって変わる。用途の違いだけで価格差の理由を説明しきれるわけではない。
駅別にみる平均価格
西宮北口10・阪神西宮5・甲子園口8・夙川11・甲子園5地点の平均価格を並べて書く。
西宮市内で公示地点が集まる5駅を平均価格で並べると、西宮北口が500,200円/m²で最も高い。10地点の平均であり、この駅が最寄りの土地は市内の他の駅圏より公示地点の水準が高い。次いで阪神西宮が5地点で477,400円/m²、甲子園口が8地点で450,125円/m²と続く。
夙川は11地点で427,454円/m²、甲子園は5地点で373,200円/m²となっている。夙川は5駅の中で地点数が最も多いが、平均価格は西宮北口・阪神西宮・甲子園口より低い。地点数が多いほど平均が高くなるという関係にはなっておらず、駅ごとの地点数と平均価格は別々に見る必要がある。
これらの駅別平均は、各駅を最寄りとする公示地点だけを集計した数値であり、駅からの距離や徒歩分数を反映したものではない。同じ駅が最寄りとされていても、地点によって駅からの近さは異なる。また、この平均には住宅・店舗など用途の違いも含まれており、用途構成の差が駅ごとの平均価格の違いに影響している可能性がある。地価公示は1月1日時点の標準地価格であり、実際の取引価格とは別のものである点も踏まえておく必要がある。
分かることと分からないこと
西宮北口10・阪神西宮5・甲子園口8・夙川11・甲子園5地点の平均価格や用途別の内訳を見てきたが、これらの数値が説明するのは公示地点そのものの価格差であり、なぜその地点の価格がその水準になっているかという理由までは示していない。西宮市は兵庫県47市区町村のうち中央値が高い方から5番目に位置するが、この順位も結果を並べたものであって、要因を特定するものではない。
一方で、西宮市の代表地点については、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が3.6%という数値が防災科研の地震動予測地図から示されている。これは地価とは別の統計であり、地価公示の数値と組み合わせて地点ごとの価格差を説明できるものではない。両者は出典も対象も異なる別々のデータである。
地価公示は1月1日時点の標準地価格であり、実際の売買価格や成約事例とは別のものである。個々の土地の価格は、形状・接道状況・用途地域など公示データに含まれない条件によっても変わる。西宮市内の110地点、あるいは駅別・用途別に見た平均や中央値は、市内の地価水準の一端を示す数値ではあるが、特定の土地がなぜ高いか、あるいは安いかという理由そのものは、これらの事実からは分からない。
もとになったデータを見る
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土地の価格を知りたい場合、地価公示は目安のひとつにすぎない。個別の土地の価格は不動産会社の査定で確認できる。不動産一括査定を見る(当サイトは紹介料を受け取ります)
この記事のもとになった数値
| 調査地点数 | 110地点 |
|---|---|
| 価格の中央値 | 328,000円/m² |
| 価格の平均 | 325,073円/m² |
| 最高価格地点 | 1,400,000円/m²(兵庫県 西宮市高松町541番外) |
| 最寄駅 | 西宮北口 |
| 前年比 | +4.39% |
| 10年変化率 | +22.6% |
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https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-L01-v3_1.html
掲載している数値は上記の公表値です。将来の価格や売却額を保証・予測するものではありません。