海外不動産の価格推移 主要15か国の10年を名目・実質・円で比較

ニュージーランド・オークランドの住宅街を上空から見た様子。奥に中心街の高層ビル
オークランドの住宅街(ニュージーランド)写真:Bjankuloski06(CC BY 4.0)。縮小(長辺1600px以下)・メタデータ削除。トリミング・色の変更なし

要するに

海外の住宅価格は10年で必ず上がったわけではなく、実質では主要14か国・地域(日本を除く)のうち4つがマイナスで、円で見た上がり幅には円安の分も入っています。

  1. 実質では4か国・地域が下がりました。10年の変化はイギリス−1.5%、香港−2.2%、インドネシア−11.9%、中国−13.2%です(現地通貨)。
  2. 途中で大きく下がった国もあります。カナダは実質で、2022年1〜3月期の最高時から−29.9%です。
  3. 円で見ると上がり幅は膨らみます。アメリカは現地通貨で+80.6%、円で見ると+166.5%でした(当サイトの試算)。

BISの住宅価格指数で主要14か国・地域(日本を除く)の直近10年を見ると、現地通貨の名目では中国の−0.8%からポルトガルの+180.7%まで差があり、物価の上昇を除いた実質ではイギリス・香港・中国・インドネシアがマイナスでした。海外の住宅が必ず上がるとは言えず、比べるときは名目か実質か、現地通貨か円かをそろえる必要があります。

57か国の住宅価格 10年の変化の中央値(名目・現地通貨)+62.2%BIS 住宅価格指数(2026-10-13取得)から当サイトで計算。期間の終わりは国ごとに違う
同じ57か国の10年の変化の中央値(実質)+27.3%物価(消費者物価指数)の上昇を除いた値。BISのデータから当サイトで計算
10年の実質がマイナスの国(57か国中)12か国イギリス・中国・香港・インドネシアなど。BISのデータから当サイトで計算

目次 海外不動産の価格推移は「住宅価格指数」の変化で見る主要14か国・地域と日本の10年:実質では4か国・地域がマイナスカナダ・香港・ニュージーランドなどは最高時から実質2〜3割下がった円で見ると上がり幅は大きくなる(当サイトの試算)ドバイ・ベトナム・カンボジアには同じ物差しの推移が無い「〇年で〇%上がった」は6つの点をそろえないと比べられない物差しをそろえると、海外の住宅が必ず上がるとは言えない確かめることよくある質問出典

海外不動産の価格推移は「住宅価格指数」の変化で見る

国ごとの住宅価格の推移は、各国の統計機関や中央銀行が作る「住宅価格指数」で見ます。BIS(国際決済銀行)はそれを集めて公表しています。このページの住宅価格の数字はこのBISのデータが元です(円で見た変化は、ECB・米連邦準備制度の為替を使った当サイトの試算です)。

指数は「ある時点を100としたときに、いまいくつか」を表します。1平方メートルあたり何円という価格の水準ではありません。

このページが答えるのは「どの都市が高いか」ではなく、「どの国がどれだけ上がったか」です。

名目は、実際の価格がどれだけ動いたかです。実質は、その国の消費者物価指数で割り、物価の上昇を除いた動きです。物価が大きく上がった国では、名目の上がり幅が大きく出ます。

主要14か国・地域と日本の10年:実質では4か国・地域がマイナス

当サイトで扱っている国を中心に、比べる対象としてドイツ・ポルトガル・中国・日本を加えました。10年の変化は、最新の四半期と、その40四半期前(10年前)の指数を比べて当サイトで計算しています。最新の四半期は国ごとに違うため、期間の列を必ず見てください。

名目では、3か国が10年で8割以上上がりました。ポルトガルは+180.7%、フィリピンは+82.0%、アメリカは+80.6%です。

物価の上昇を除いた実質では、4か国・地域が10年前より下がっています。イギリスは−1.5%、香港は−2.2%、インドネシアは−11.9%、中国は−13.2%でした。

日本は中ほどの位置で、実質+20.8%はBISの57か国の中で33位でした。

ポルトガルポルトガル +124.6%+124.6%アメリカアメリカ +29.9%+29.9%シンガポールシンガポール +28.9%+28.9%フィリピンフィリピン +26.6%+26.6%オーストラリアオーストラリア +24%+24%日本(参考)日本(参考) +20.8%+20.8%ニュージーランドニュージーランド +14.6%+14.6%タイタイ +14.4%+14.4%ドイツドイツ +12.5%+12.5%マレーシアマレーシア +12.5%+12.5%カナダカナダ +4.4%+4.4%イギリスイギリス -1.5%-1.5%香港香港 -2.2%-2.2%インドネシアインドネシア -11.9%-11.9%中国中国 -13.2%-13.2%
住宅価格の10年の変化(実質・現地通貨)。物価の上昇を除いた実質で見ると、10年の変化はポルトガルの+124.6%から中国の−13.2%まで分かれ、イギリス・香港・インドネシア・中国はマイナスでした(当サイトで計算)。出典:BIS Residential property prices (selected series)(2026年10月13日取得)。期間の終わりは国ごとに2025年10〜12月期〜2026年4〜6月期
主要14か国・地域と日本(参考)の住宅価格 10年の変化(現地通貨)
国・地域期間(10年)名目 10年実質 10年名目 直近1年指数の対象(BISの説明の要約)
アメリカ2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+80.6%+29.9%+1.2%既存住宅(1戸あたり)
イギリス2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+39.7%−1.5%+2.9%全住宅
ドイツ2016年1〜3月期→2026年1〜3月期+47.8%+12.5%+1.4%住宅価格指数(連邦統計庁)
ポルトガル2016年1〜3月期→2026年1〜3月期+180.7%+124.6%+17.8%新築・中古の全住宅・全国
オーストラリア2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+68.1%+24.0%+8.3%全住宅(2021年までは8都市、その後は全国)
ニュージーランド2016年1〜3月期→2026年1〜3月期+56.8%+14.6%−0.8%全住宅
カナダ2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+36.9%+4.4%−4.0%住宅価格指数(2017〜2021年は別の指数を接続)
シンガポール2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+56.7%+28.9%+2.9%新築・中古の全住宅・全国
香港2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+16.7%−2.2%+12.1%既存住宅
中国2016年4〜6月期→2026年4〜6月期−0.8%−13.2%−5.9%70都市の既存住宅
マレーシア2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+34.6%+12.5%+0.9%全住宅(1㎡あたり)
タイ2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+29.7%+14.4%+2.4%全住宅・全国
フィリピン2016年1〜3月期→2026年1〜3月期+82.0%+26.6%+4.5%新築・全国
インドネシア2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+18.1%−11.9%+0.7%大都市の新築
日本(参考)2015年10〜12月期→2025年10〜12月期+38.8%+20.8%+5.0%全住宅

出典: BIS, Residential property prices (selected series)(2026-10-13取得)。10年の変化は当サイトで計算。直近1年はBISの前年比。指数の作り方(全国か都市か、新築か中古か、1戸あたりか1㎡あたりか)は国ごとに違うため、国どうしの差は目安です。 オーストラリアとカナダは期間の途中で指数の対象や系列が変わっています(BISの説明資料)。

カナダ・香港・ニュージーランドなどは最高時から実質2〜3割下がった

10年の変化だけでは、途中の下落が見えません。そこで、10年の間で実質の指数が最も高かった四半期と、そこから最新までの変化を並べました。

5か国・地域は、実質で最高時から2〜3割下がっています。カナダは2022年1〜3月期から−29.9%、香港は2018年7〜9月期から−28.2%、ニュージーランドは2021年10〜12月期から−27.6%です。中国は2021年7〜9月期から−25.3%、ドイツは2021年10〜12月期から−20.1%でした。

一方、ポルトガル・オーストラリア・シンガポール・タイは、最新の四半期が最高時か、それに近い水準です。下がった理由はこのデータからは分かりません。

1001201401602016-Q22017-Q42019-Q22020-Q42022-Q22023-Q42025-Q22026-Q22016-Q2 1002016-Q3 102.92016-Q4 103.72017-Q1 109.82017-Q2 115.42017-Q3 116.82017-Q4 1162018-Q1 115.62018-Q2 116.22018-Q3 115.82018-Q4 115.72019-Q1 114.52019-Q2 113.92019-Q3 113.82019-Q4 115.22020-Q1 117.22020-Q2 120.42020-Q3 121.42020-Q4 123.92021-Q1 125.72021-Q2 132.22021-Q3 133.42021-Q4 134.82022-Q1 1492022-Q2 140.82022-Q3 1272022-Q4 120.42023-Q1 119.82023-Q2 123.92023-Q3 122.12023-Q4 117.22024-Q1 117.32024-Q2 117.32024-Q3 114.82024-Q4 112.92025-Q1 1132025-Q2 111.92025-Q3 1092025-Q4 106.72026-Q1 105.32026-Q2 104.4
カナダの住宅価格指数(実質、2016年4〜6月期=100)。カナダの実質の住宅価格は2022年1〜3月期に2016年4〜6月期の1.49倍まで上がった後、2026年4〜6月期には1.04倍まで下がりました(当サイトで計算)。出典:BIS Residential property prices (selected series)、実質指数(2026年10月13日取得)を2016年4〜6月期=100に当サイトで換算
実質の住宅価格:直近5年の変化と、10年の中で最も高かった時期からの変化
国・地域実質 直近5年10年内で実質が最も高かった四半期最高時から最新までの実質の変化
アメリカ+3.1%2024年10〜12月期−4.1%
イギリス−9.9%2022年7〜9月期−11.4%
ドイツ−13.7%2021年10〜12月期−20.1%
ポルトガル+49.5%2026年1〜3月期±0.0%
オーストラリア+7.8%2026年1〜3月期−0.7%
ニュージーランド−20.5%2021年10〜12月期−27.6%
カナダ−21.0%2022年1〜3月期−29.9%
シンガポール+14.3%2026年1〜3月期−0.2%
香港−24.8%2018年7〜9月期−28.2%
中国−25.1%2021年7〜9月期−25.3%
マレーシア+4.1%2025年10〜12月期−2.1%
タイ+2.2%2026年1〜3月期−2.3%
フィリピン+19.3%2025年4〜6月期−3.2%
インドネシア−7.9%2016年4〜6月期−11.9%
日本(参考)+11.6%2025年1〜3月期−2.1%

出典: BIS 住宅価格指数(実質)から当サイトで計算。直近5年は最新の四半期と20四半期前の比較。インドネシアは10年の始まりが最高でした。

円で見ると上がり幅は大きくなる(当サイトの試算)

日本から買う人にとっては、円での変化も気になります。ここからはBISの数字ではなく、当サイトの試算です。

円で見た変化 =(1+現地通貨での名目の変化)×(1+円で見たその通貨の値段の変化)−1。円で見たその通貨の値段は、ECB(欧州中央銀行)の対ユーロ参照レートの四半期平均を使い、「1ユーロあたりの円」÷「1ユーロあたりのその通貨」で求めました。期間は上の表と同じ四半期です。

試算した14か国・地域すべてで、円は10年前より安くなっていました。

円安の分だけ、円で見た上がり幅は大きくなります。タイは現地通貨で+29.7%ですが、1バーツの値段が+59.8%上がったため、円で見ると+107.3%です。アメリカは現地通貨で+80.6%、1ドルが108.0円から159.4円になり、円で見ると+166.5%でした。

タイ・マレーシア・香港・中国では、円で見たその通貨の値段の変化が、現地通貨での値上がりより大きくなっています。ただし、二つを掛け合わせているため、何割が為替の分かを一つに決めることはできません。

逆向きも計算できます。仮の条件として、2026年4〜6月期の平均の水準(1ドル159.4円)でアメリカの住宅を買ったとします。現地の価格がこの10年と同じく+80.6%上がったあと、売るときの為替が1ドル108.0円(10年前の水準)に戻ったとすると、円で見た変化は+22.4%です(見込みではなく計算の例です)。

1001201401602016-Q22017-Q42019-Q22020-Q42022-Q22023-Q42025-Q22026-Q22016-Q2 107.99円2016-Q3 102.35円2016-Q4 109.29円2017-Q1 113.65円2017-Q2 111.22円2017-Q3 110.97円2017-Q4 112.88円2018-Q1 108.33円2018-Q2 109.15円2018-Q3 111.45円2018-Q4 112.86円2019-Q1 110.13円2019-Q2 109.88円2019-Q3 107.31円2019-Q4 108.68円2020-Q1 108.92円2020-Q2 107.51円2020-Q3 106.12円2020-Q4 104.46円2021-Q1 106.08円2021-Q2 109.41円2021-Q3 110.08円2021-Q4 113.69円2022-Q1 116.31円2022-Q2 129.82円2022-Q3 138.2円2022-Q4 141.34円2023-Q1 132.32円2023-Q2 137.53円2023-Q3 144.48円2023-Q4 148円2024-Q1 148.42円2024-Q2 155.82円2024-Q3 149.27円2024-Q4 152.18円2025-Q1 152.47円2025-Q2 144.48円2025-Q3 147.49円2025-Q4 154.05円2026-Q1 156.88円2026-Q2 159.38円
1ドルあたりの円(四半期平均、ECBの対ユーロ参照レートから算出)(単位:円)。1ドルあたりの円は2016年4〜6月期の107.99円から2026年4〜6月期の159.38円へ、47.6%上がりました(当サイトで計算)。出典:ECB 参照レート(Source: ECB statistics.、2026年10月14日取得)の四半期平均から「1ユーロあたりの円」÷「1ユーロあたりのドル」で当サイトが算出
円で見た住宅価格 10年の変化(当サイトの試算)
国・地域期間(10年)現地通貨・名目1通貨あたりの円(ECBの四半期平均から算出した参考値)円で見たその通貨の値段の変化円で見た名目(試算)
アメリカ2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+80.6%1ドル 107.99円→159.38円+47.6%+166.5%
イギリス2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+39.7%1ポンド 155.00円→213.98円+38.1%+92.8%
ドイツ2016年1〜3月期→2026年1〜3月期+47.8%1ユーロ 127.00円→183.60円+44.6%+113.7%
ポルトガル2016年1〜3月期→2026年1〜3月期+180.7%1ユーロ 127.00円→183.60円+44.6%+305.8%
オーストラリア2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+68.1%1豪ドル 80.49円→113.15円+40.6%+136.3%
ニュージーランド2016年1〜3月期→2026年1〜3月期+56.8%1NZドル 76.40円→92.51円+21.1%+89.9%
カナダ2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+36.9%1カナダドル 83.79円→115.13円+37.4%+88.1%
シンガポール2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+56.7%1シンガポールドル 79.52円→124.52円+56.6%+145.4%
香港2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+16.7%1香港ドル 13.91円→20.34円+46.2%+70.6%
中国2016年4〜6月期→2026年4〜6月期−0.8%1人民元 16.53円→23.43円+41.8%+40.6%
マレーシア2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+34.6%1リンギット 26.94円→39.85円+47.9%+99.1%
タイ2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+29.7%1バーツ 3.06円→4.89円+59.8%+107.3%
フィリピン2016年1〜3月期→2026年1〜3月期+82.0%1ペソ 2.44円→2.66円+9.0%+98.4%
インドネシア2016年4〜6月期→2026年4〜6月期+18.1%100ルピア 0.80円→0.90円+11.9%+32.1%
日本(参考)2015年10〜12月期→2025年10〜12月期+38.8%——+38.8%

当サイトの試算。住宅価格は BIS、為替は ECB の参照レート(Source: ECB statistics.、2026-10-14取得)の四半期平均から計算。数字は丸める前の値で計算しています。表の丸めた値から計算し直すと、0.1ポイント前後から、国によっては1ポイント近くずれることがあります。米ドルは米連邦準備制度の対円レート(H.10、日次の四半期平均)でも107.9円→159.4円(+47.7%)で、ECBからの計算(+47.6%)との差は0.2ポイント未満でした。家賃・税・手数料・売りやすさは入っていません。

ドバイ・ベトナム・カンボジアには同じ物差しの推移が無い

ドバイ(UAE)・ベトナム・カンボジアは、BISが選んで公表している住宅価格の系列(selected series)に含まれていません。このため当サイトでは、ほかの国と同じ物差しの推移を出していません。

これらの国の「〇年で〇%」は、業者や民間の調査会社の数字であることが多いはずです(推測)。その場合も、次の節の6つの点を同じように確かめてください。

「〇年で〇%上がった」は6つの点をそろえないと比べられない

販売資料や記事の「〇年で〇%」は、次の点が分からないと比べられません。同じ国でも、どれを使うかで数字が何倍も変わります。

  • 名目か実質か。トルコは10年の名目が+2376.9%ですが、実質は+68.4%です。インドネシアは名目+18.1%でも実質は−11.9%でした。
  • 現地通貨か円か。タイは現地通貨で+29.7%、円で見ると+107.3%(当サイトの試算)です。円での数字には為替の動きが入っています。
  • たとえばカナダは、実質で見ても10年の変化は+4.4%ですが、2022年1〜3月期の最高時からは−29.9%です。どこを起点にするかで印象が大きく変わります。
  • 何の指数か。全国か一部の都市か、新築か中古か、1戸あたりか1㎡あたりかで動きが違います。上の表の「指数の対象」を見てください。
  • 平均・中央値・1つの物件のどれか。国全体の指数と、ある物件の値上がりは別物です。
  • 家賃・税・手数料を含むか。指数は価格の変化だけで、持っている間の収入や費用は入っていません。

物差しをそろえると、海外の住宅が必ず上がるとは言えない

57か国の10年の中央値は実質+27.3%ですが、実質でマイナスの国も12か国あります。

円で見た過去の大きな上がり幅には円安の分が入っており、これからの見込みとして読むことはできません。

業者の数字を見たら、名目か実質か、現地通貨か円か、いつからいつまでか、何の指数かを先に確かめることが必要です。そのうえで、売るときに円高に戻った場合の円での価値も一度計算しておく必要があります。家賃・税・手数料・売りやすさは指数に入っていないため、別に確かめます。

確かめること

  1. 業者の資料に「〇年で〇%」があれば、担当者にメールで「名目か実質か・現地通貨か円か・始まりと終わりの時期・何の指数か」を聞き、回答を書面で残す。
  2. 当サイトの国ページ(例: /kaigai/usa)で、その国の名目・実質の10年と直近1年を確かめ、比較ページ(/kaigai/compare)で日本と並べる。
  3. BISのデータページ(data.bis.org の Residential property prices)で、その国の指数が全国か都市か、新築か中古かを確かめる。
  4. 買う予定の金額について、「いまの為替で買い、売るときの為替が10年前の水準に戻ったら円でいくらか」を上の式で一度計算しておく。
  5. 国外財産調書・減価償却・売るときの税は、買う前に税理士に確かめる(制度の一覧は「海外不動産の税制改正」の記事にまとめています)。

よくある質問

海外の住宅は日本より値上がりしていますか?
国によります。日本の10年の実質の変化は+20.8%(2015年10〜12月期→2025年10〜12月期)で、BISの57か国中33位です。57か国の中央値は実質+27.3%ですが、実質でマイナスの国も12か国あります。日本だけ期間の終わりが半年ほど古い点にも注意が要ります。
円安で、海外不動産は円でどれくらい上がって見えますか?
当サイトの試算では、アメリカは現地通貨で+80.6%、円で見ると+166.5%でした(2016年4〜6月期→2026年4〜6月期)。試算した14か国・地域すべてで円は10年前より安くなっています。売るときに円高に戻れば、円での上がり幅は小さくなります。
住宅価格が下がっている国はありますか?
10年の実質では、主要国のうちイギリス・香港・中国・インドネシアがマイナスです。直近1年の名目では、中国(−5.9%)、カナダ(−4.0%)、ニュージーランド(−0.8%)が下がりました。BISの57か国では、直近1年の実質がマイナスの国が16か国あります。
ドバイやベトナムの価格推移は分かりますか?
BISが公表する住宅価格の選定系列には含まれていないため、当サイトではほかの国と同じ物差しで出していません。業者の数字を見るときは、名目か実質か、通貨、期間、指数の対象を確かめてください。

読むときの注意

  • 各国の住宅価格指数は、対象(全国か都市か、新築か中古か)と最新の四半期が国ごとに違います。国どうしの差は目安として見てください。
  • 円で見た変化は当サイトの試算です。家賃・税・手数料・売りやすさは入っていません。
  • 過去の推移は、これからの値上がりを示すものではありません。このページは特定の国や物件の購入を勧めるものではありません。
  • このページは公表資料の整理で、個別の投資・購入・借り入れ・申請の助言ではありません。

出典