補助金の見直し2026:変更点の一覧と会社への影響

町工場の作業場。ボール盤や工具、資材が並ぶ
町工場の作業場(長崎市)写真:Dime Gontar from Kiev, Ukraine(CC BY 2.0)。縮小(長辺1600px以下)・メタデータ削除。トリミング・色の変更なし

要するに

新事業進出・ものづくり補助金は、計画最終年度に給与を年平均3.5%以上伸ばす約束とセットになり、賃上げの計画を先に持たない会社には使いにくくなった。

  1. 名前と枠組みが変わった。IT導入補助金はデジタル化・AI導入補助金に、事業再構築補助金の基金は新事業進出・ものづくり商業サービス補助金と省力化投資補助金などの財源に組み替えられた。
  2. 要件が重くなった。新事業進出・ものづくり補助金は給与の年平均3.5%以上と付加価値の年平均4.0%以上を求め、給与が届かなければ原則として未達の度合いに応じた返還がある。デジタル化・AI導入補助金も第7次公募回から給与の要件が加わった。
  3. 令和9年度はまだ決まっていない。省力化・デジタル化・AI投資補助金(中小機構運営費交付金6,980億円の内数)は要求段階で、年末の政府予算案、国会での予算成立、事務局の公募要領という順に中身が決まる。

2026年の補助金の見直しは、名前と枠組みの変更、賃上げ要件の強化、補助金・基金そのものの点検の3つです。新事業進出・ものづくり商業サービス補助金は、計画最終年度の1人当たり給与支給総額が年平均3.5%以上伸びることを求め、届かなければ原則として返還があります。この補助金は、賃上げの計画とセットで使うお金になったと言えます。

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回公募の締切10月30日18時中小機構の事務局サイト(2026-10-14確認)。受付開始は9月30日
同補助金で求められる1人当たり給与支給総額の伸び(計画最終年度の年平均成長率で判定)年平均+3.5%以上補助事業終了後3〜5年の計画の最終年度に、基準年度(補助事業の終了時点を含む事業年度)からの年平均成長率で判定。付加価値+4.0%以上も必要。事業場内最低賃金が地域別+30円以上は毎年判定(地域別最低賃金引上げ特例を使う場合はこの要件を除く)。公募要領(第1回)11〜12・16頁
令和9年度概算要求の中小機構運営費交付金(新しい補助金を含む)6,980億円省力化・デジタル化・AI投資補助金などを内数に含む要求額。中小企業庁「令和9年度 概算要求等ポイント」(公表日の記載なし)

目次 補助金の見直し2026の変更点は10項目、うち3項目はまだ要求段階補助金が見直されるのは、政府が補正予算頼みをやめるため決まったのは名前と公募で、令和9年度の補助金はまだ決まっていない前身の事業再構築補助金は、1件の中央値が約1,865万円だった新事業進出枠の補助上限は従業員数で決まり、21〜50人なら4,000万円給与の要件は毎年ではなく、計画最終年度の年平均成長率で判定される補助金を使うなら、設備の見積もりより先に賃上げの計画が要る確かめることよくある質問出典

補助金の見直し2026の変更点は10項目、うち3項目はまだ要求段階

2026年に動いた変更は、表のとおり10項目あります。すでに始まったものが5項目、政府の方針が2項目、予算の要求段階が3項目です。

要求段階の3項目は、年末の政府予算案や、そのあとの国会での審議を経て、金額や中身が変わることがあります。

2026年の補助金の主な変更点(2026-10-14時点)
制度名変更の中身時期段階出典
IT導入補助金 → デジタル化・AI導入補助金名前を変更。事務局サイトの名称は「デジタル化・AI導入補助金2026」令和7年度補正予算の事業から実施中中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026」の概要、事務局サイト
デジタル化・AI導入補助金(通常枠など)第7次公募回から、1人当たり給与支給総額(非常勤を含む全従業員)の向上に関する申請要件を追加。最低賃金の改定に伴い補助率の引上げ要件・加点要件も変更第7次公募回から(2026年10月9日のお知らせ)実施中事務局「第7次公募回以降における制度変更のお知らせ」
事業再構築補助金 → 新事業進出補助金・省力化投資補助金中小企業等事業再構築促進基金を使い、令和7年に再編。基金の事業は新事業進出補助金、省力化投資補助金、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金へ移っている令和7年(2025年)実施中中小企業庁 事業概要資料、行政改革・効率化推進事務局 基金の執行状況一覧表
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金事業再構築の基金を使う新しい補助金。3つの枠(革新的新製品・サービス枠、新事業進出枠、グローバル枠)。事務局は「中小企業新事業進出補助金」「ものづくり補助金」とは別の補助金と注記。新事業進出補助金のサイトは公募終了とし、新規はこちらへ案内第1回公募 受付9月30日〜締切10月30日18時実施中中小機構 事務局サイト
中堅等大規模成長投資補助金令和7年度補正で4,121億円。新規公募分の基金2,000億円のうち1,000億円程度を「100億宣言企業」向けに確保令和7年度補正予算実施中中小企業庁 令和7年度補正・令和8年度当初予算案のポイント
省力化・デジタル化・AI投資補助金(新)AIを含むデジタル技術と省力化設備の導入を一体で支援する補助金として要求。中小機構運営費交付金6,980億円の内数令和9年度予算の要求要求段階中小企業庁 令和9年度 概算要求等ポイント
新事業進出・ものづくり補助事業(令和9年度)2,200億円を要求。売上高10億円を目指す宣言を原則として要件にする方針令和9年度予算の要求要求段階中小企業庁 令和9年度 概算要求等ポイント
小規模事業者持続化補助金(令和9年度)成長志向の経営計画(仮称)を宣言する小規模事業者を含める方針令和9年度予算の要求要求段階中小企業庁 令和9年度 概算要求等ポイント
補助金・基金全体(10月9日の見直し会議)費用対効果の検証、金融手法への移行などの出口戦略、民間とのリスク分担、重複の排除を着眼点に、予算編成で精査。会議名に「基金」を追加2026年10月9日〜年末の予算編成政府の方針内閣官房 資料2・議事録、首相官邸
基金のルールいわゆる「3年ルール」を適用しない。ステージゲートの必置、利益の一部を国などへ返す収益納付の原則化、四半期ごとの公表など2026年7月30日決定。詳細は予算編成で具体化政府の方針行政改革推進会議「基金ルールの見直しについて」

「実施中」は公募や名称変更がすでに行われているもの。「要求段階」は8月末の概算要求の内容で、予算として決まったものではありません。

補助金が見直されるのは、政府が補正予算頼みをやめるため

政府は、補正予算に頼る財政運営をやめる方針です。2026年7月21日の骨太の方針2026は、毎年続く施策は当初予算で手当てするとし、補助金や基金も点検して重点を絞るとしました。

10月9日の会議は、この方針を補助金の点検に落とし込みました。片山担当大臣が示した着眼点は、効果を外部の有識者やデータで検証できるか、融資などの金融手法へ移る道筋があるか、民間が負うべきリスクまで国が肩代わりしていないか、似た事業が重なっていないか、の4つです。

官房長官は、各府省の自己点検の反映を「決して十分なものではない」とし、年末に向けて見直しを深めるよう指示しました。

点検の材料には国民の声も使われています。1月5日〜2月26日の提案募集には37,174件が集まり、中小企業向けでは、申請が難しくコンサルが間に入らないと対応しにくい、似た補助金が重なっている、といった意見がまとめられました。

決まったのは名前と公募で、令和9年度の補助金はまだ決まっていない

すでに動いているのは3つです。名前の変更、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の公募、デジタル化・AI導入補助金の第7次公募回からの要件変更です。

令和9年度の新しい補助金は、中身も公募時期もまだ決まっていません。

概算要求は8月末に各府省が出した案です。年末に政府の予算案としてまとめられ、国会で予算が成立して初めて決まります。10月9日の会議も、要求の見直しを「第一段階」と位置づけました。

令和9年度の補助金の名前・上限・要件・公募時期は、予算が成立したあとに事務局が出す公募要領で確かめる必要があります。

  1. 概算要求8月末に各府省が令和9年度の要求を出す
  2. 見直し会議10月9日の会議で、要求の見直しは「第一段階」と位置づけ
  3. 予算編成年末の予算編成で補助金・基金を精査する
  4. 予算案の決定新しい補助金の名前・金額が決まる
  5. 公募要領事務局が出す公募要領で上限・要件・公募時期を確かめる
令和9年度の補助金は、概算要求から年末の予算編成を経て予算案が決まり、上限や要件は事務局の公募要領で確定します。出典:中小企業庁「令和9年度 概算要求等ポイント」、内閣官房 補助金・基金見直し会議 資料・議事録(2026年10月9日)
  • 実施中:デジタル化・AI導入補助金(第7次公募回から要件変更)
  • 実施中:新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回公募(10月30日18時締切)
  • 方針:補助金・基金の見直し(年末の予算編成で具体化)
  • 要求段階:省力化・デジタル化・AI投資補助金、売上高10億円宣言の原則要件化

前身の事業再構築補助金は、1件の中央値が約1,865万円だった

新しい補助金の前身である事業再構築補助金は、件数の多い制度でした。当サイトが収録する gBizINFO の交付記録(2026-08-06取得)では、制度名に「事業再構築」を含む記録が38,506件あります。

1件あたりの額は、中央値で約1,865万円です。基金・団体あての3件を除く事業者あての38,503件で計算すると、平均は約2,381万円でした(当サイトで計算)。

新事業進出枠の上限(従業員数に応じ2,500万〜7,000万円)と比べる目安になります。ただし制度・時期・審査の基準が違うため、新しい補助金で同じ額が出るとは限りません。

交付記録の公開には時間差があり、当サイトの収録では2025年以降の記録はまだ少数です。

制度名に「事業再構築」を含む交付記録(gBizINFO、2026-08-06取得)
項目値
記録の件数38,506件
交付を受けた法人38,376法人
事業者あて(基金・団体あて3件を除く)の件数38,503件
事業者あての交付決定額の合計約9,168億円
1件の中央値/平均約1,865万円/約2,381万円

制度名の部分一致で数えた値で、当サイトで集計。

新事業進出枠の補助上限は従業員数で決まり、21〜50人なら4,000万円

新事業進出枠の補助上限は、従業員数で決まります。補助率は1/2(最低賃金の特例に当てはまる場合は2/3)、補助下限は750万円です。

補助額は「補助対象経費×補助率」と「上限額」の小さい方です。

下の表は仮の条件で計算した例です。実際にどの経費が対象になるかは審査で決まり、経費の区分ごとの上限もあります。

従業員1〜20人従業員1〜20人 2,500万円2,500万円21〜50人21〜50人 4,000万円4,000万円51〜100人51〜100人 5,500万円5,500万円101人以上101人以上 7,000万円7,000万円
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 新事業進出枠の補助上限額(基本、従業員数別)。新事業進出枠の基本の補助上限額は、従業員1〜20人の2,500万円から101人以上の7,000万円まで、従業員数が多いほど高くなります。出典:中小機構 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 事務局サイト(2026年10月14日確認)。賃上げ特例適用時は3,000万〜9,000万円
計算例:仮の条件(従業員30人・新事業進出枠・補助率1/2・賃上げ特例なし。上限は4,000万円)
補助対象経費(仮)経費×1/2上限補助額
6,000万円3,000万円4,000万円3,000万円
1億円5,000万円4,000万円4,000万円(上限で止まる)
1億円(賃上げ特例を適用した場合)5,000万円5,000万円5,000万円

上限は中小機構の事務局サイトの表による(21〜50人:基本4,000万円・賃上げ特例5,000万円)。2026-10-14確認。 賃上げ特例を使うには、計画最終年度の1人当たり給与支給総額の年平均成長率+6.0%以上、事業場内最低賃金が毎年地域別+50円以上の追加要件があり、特例の目標に届かないと、引上げ分の全額返還に加え、基本要件も未達として扱われ、基本要件の部分も未達の割合に応じて返還を求められます(公募要領15頁)。

給与の要件は毎年ではなく、計画最終年度の年平均成長率で判定される

給与の要件は、毎年ではなく計画の最終年度で判定されます。

補助事業が終わってから3〜5年の計画で、1人当たり給与支給総額の年平均成長率3.5%以上、付加価値額の年平均成長率4.0%以上を目標にします。比べる基準は、補助事業の実施期間が終わる時点を含む事業年度(基準年度)の値で、申請した年の値ではありません。

最終年度の値を基準年度と比べ、年平均成長率(複利で計算)が目標に届いたかを見ます(公募要領11〜12頁)。途中の年に伸びが鈍っても、最終年度で届いていれば要件を満たします。

届かなかった場合は、原則として「補助金交付額×(1−実績の年平均成長率÷目標値)」の返還を求められます。実績がゼロかマイナスなら全額です。

ただし、付加価値額が増えておらず、かつ会社全体で計画期間の過半数の年が営業赤字の場合や、天災など事業者の責めによらない理由がある場合は、この一部返還は求められません(公募要領12頁)。

毎年判定されるのは最低賃金のほうです。事業場内の最低賃金が地域別最低賃金より30円以上高いかを毎年確かめ、届かない年は交付額を計画年数で割った額の返還を求められます(同様の例外あり)。地域別最低賃金引上げ特例を使う事業者は、この30円の要件が除かれます(公募要領12〜13・16頁)。

仮の条件で、最終年度に必要な水準を計算すると次のとおりです。

400420440460480基準年度基準年度+1年基準年度+2年基準年度+3年基準年度+4年基準年度+5年基準年度 400万円基準年度+1年 414万円基準年度+2年 428.5万円基準年度+3年 443.5万円基準年度+4年 459万円基準年度+5年 475.1万円
1人当たり給与支給総額が年平均3.5%で伸びた場合の推移(仮の条件:基準年度400万円)(単位:万円)。基準年度に400万円の1人当たり給与支給総額は、年平均3.5%の伸びで3年後に約443.5万円、5年後に約475.1万円になります(当サイトで計算)。出典:新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 公募要領(第1回)の年平均3.5%以上の要件をもとに当サイトで計算(2026年10月)
計算例:仮の条件(基準年度の1人当たり給与支給総額400万円、付加価値額1億円)で、最終年度に必要な水準
項目式最終年度が基準年度の3年後なら最終年度が基準年度の5年後なら
1人当たり給与支給総額(年平均+3.5%)400万円×1.035^(基準年度からの年数)約443.5万円約475.1万円
付加価値額(年平均+4.0%)1億円×1.04^(基準年度からの年数)約1億1,249万円約1億2,167万円

当サイトで計算。判定は最終年度の値と基準年度の値から求める年平均成長率で行い、途中の年は判定しません。給与支給総額の範囲・付加価値額の計算式(営業利益+人件費+減価償却費)・対象となる従業員・成長率の計算式の細部は公募要領で確かめてください。

補助金を使うなら、設備の見積もりより先に賃上げの計画が要る

2026年の補助金は、名前が変わっただけではありません。

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金は計画最終年度の給与と付加価値の伸びを、デジタル化・AI導入補助金は第7次公募回から給与の向上を、それぞれ申請の要件にしています。10月9日の会議も、効果を検証できるかを補助金の着眼点に挙げました。

補助金を検討する会社は、設備の見積もりより先に、基準年度から計画最終年度までの給与と最低賃金の計画を立てる必要があります。

令和9年度の新しい補助金は、年末に政府の予算案が決まり、国会で予算が成立したあとに、事務局が公募要領で名前・上限・要件・公募時期を示します。中身が固まるのを待つ間に、自社の給与の実績と見通しを経理の担当者と出しておくことが準備になります。

確かめること

  1. 経理の担当者と、直近の決算期の「1人当たり給与支給総額」と事業場内の最低賃金を出し、基準年度(補助事業が終わる時点を含む事業年度)から計画最終年度までに給与を年平均3.5%以上伸ばせるか、事業場内最低賃金を毎年地域別+30円以上に保てるか(地域別最低賃金引上げ特例を使う場合はこの要件を除く)を試算する。
  2. 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金を検討するなら、中小機構の事務局サイトで最新の公募要領と、第1回公募の締切(10月30日18時)を確かめる。
  3. デジタル化・AI導入補助金を検討するなら、事務局サイトの「第7次公募回以降における制度変更のお知らせ」と第7回以降の公募要領で、給与に関する追加の要件を確かめる。
  4. 自社が過去にどの補助金を受けたかを、手元の交付決定通知と gBizINFO(法人番号で検索)で確かめておく。
  5. 設備投資の計画を、取引のある金融機関の担当者に早めに見せ、融資と組み合わせられるか相談する。
  6. 制度の選び方や要件の読み方で迷ったら、商工会・商工会議所・よろず支援拠点など公的な相談窓口に確かめる。

よくある質問

IT導入補助金はなくなったのですか?
なくなったのではなく、令和7年度補正予算の事業から「デジタル化・AI導入補助金」に名前が変わりました。第7次公募回からは、1人当たり給与支給総額の向上に関する申請要件が加わっています。最新の要件は事務局の公募要領で確かめてください。
事業再構築補助金はもう申請できないのですか?
事業再構築補助金の基金は令和7年に再編され、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金と省力化投資補助金などの財源になっています。中小機構の新事業進出補助金サイトは公募終了とし、新規の受付は「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」へ案内しています(2026-10-14確認)。
令和9年度(2027年度)の新しい補助金はいつ公募されますか?
まだ決まっていません。「省力化・デジタル化・AI投資補助金」などは8月末の概算要求に入った段階です。年末に政府の予算案が決まり、国会で予算が成立したあとに、事務局が公募要領で名前・上限・要件・公募時期を示します。公募の時期や要件は、その公募要領で確かめてください。
補助金の見直しで、いま使っている補助金が打ち切られることはありますか?
10月9日の会議は、効果の検証や重複の排除を着眼点に、令和9年度の予算編成で事業を精査するとしています。個別の補助金がどうなるかは、年末の予算案と各事務局の発表を確かめる必要があります。
賃上げの目標に届かないとどうなりますか?
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金では、給与は計画最終年度の年平均成長率で判定し、目標に届かなければ原則として未達の度合いに応じた返還を求められます。ただし、付加価値額が増えておらず計画期間の過半数の年が営業赤字の場合や、天災など事業者の責めによらない場合は、この一部返還は求められません(公募要領12頁)。最低賃金の要件は毎年判定です。賃上げ特例で上限を引き上げた分は、特例の要件を1つでも満たせないと全額の返還です。その場合は基本要件も未達として扱われ、基本要件の部分も未達の割合に応じて返還を求められます(公募要領15頁)。

読むときの注意

  • 令和9年度の補助金は概算要求の段階で、名前・金額・要件は予算編成で変わることがあります。
  • 上限額・要件は2026-10-14時点の事務局サイトの記載です。申請の前に最新の公募要領で確かめてください。
  • このページは公表資料の整理で、個別の投資・購入・借り入れ・申請の助言ではありません。

出典