Claude Code MCP接続ガイド|自社DB・SaaSをClaudeに繋ぐ
MCPは、自社のデータベースやSaaSをClaudeから扱える「ツール」として接続するための仕組みです。Radineerでは自社の広告分析DBをMCPサーバー化し、Claudeから直接検索・集計しています。本ガイドではstdio型とリモート型の違い、接続の流れ、認証とセキュリティの注意点をまとめます。
Radineer 編集部 ・ 自社の Claude Code 本番運用に基づく解説(2026 年 5 月時点)
MCP(Model Context Protocol)とは、外部のデータベースやSaaSをClaudeから呼び出せる「ツール」として接続するための共通の仕組みです。MCPサーバーが検索・集計・詳細取得といった機能を公開し、Claudeはそれらを使って自社データに直接アクセスできます。
MCPとは何か
MCPは、Claudeと外部システムをつなぐための共通インターフェースです。MCPサーバー側が「使える操作(ツール)」を公開し、Claudeはそのツールを呼び出して、検索や集計、詳細の取得といった処理を実行します。
これにより、データをコピーしてプロンプトに貼り付けるのではなく、Claudeが必要に応じて自社システムへ直接問い合わせる構成が作れます。最新のデータをその場で参照させたい用途に向きます。
stdio型とリモート型の比較
MCPサーバーへの接続方式には、標準入出力(stdio)型とリモート型があります。それぞれの特徴を整理します。
| 観点 | stdio型(標準入出力) | リモート型 |
|---|---|---|
| 接続形態 | ローカルでプロセスを起動し標準入出力で通信 | ネットワーク越しにサーバーへ接続 |
| データの所在 | 手元のマシン/ローカル環境に閉じやすい | 接続先サーバー側に置く |
| 向く用途 | ローカルツール、手元のデータ処理 | 社内ネットワークで共有するデータ基盤など |
| 注意点 | 実行環境ごとにセットアップが要る | 認証・到達経路の設計が要る |
自社DBをMCP化する流れ
自社DBをClaudeから使えるようにする基本の流れは、(1)公開したい操作をツールとして定義する、(2)それをMCPサーバーとして実装する、(3)Claude Code側に接続設定を行う、という順序です。
重要なのは、DB全体を無制限に開けるのではなく、「検索」「集計」「詳細取得」といった必要な操作だけをツールとして公開することです。公開する操作を絞ることで、安全性と使い勝手の両方を確保できます。
- 公開する操作(検索・集計・詳細取得など)をツールとして定義する
- それらを提供するMCPサーバーを実装する
- Claude Code側に接続方式(stdio型かリモート型か)と設定を登録する
- 認証情報や接続先を、社内に閉じる形で安全に管理する
実例: 広告DBをMCP接続する
Radineerでは、自社の広告分析DB(数万件規模の広告データ)をMCPサーバー化し、Claudeから直接検索・集計・詳細取得を行えるようにしています。広告の検索、ダッシュボード的な集計、個別広告の詳細取得などをツールとして公開しています。
これにより、データを書き出して貼り付ける手間なく、「条件に合う広告を探す」「集計して傾向を見る」といった分析を、Claudeとの対話の中でそのまま実行できます。
SaaS連携
MCPはDBだけでなくSaaSにも使えます。RadineerではGmail、Googleカレンダー、Google DriveをMCP連携し、メール・予定・ドキュメントをClaudeから扱える状態にしています。
SaaS連携では、それぞれのサービスの認証を通したうえで、必要な操作だけを使えるようにします。日々使うツール群をClaudeから横断的に扱えるようになるのが利点です。
認証とセキュリティの落とし穴
最大の注意点は、認証情報と社内データの扱いです。MCPサーバーは自社システムへの入り口になるため、接続先や認証情報を安全に管理し、必要な操作だけを公開することが前提になります。
社内データを扱う場合は、構成を社内ネットワークやオンプレに閉じるなど、データが外に漏れない形を選ぶのが安全です。「便利だから何でも繋ぐ」のではなく、公開範囲と到達経路を最小限に絞ることが、安全な運用の出発点になります。
よくある質問
MCPとは何ですか?
MCP(Model Context Protocol)は、外部のデータベースやSaaSをClaudeから呼び出せる「ツール」として接続する共通の仕組みです。MCPサーバーが検索・集計・詳細取得などの機能を公開し、Claudeはそれを使って自社データに直接アクセスできます。
stdio型とリモート型はどう違いますか?
stdio型はローカルでプロセスを起動し標準入出力で通信する方式で、手元の環境に閉じやすいのが特徴です。リモート型はネットワーク越しにサーバーへ接続する方式で、社内で共有するデータ基盤などに向きます。用途とデータの所在で使い分けます。
自社のデータベースをClaudeから検索できますか?
できます。Radineerは自社の広告分析DB(数万件規模の広告データ)をMCPサーバー化し、Claudeから直接検索・集計・詳細取得を行っています。DB全体を開くのではなく、必要な操作だけをツールとして公開するのが安全な作り方です。
MCP接続のセキュリティで気をつけることは?
認証情報と社内データの扱いです。接続先や認証情報を安全に管理し、公開する操作を必要最小限に絞ってください。社内データを扱う場合は、構成を社内ネットワークやオンプレに閉じるなど、データが外部に漏れない形を選ぶのが安全です。