プロミス以外の消費者金融会社でもそうですが、キャッシングする時には返済のことも考えて借り入れをしなければなりません。
遅延すればそれだけ遅延損害金や利息も増えますし、最悪の場合には一括返済を求められる場合もあります。
そんな事態に陥らないように、プロミスでは何種類もの返済方法を用意しています。
プロミスの返済方法を知り、賢く利用するのがキャッシングのコツと言えましょう。
プロミスの返済サイクル
約定返済
プロミスの返済方法には約定返済と随時返済の2種類があります。
約定返済とは「残高スライド元利定額返済方式」といい、毎月決まった日に、決まった金額または請求された金額を返済するという方法です。
返済日は5日・15日・25日・末日の中から自分の給料日に合わせて決めることができます。
但し、プロミスの場合は初回返済日が借り入れの日時とリンクして決められているので、ちょっとわかりづらいのですが説明します。
・毎月5日が返済期日の場合、 借り入れ日が1日~19日→翌月5日が初回返済日 20日~末日→翌々月の5日が初回返済日
・毎月15日が返済期日の場合 借り入れが1日~末日→翌月15日が初回返済日
・毎月25日が返済期日の場合 借り入れが1日~9日→同月の25日が初回返済日 10日~末日→翌月の25日が初回返済日
・毎月末日が返済期日の場合 1日~14日→同月の末日が初回返済日 15日~末日→翌月の末日が初回返済日
このように、借り入れた日にちによっては借り入れの月内に初回返済期日が来てしまうので、借り入れるタイミングに注意が必要です。
また、消費者金融会社やリース会社でもそうですが、プロミスでも返済期日に予定通りの入金がなかった場合、遅延損害金が発生します。
プロミスの遅延損害金は「借入残高 × 0.2 ÷ 365 × 延滞日数」ですから、借り入れ残高が仮に10万円とすると1日あたり50円ほどとなります。
これが日を追うごとに加算されますので、返済額が膨らんでしまいます。
ですから、返済期日は厳守することが借り入れ金完済の肝なのです。
随時返済
プロミスの返済方法のもう一つは随時返済です。随時返済には「一部返済」と「一括返済(全額返済)」の2種類があります。
約定返済では残高スライド元利定額返済方式で、毎月決まった金額を返済しますが、随時返済では毎月の最低返済金額を上回る金額を返済するという方法になります。
「一部返済」では、臨時収入やボーナスが入った時などに自分の都合で、最低返済額よりも多く返済する形です。
プロミスではこの一部返済に面倒な手続きは不要ですし、銀行などで繰り上げ返済の時にかかるような手数料も無料であり、さらに回数に制限もありません。
但し、「一部返済」によって最低返済金額でいうと2回分を1回で支払ったとしても、翌月の返済期日には最低返済金額をまた返済する義務があります。
2回分払ったからといって、1回休みというわけにはいきませんから注意しましょう。
ローンなどでいう繰り上げ返済と同じですから、それだけ利息も減りますし、あとの支払いも楽になってきますのでプロミスで借り入れて返済していくのであれば、この随時返済の「一部返済」を上手く利用していくのが賢明です。
もうひとつ「一括返済(全額返済)」については文字通り、一括で全額を完済するという支払い方法です。
「一括返済」の場合の利息の計算方法はお借入金額×借入利率÷365×利用日数です。
借り入れた日数での日割り計算となりますので、返済するお金ができたら、なるべく早く一括で返済するのがベストです。
早く返済すればするほど利息は安いのですから。
プロミスの返済額
残高スライド元利定額返済方式とは?
プロミスの残高スライド元利定額返済方式について説明します。 これは借り入れの残高によって返済する金額が変更される方式です。
一度プロミスで借り入れて、毎月毎月返済していたところで、急な出費があり、やむなくプロミスに追加で融資をお願いしたとします。
月々例えば1000円を返済していたとしても、翌月からは1500円に最低返済額が変更されます。 同様に返済期日に最低返済額が返済できなかったとします。
そうすると遅延損害金が発生しますが、次の返済期日に返済するにはその遅延損害金を含めた金額が最低返済額に変更されます。
追加融資や延滞・遅延といったことがなければ、1度の借り入れによる元金と利息に関わる毎月の最低返済金額に定額となりますが、事情によって、借り入れ残高が変われば返済金額も変わるというのが、この残高スライド元利定額返済方式なのです。
例えば5万円借り入れて2000円が最低返済額で返済を始めたとします。 1万円返済したところで10万円を追加で借り入れると、借り入れ残高は14万円となりますので返済額は翌月から6000円となります。
翌月9万円を随時返済で返済したとすれば残高は5万円となりますので、返済金額はまた2000円になります。
プロミスから借り入れている残高で最低返済額が変動することは覚えておいた方が良いでしょう。
インターネットバンキングで返済
プロミスでは返済方法がいろいろ選ぶことができます。 一番手軽にできるのがインターネットバンキングで返済する方法です。
インターネットが繋がればパソコン・スマートフォンからも返済が可能です。 まずは会員サービスにログインし、インターネット返済を選択します。
インターネットバンキングでの返済なら手数料が無料なのも魅力です。
土日でも、金融機関営業時間外でも、365日24時間いつでも瞬時に処理がおこなわれます。
月末は金融機関も混み合いますし、振込手数料も値段があがってきています。
仕事が忙しかったり、小さい子供がいたり、年配者が家にいて外出がままならない日でも、家にいながら時間を気にせず返済できるので便利です。
利用できるインターネットバンキングは三井住友銀行・三菱UFJ銀行・ジャパンネット銀行・みずほ銀行・楽天銀行です。
これらの金融機関に口座を持っていてさらにインターネットバンキングの手続きが済んでいればいつでも利用できます。
ATMで返済
プロミスでの返済はプロミスの店舗のATMでの返済のほか、提携しているATMからの返済・スマホATMでの返済が可能です。 プロミスの店舗ATMでの返済は土日でも可能ですし、振り込み手数料は無料です。
お近くにプロミスの無人店舗があればオススメです。 プロミスと提携しているATMでの返済では、三井住友銀行のATM以外では利用手数料がかかります。
提携ATMがあるのはゆうちょ銀行・ローソン銀行・セブン銀行・Eネット加盟のコンビニ店です。
そのほか、三菱UFJ銀行や西日本シティ銀行・横浜銀行・東京スター銀行・第三銀行・福岡銀行・熊本銀行も提携しています。
スマホATMはセブン銀行のATMでプロミスカードを使わなくても、スマホだけで返済することができます。
まず、アプリでセブン銀行のATMに表示されるQRコードを読み込んでアプリをダウンロードします。
アプリに表示される「スマホATM取引」をクリックすると、企業番号とワンタイム暗証番号が表示されます。
これをセブン銀行のATMに入力操作することで、24時間365日、いつでも思い立った時に返済が可能です。
コンビニのマルチメディアステーション
プロミスの返済はローソンのLoppiとミニストップのLoppi・ファミリーマートのFamiポートからも行えます。
まず、Famiポートでの返済方法を説明します。
1.プロミスカードを持参し、Famiポートの画面ガイダンスに従い「金融サービス借入金のご返済」を選択します。
2.「プロミス」を選択します。
3.Famiポートにカードを挿入します。
4.暗証番号・返済金額を入力し、お取引内容の画面を確認します。
5.Famiポートより発券される「申込券」を受け取り、30分以内にレジで支払います。
6.お客様控えを受け取り終了です。
次に、Loppiでの返済方法を説明します。
1.プロミスカードを持参し、「各種サービスメニュー」を選択します。
2.「各種代金・料金お支払い・クレジット等のお支払い」を選択します。
3.「カードローン・キャッシングのご返済」を選択します。
4.「プロミス」を選択します。
5.「休止時間のご案内」画面でカードリーダーへカードを通します。
6.暗証番号及び返済金額を入力します。
7.入力された取引画面を確認し、Loppiから発券される「各種収納代行申込券」を持って30分以内にレジで支払います。
8.お客様控えを受け取り終了です。
このFamiポート・Loppiを利用すると返済手数料が無料となりますし、操作も簡単なので近くにローソン・ミニストップ・ファミリーマートがあれば気軽に返済できます。
振込
プロミスでは銀行振込でも返済することができます。
銀行振込をしたい場合は、まずプロミスの振込先口座を確認しなければなりません。
振込先口座については、インターネットでログインして会員サービスで確認する方法と、プロミスコール(0120-24-0365)へ電話して教えてもらう方法があります。
オススメはインターネットでの確認です。 電話だとどうしても口座番号などの聞き間違いが発生しがちですので、電話の場合はより注意が必要です。
プロミスの振込先口座がわかったら、最寄りのATMで振り込みます。
ただし、振込手数料は利用者の負担となりますので、お金は多めに用意していくことをお勧めします。
銀行振込で返済する時、注意したいのは金融機関の休業日や、営業時間外に振込をすると翌営業日の払い込み扱いになってしまうことです。
余裕を持って振込しましょう。
プロミスの返済期日に遅れそうな場合
もしも、返済期日に遅れそうな場合にはどうしたら良いでしょう。 その場合には、必ず期日前にプロミスコール(0120-24-0365)に電話で相談しましょう。
相談すれば、その月だけ返済額を利息のみまで下げてくれる可能性があります。
これだけでも返済すれば遅延にならず、遅延損害金を払う必要はなくなります。
ただし、プロミスコールで電話対応してもらえる時間は、平日9:00~18:00ですから、この時間内に必ず電話しましょう。
返済するお金は用意してあるけれども、うっかりして夜になってしまい、近くにコンビニもないという場合にも、プロミスコールに電話しましょう。
24時間対応の自動音声応答になっているので、夜間でも「お支払い変更に関して」を番号で選択し、「ご返済に関するご相談」からプロミスカードの番号を入力し、支払日を入力すれば返済日を遅らせることはできます。 この場合も遅延損害金は発生します。
まとめ
プロミスはSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が手掛けていますので、法律順守の有料企業ですから、万がいち返済が遅延しても闇金のような荒っぽい取り立てはありません。
それでも多種多様な返済方法を用意してくれているのですから、プロミス利用者はそれを賢く利用して返済義務を果たしていかなくてはなりません。
もちろん、返済が遅れれば遅延損害金は1日毎に加算されますし、個人信用情報機関に延滞の記録は残ります。
借り入れ時には返済のことも考慮し計画的にキャッシングすることが肝要です。
コメント