沢山の借金を抱えている方の中には
『いろんな会社からお金を借り過ぎて、どこからいくら借りたのか全然分からないよ…』
という方も多いのではないでしょうか?
そんな方たちにオススメなのが『おまとめローン』です。
しかし、多重債務者であるがゆえに『審査の甘いおまとめローンじゃないと…』と考えて探している方も多いはずです。
では、実際におまとめローンにおける審査はどのくらい厳しいのでしょうか?
この記事では、審査の甘いおまとめローンが存在するのか、について見ていきましょう。
審査の甘いおまとめローンはない!
結論からいうと、審査の甘いおまとめローンは存在しません。
そもそも、おまとめローンは複数社の借入金を一括で返済するお金を借りるので、かなり高額な融資になります。
ですから、通常のカードローンやキャッシングに比べて利用者が返済できなくなるリスクが非常に高い商品なのです。
こうした理由から、おまとめローンは『確実に』返済してくれる方にしか利用できず、審査は比較的厳しくなっています。
もちろん『絶対に借りられない』わけではありませんが、ネットで見るような『審査が甘い』『必ず借りられる』おまとめローンが存在しないことは事実です。
銀行のおまとめローンも審査は甘くない…?
おまとめローンの利用を検討している方の中には
『消費者金融のおまとめローンよりも金利の低い銀行のおまとめローンを利用したい!』
と考えている方も多いかもしれません。
しかし、審査が通りやすいおまとめローンを探しているのなら、銀行の実施するおまとめローンはオススメできません。
なぜなら、金利の低い銀行のおまとめローンの場合、消費者金融よりも厳格に利用者の返済能力を審査しているからです。
なので、多重債務者の方を救済してくれるはずのおまとめローンであっても、銀行の場合にはあまりにも多くの借入件数や借入額を有する方は審査に落ちやすくなっています。
銀行のおまとめローンは低金利で負担が少ないですが、審査が甘いわけではないことは覚えておきましょう。
おまとめローンの審査での注意点は?
おまとめローンの審査を受けるにあたって、気を付けなければならない点がいくつかあります。
その注意点とは
の3つとなります。
これらの注意点を知らないで審査を受けてしまうと、簡単におまとめローンの審査に落ちてしまう可能性があります。
過去の返済状況や滞納
審査を行う際に、利用者が過去に返済の滞納などの金融事故を起こしていないかを信用会社などに問い合わせます。
分かりやすく言えば、金融ブラックリストに載っているような人間ではないかを調べているのです。
ちなみに、この場合の『滞納』にはクレジットカードや携帯端末代金の支払いも含まれますので、注意してくださいね。
現在の借り入れ額
おまとめローンへの申込みであったとしても、現在の借入額は審査の対象となります。
確かに、おまとめローンは総量規制(借入を年収の1/3までに制限)の対象外となっています。
しかし、あまりにも他社での借入額や借入件数が多い場合には、審査に通過しづらくなる可能性があります。
現職の勤続年数と年収
当然ですが、現在の年収が高ければ高いほど審査には有利になります。
また、勤続年数も長ければ長いほど審査には有利に働きます。
なぜなら、同じ職場で長く働けることが証明できれば、『継続した収入が得られる』と判断されるからです。
逆に、勤続年数が短い場合には『継続的に収入を得られないのでは?』と返済能力を疑問視されてしまいます。
審査に通りやすいおまとめローンとは?
確かに、『審査が甘い』『確実に借りられる』おまとめローンは存在しません。
ただ、『審査に通過しやすい』おまとめローンは存在します。
審査に通過しやすいおまとめローンを見つけるポイントは
- 現在借りている金融機関を利用する
- 金利の高いおまとめローンを利用する
- 非営利の金融機関を利用する
- 銀行の不動産ローンを検討する
の4つとなります。
特に、『金利の高いおまとめローン』では、審査が通りやすい傾向にあります。
現在借りている金融機関を利用する
まず、審査に通りやすいおまとめローンを探している方は、現在お金を借りている金融機関に借金の一本化を相談してみましょう。
今までの返済実績がある金融機関であれば、審査担当者も利用者の返済能力を評価しやすいからです。
逆に、新しい金融機関でおまとめローンを申し込んでしまうと、過去の返済実績が存在しませんので審査担当者に返済能力を疑われてしまいます。
返済能力さえ評価してもらえれば、利用限度額の増額などによって借金の一本化ができる可能性があります。
まずは、返済の延滞などを起こしていない借入先に借金の一本化を相談してみましょう。
金利の高いおまとめローンを利用する
おまとめローンにおいて『金利の高さ』が審査の厳しさの基準の一つになります。
なぜなら、先ほども述べた通り、低金利でお金を貸した方が貸し倒れた場合の損失が大きくなるので、借入れの審査は厳しくなる傾向にあります。
ですので、審査に通りやすいおまとめローンを探す際には、なるべく金利の高い金融機関を選ぶようにしましょう。
【銀行のおまとめローン】
金融機関 | 金利(実質年率) |
東京スター銀行 | 12.5% |
楽天銀行 | 1.9%~14.5% |
【消費者金融のおまとめローン】
金融機関 | 金利(実質年利) |
アコム | 7.7%~18.0% |
プロミス | 6.3%~17.8% |
アイフル | 3.0%~17.5% |
単純に金利を比較した場合、銀行のおまとめローンよりも消費者金融のおまとめローンの方が金利は高く設定されています。
つまり、消費者金融のおまとめローンは銀行のおまとめローンに比べて審査に通過しやすい傾向にあると言えます。
ただし、金利や返済額が大きくなり過ぎて現在の負担を軽減できなければ意味がありませんので、注意が必要です。
非営利の金融機関を利用する
審査に通過しやすいおまとめローンとして、非営利の金融機関である労働金庫(労金(ろうきん))が実施するおまとめローンがあります。
営利を目的としていない労働金庫であれば、銀行や消費者金融とは異なる基準での審査を行っており、通過する可能性があるからです。
労働金庫 | 金利 |
東北労働金庫 | 6.425% or 8.375% |
中国労働金庫 | 2.50%~5.00% |
北陸労働金庫 | 6.50%(10年以内) |
新潟労働金庫 | 6.3%(変動金利) |
四国労働金庫 | 変動金利(下限金利5.1%) |
労働金庫のおまとめローンは、銀行や消費者金融と比較しても金利が低く設定されており、月々の返済負担が軽くなっていきます。
ただ、労働金庫のおまとめローンの審査は『甘い』わけではなく、あくまで銀行や消費者金融と審査の基準が『異なる』だけです。
労働金庫のおまとめローンにも独自の申込み条件や審査基準がありますので、しっかりと確認してから申し込むようにしましょう。
銀行の不動産ローンを検討する
審査に通りやすいおまとめローンを利用する場合、銀行の不動産担保ローンもその手段の一つとなります。
なぜなら、不動産担保ローンであれば、収入や雇用形態に不安のある方でも審査に通過しやすい傾向にあるからです。
借金の一本化を認めている不動産担保ローンには以下のものがあります。
金融機関 | 金利 |
楽天銀行 | 2.85%~9.45% (5年毎見直しの固定金利) |
東京スター銀行 | 0.85%~8.35%(変動金利) |
中央労働金庫 | 2.400%~3.100% |
出光クレジット | 2.6%~9.8% |
京葉銀行 | 1.20%~3.90%(変動金利) |
不動産担保ローンであれば、返済能力の審査において『不動産の担保』が加えられるので、収入や雇用形態、他社での借入において不安のある方でも評価されやすくなります。
審査に通りやすいおまとめローンを探している方の中で担保になる不動産を有している方は、不動産担保ローンで借入金をまとめることも検討してみてはいかがでしょうか?
利用NGの審査の甘いおまとめローン
『審査の甘いおまとめローン』を探していると、ネットなどには『審査激甘』『誰でも審査に通過する』などのうたい文句で宣伝している金融機関が存在します。
しかし、こうした金融機関は絶対に利用してはいけません。
先ほども述べた通り、『誰でも審査に通過する』おまとめローンは存在しませんので、その金融機関は確実に悪徳業者や闇金融のおまとめローンのはずです。
悪徳業者や闇金融のおまとめローンで審査に通過したとしても、実際には法外な金利や手数料、悪質な取り立てなどに遭い、現在よりも間違いなく負担が重くなります。
ネットの口コミの中には、
といった被害報告が散見します。
また、現在ではTwitterなどのSNSでも闇金融の勧誘が数多く見られますので、SNSでお金を借りる行為も非常に危険だと言えます。
審査に通過しやすいおまとめローンを探す際には、銀行もしくは正式な登録を済ませた貸金業者を利用しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
複数社からの借入に悩む多重債務者の方であれば、是非とも利用したい『おまとめローン』。
しかし、『審査の甘い』おまとめローンは存在しません。
少しでも審査に通過しやすいおまとめローンに申し込みたいのであれば
- 現在借りている金融機関のおまとめローンを利用する
- 金利の高いおまとめローンを利用する
- 非営利の金融機関を利用する
- 銀行の不動産ローンを検討する
という4つのポイントに気を付けて審査に臨まなければなりません。
特に『金利の高いおまとめローンを利用する』のは非常に有効な手段であり、『アコム』や『プロミス』などの消費者金融のカードローンがそれに当たります。
是非、消費者金融のおまとめローンを利用して、複数社からの借金を一本化してくださいね!
アコム
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プロミス
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